農で起業する! ―脱サラ農業のススメ

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  • 築地書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806713012

感想・レビュー・書評

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  • 農薬とか専門的な話は読んでいて難しいと思った。妻は出来そうもないので、夫婦では無理。実家の田んぼの活用は別途考えたい。

  • 将来農家を目指している自分にとってはとても参考になる。
    自分でいろいろと工夫しながら作り上げていくのは楽しそうだ。


    予定とか予算とか仕事の概念はない。

    体の要求するままに起き、体の要求するままに働き、
    体の要求するままに休み、お互いに気の済むまで語る。
    食べられるのに十分な量を、やりたいように自然保護活動やボランティアを。
    自由気侭な山里の、自然と共存した生活。

    そんなものに憧れる今日この頃。

    トカイからはなれ、自然と、動物と、一つになる。

    満足を知らない人は、永久に幸せにはなれない。
    足るを知る。


    規模が小さくて、効率がよくて、悠々自適で週休四日
    そのためには、ビジネスプランをたてる、労働生産性や労働収益性n改善、経営戦略、ガイドライン、SOP、品質管理など、様々なことを考慮する必要がある。

    ポイントは過小施肥、必ず窒素などが途中で不足するように肥料設計をする。

    情報(処理)を有効活用すること(平均重量と収穫可能重量など)

    楽しい農業経営の極意は最適化(経営40%、マーケティング40%、ものづくり20%)

    チャレンジをする時は
    適地適期栽培
    虫や病気に侵されづらい品種の選択(流行品種は無視)
    歩留まり低下をそのまま天与として受け入れる
    その作物に生活を預けない

    Imagine what would happen to your room
    when you move away.
    Imagine if there is anything in the room
    you could take with you when you die.

  • 新規就農者の入門書。

  • 外資系メーカーの管理職から50歳で農業を始めた筆者による体験記。
    勘や経験に頼ってきた農業の世界に、ビジネスマンとして培ってきた
    データ収集、分析の手法を導入して、未経験者ながら収益の上がる
    農業を成功させている。
    盲目的な有機農法には反対している。

    [メモ]
    ・ポイントは「小規模、高効率、悠々自適で週休四日」
    ・データ分析とによる作業の修正→無駄を徹底して排除
     規模の拡大や収入増ではなく効率化をめざす。
    ・農協指導による有機農業、「土づくり」は無駄である。
     堆肥が多ければいいわけではない。
    ・補助金をもらわない事で経営は効率化する。→自分で意思決定するから
    ・ロット判定技術(品質検査技術の応用)で売り上げ三倍に!
     母集団と抜き取り検査により全体を推定。収穫量を想定。
    ・有機農業を目指すのは、まず普通の農業で食べられるようになってから。
     福岡正信「わら一本の革命」

    ・害虫が見えるようになるまで三年かかる。

    ・19世紀型農業と21世紀型農業
    △朝から晩まで身を粉にして働く
    ○ゆとりを持って脳を活用
    △圃場は隅々まで活用する
    ○圃場は作業機の効率を優先
    △面積当たりの収穫量を最大にする
    ○時間当たりの生産量を最大にする
    △つくったものはお上(農協)に差し出す
    ○市場(マーケット)に直接関わる
    △十年一日のごとく働く
    ○昨日より進歩した自分になる
    △ものづくり100%に集中する
    ○経営管理40%、マーケティング40%、ものづくり20%

    ・減農薬への取り組み
     ・適地適季栽培
     ・流行でなく、耐虫性、耐病性の強い品種の選定
     ・歩留まり低下を受け入れる
     ・その作物に生活を預けない

    ・田舎は都会に比べて不便な事も時代遅れな事も多い。
     でも空気がきれいで水が美味しくて人が優しいなどよいところも
     たくさんあるから、いろんな点を足し合わせて考える。
     「満足を知らない人は永久に幸せになれない」

  • 農業を現役でやってらっしゃる方には、
    どう映るのか。
    農ギャルなどどうなんだろうか

  • 2006

  • 友達から借りました。自分からは絶対に手に取らないであろう分野でした。
    でしたが、とあるきっかけで著者の杉山さん宅に伺い、お話を聞きました。

    著作の文体とそっくりそのままの人柄で、笑顔の素敵な人でした。
    農業を自らのビジネス経営の視点から分析し、挑戦し、失敗してもあきらめずに続け、杉山式経営方法を確立されています。

    「ビジネス本」に嫌悪感を持っていました。しかし「ビジネス」という枠組みを意識して、疎外していたのは私の方だったようです。
    杉山さんの考え方はちんけな枠組みを超えて、示唆に富むものでした。

    自分で買いたいと思います。

  • これは成功例ですね

  • 農で起業する!―脱サラ農業のススメ

  • 外資系サラリーマンが宮崎県で専業農家になった記録。合理性の追求により「理想のライフスタイルを手に入れた」という。「ラクラク農業7箇条」はこっちの業界にも通じるものがある。
    1 大金は狙わず、ゆとりを愛せ
    2 効率のよい経営をめざす
    3 借金はしない(自己資本比率100%にこだわる)
    4 暇でも余計な作物は作らない
    5 他人のマネはしない
    6 ビジネスとしての農業と趣味の農業をはっきり分ける
    7 経営改善を工夫する時間をたっぷり作る

    本書が面白いからといって脱サラ農業したいと思うわけではないのですがね。

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