先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

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  • 築地書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806713753

感想・レビュー・書評

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  • 「先生!」シリーズ第二弾。今回もヤギにシマリス、ヘビにイモリにテンなど、色々な動物の生態から、人間と動物の行動について語られています。特に繁華街などでよく見る落書きに対する考えがタヌキの溜め糞場所に比較されていて面白かったです。こんな勉強を実地でやるのも楽しそうですが、体力もいるでしょうし、苦労も沢山だるんだろうなあ。それでも”好き!!”って気持ちが伝わってきてほのぼのします。

  • ええ話やなぁ。

    あと意図したかどうかは私は知らないけど、大学のパプリシティ戦略としては、かなり有効だと思う。これを読んで鳥取環境大学に行きたくなる高校生はいそうだ。

  • シマリスがヘビの頭をかじるなんて想像もしたことがなかった 自然の知恵はすごい

  • 先生!シリーズその1。大学の動物行動学研究室の日常と実験のプロセスを軽妙な口調で書いたもの。
    1年に1冊こういうのコンスタントに書いてるのすごいな……

  • 図書館で。
    日高先生のエッセイとはちょっと違うけれども非常に愉快な動物(人間含む)行動学?心理学の教授の楽しい日常。ここの生徒になったら心身ともに健やかになれそう。

    ウチの方は野生動物と言ったらハタネズミと土鳩とスズメとムクドリとヒヨドリとカラスと目白とツバメとって…鳥は結構いるな、まあでもそれぐらいしか(哺乳動物は)いませんが里山の自然のなんと豊かな事か!でも猪が出られても困るのでそこまで豊かでなくても良いかもしれないなんて思うから人間はワガママだなぁ。

    壁のスプレー落書きがマーキングとは恐れ入ります。でも一時期に比べると減ったような気がするからああいうのも流行・廃りがあるのかもしれない。個人的にはチューイングガムの食べかすをくっつけた壁よりはまだスプレー画の方が耐えられる気がする。
    面白かったので次も借りてこようと思います。

  • キャッチーなタイトルに一本釣りされて購入。
    このタイトルは反則だと思います。ええ。

    シマリスの事が詳しく知りたい人には向きませんが、動物が好きな人は是非ご一読を。(白黒ですが)写真も載っており、シマリスが蛇の尾っぽを齧るシーンも見れます。

    正直、シマリスが蛇を齧る理由と状況については、なるほどという程度で研究者のような感動はありませんでしたが、全体的に面白い。
    やってる授業が変わっていれば、先生も大概変わっている(失礼)
    大学の講義内容なんてどこも同じだと思っている方もパラ見でいいから見てほしい。
    講義でイノシシを捕獲しようなんてするのはそうそうないと思う。

    尚、タイトルはシマリスですが、蛇やヤモリの話もあります。なので、極度の蛇嫌いはご注意ください。

  • シリーズ二作目。
    ヤギ利用冬期湛水不耕起栽培、素晴らしいです。家の近くの田んぼを見て、冬に水がないのは普通と思っていました。
    あとは、シマリス可愛い。そして賢い。

  • 楽しい!!

  • 先生のあくなき探究心が楽しいです。
    また、ヘビは苦手ですがこれだけいろいろとされていると先生がかっているアオには同情してしまったりもしました。

  • あいかわらずイモリとかヘビとネズミの話が多いが
    最後は普通に飼い犬、飼い猫の話。

    作者のうちは、本人&妻&子供 全員動物好き。
    私のようなあらゆる動物に怖気づく人間は
    ご近所さんが飼っている犬に苦労したもんだが、
    回覧板をおとなりにまわしに行くだけで、飼い犬を服従させるとは。

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著者プロフィール

1958年岡山県生まれ。
岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。
岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005 年教授。
2015年より公立鳥取環境大学に名称変更。
専門は動物行動学、進化心理学。
これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。
現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる。
中国山地の山あいで、幼いころから野生生物たちとふれあいながら育ち、気がつくとそのまま大人になっていた。
1日のうち少しでも野生生物との"交流"をもたないと体調が悪くなる。
自分では虚弱体質の理論派だと思っているが、学生たちからは体力だのみの現場派だと言われている。

「2023年 『先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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