社長が贈り続けた社員への手紙: フードビジネスの革命児が書いた人生に勇気が湧くメッセージ

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
3.57
  • (10)
  • (3)
  • (22)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806111085

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『青年社長』のモデルとなった著者だが、その著者の言葉が思いを込めて
    伝わってくる。
    以下、本より抜粋。
    ◆人はどうせ死ぬ。一回きりの人生を豊かにするもの、それは人と人との出会いに違いない。
    ◆人間はこの地球上に、人間性を高めるため、その生命体を磨き上げるために生まれてきたと、私は信じている。
    ◆自分がやらずして、誰がやる。仕事は気づいた人間がやるのが基本だ。
    ◆異常であれ。自分自身に誇りをもち、この生を全うするために。
    ◆強い会社とは、問題発見者が問題解決者になっている会社です。会社で起こるすべてのことに対して、ひとごとと考えずに自分ごとと考え、「だからどうする」の正しい答を、それぞれもっている会社が強い会社なのです。
    ◆本気で全員が思い、行動しなくては、ワタミはただの普通の会社になり下がってしまう。
    ◆「...べきだ」という意思は継続力が強くありません。「...でありたい」という欲求から生まれた想像力は、意思以上に力を発揮します。

  • 素晴らしい。自分にとって渡邉社長はお手本。
    お会いして直接お話を聞いてみたいと思わせる人物。
    目標設定の大切さを教えてくれる。
    自分にとっての夢は?

  • (レビューとはあんまり関係ないけど)
    私がワタミの各セミナーに行き続ける理由。
    それは、社長が人徳者だから。
    尊敬する人ベスト3に入る。ていうか1位かな?
    渡邉さんみたいな人になりたい。
    かなりの勢いで尊敬してます。

    --

    レビューとしては、ほんとに
    「当たり前を当たり前にすることの難しさ」
    がわかるかな、と。

    各店舗の問題点も、当たり前のことを
    当たり前にできていないがための問題で。

    でもそれを正していくのも社長の役割。

    トップはいつでも自分に対して厳しくなければ
    ならないし、逆にそれができない人はトップに
    立つべきではないのだな、と思い知らされました。

    「これは理想論だ」という意見もありそうな感じですが
    代表って、理想を語れるから代表なんだと思います。
    そういう情熱のある人じゃないと組織運営って
    やってけないな、と。

    あとはー…
    かなり「抽出」した本だなーっていう印象です。
    これを書くにあたってずいぶん苦労したんだなと思います。
    すごく勇気を与えられる本だと思います。
    五つ星よりか星10個くらいつけたいです。

    個人的な趣味でいうと、
    「松下幸之助の哲学」とあわせて読むと尚良いかと。

  • 渡邉美樹社長は好きだが うちの近くの和民もあまり接客がよくない。
    いろいろ居酒屋にもいくが 社長のポリシーが浸透していないように感じる。
    この中の事例のようなことが頻繁にあるのではないだろうか?
    頑張ってほしい。

  • 著者はワタミフードサービスの渡邉美樹氏。
    創業当時から月二通ずつ全社員に送りつづけたメッセージの中から外に出せるものが掲載されています。
    ワタミで起きた不祥事やクレーム,不手際も赤裸々に記されています。
    そして,それに対する社長のメッセージが語られます。

    普通,お店の不祥事は社員にも隠されて,オープンにはならないものですが,渡邉社長はあえてそれをオープンにして,問題点を共有して,他の店でも同じようなことが起こらないようにメッセージを一人一人に親身になって語っています。

    あるときには,社長が謝っています。
    悩む姿も見せています。
    社長のありのままの姿は社員の信頼を得るはずなんです。

    特に印象に残ったのは「社訓」という項目。
    自分に子どもができたというのでつくったのが「父と子の約束事/五箇条」でした。
    1.約束を守れ,嘘はつくな
    2.愚痴,陰口を言うな
    3.笑顔で元気よく挨拶せよ
    4.他人の喜び,悲しみを共有せよ
    5.正しいと思い,決めたことは,あきらめずに最後までやり遂げよ

    そして,これがワタミの社訓のもとになっていると言うのです。
    なんとびっくりですね!
    社員を家族のように思う,渡邉美樹社長の思いがよく分かります。

    もうひとつ。
    税金を払うのは会社の責任ですが,初めて本社に来社した蒲田税務署の調査員が「とても真面目に税金を支払っているいる」会社の姿勢に感激して,和民蒲田店の常連になったという話にもびっくりしました。
    やるもんですね!

  • ワタミグループの社長である渡邉美樹さんが、創業当時から全社員に毎月2通ずつのメッセージを贈り続けたものを抜粋した本。本当に心に響くメッセージばかりです。経営者として人間として凄く尊敬できる人物だと思いました。人生のバイブルにしたい本です。

  • 社長が社員へ送り続けるメッセージ集シリーズ第一作!
    いかに考え、いかに行動するか?
    働く上で必要なマインドが育ちます。

  • 居食屋「和民」の社長であり創業者の渡辺美樹氏の著書です。

    創業時の思いやエピソードで構成され”熱い想い”や”夢の大切さが伝わってきます。
    何かを目指す社会人には特にお勧めです。

  • とにかく熱い本です。

  • 和民の社長が社員に贈り続けたメッセージ集。

    "自分がやらずして、誰がやる。仕事は気づいた人間がやるのが基本だ。「誰かがやってくれるだろう」などといった、腐った考え方を捨てよ。「誰かは自分だ」と思え。"
    "人の評価など問題ではない。自分が自分自身をいかに評価するかが問題であり、自分の人生を、自分自身が「かっこいい」と思えるかが問題だと思う。"
    "今まわりにある当たり前と思っていることをもう一度見直して、その当たり前の中にある「絶対的な素晴しいこと」見直さなければならないと思います。"

    など熱きメッセージが詰まっています。
    フードビジネスだけでなく、教育の世界や介護の世界にも活躍のフィールドを広げていっている筆者。そのエネルギーが詰まった一冊です。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ワタミ株式会社代表取締役会長兼社長
学校法人郁文館夢学園 理事長兼校長
元参議院議員

明治大学商学部卒。
ワタミグループ創業者。「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」という理念のもと、外食・宅食・農業・環境等の事業を展開し、「独自の6次産業モデル」を構築。実名企業小説「青年社長 上・下」「新青年社長 上・下」(高杉良著)の実在モデルでもある。
政府教育再生会議委員、神奈川県教育委員会教育委員などを歴任。教育者としての顔も持つ。

「公益財団法人School Aid Japan」代表理事としてカンボジア・ネパール・バングラデシュでの学校建設(333校)・孤児院運営を行う。「公益財団法人みんなの夢をかなえる会」代表理事として、実践経営塾「渡美塾」や「みんなの夢AWARD」を主宰し起業家を育成。「公益財団法人Save Earth Foundation」代表理事として、限りある自然資源を有効利用し持続可能な循環型社会づくりにも取り組む。

「2022年 『論語に学ぶ我が子の夢の叶え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡邉美樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×