誰も真面目に分析しなかった! なぜスワローズは最下位から優勝できたのか

著者 :
  • 東邦出版
4.75
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809413797

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゲッツーの数とか、細かい!
    この年の打線はやはりすごかった

  • 2017.1.13読了

    すばらしい本でした!
    作者さんもヤクルトが大好きなのが伝わってくるし、なにせ2015年の優勝した年、つまり栄光の1年の記録ですから読んでて気持ちがいい!
    あと言葉のチョイスが秀逸!
    慎吾のファールでの粘りを「芸術的遅延行為」と表現されてたのはほんとすばらしい表現だと思いました!
    ヤクルトファンの人は是非読んでください!

  • ヤクルトスワローズが14年ぶりに優勝した2015年。
    久しぶりの優勝と言うこともあり、関連本が色々と出版され、ファンである自分もムック本含め何冊か買った。
    その一つが本書である。

    著者のことは存じ上げないがスワローズファン歴が長く、事細かくスワローズを(そして野球を)観察し情報収集しているのだなと感じる文章が多々あった。
    特に色々な細かいデータを提示して、各選手の特徴や実績を表しているのには感心した。
    新垣渚がクオリティスタート率において先発陣の中で悪くなかったというのも意外だったし、川端が追い込まれたらファウルで粘って3-2まで持って行く、なんてことは、漫然と観戦していた自分には気のつかないことだった(もちろん川端がきわどい球をカットしていたのはわかるわけだけど)。

    著者の抱いている印象や感想など自分も同じと感じていた部分があり、共感の度合いは強かった。

    本誌の帯にある、2016年黄金時代到来という言葉とは裏腹に、このレビューを書いている2016年6月5日現在、スワローズは最下位を突っ走っているわけですが、本書における守備力の向上の重要性がなんとなく感じられる今日この頃だ。
    バレンティンが元気な年はスワローズの順位は振るわないのだけど、それが例えば守備と連関していたらと思ったりする。

    スワローズ愛に溢れた本であり、たまの優勝の時ぐらい、こういう本が書かれて、ファンがそれを読んで楽しむというのも、悪いことではないのではないだろうか。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

田端到(たばた・いたる)1962年、新潟生まれ。週刊誌記者を経てフリーのライターに。競馬をはじめ、野球関連の著作も多い。競馬では血統の解釈とアプローチに斬新な手法を導入。独自の視点による産駒のデータ収集とその実践的な活用、また、辛辣ながらも軽妙な文章には定評があり、馬券初心者からベテランまで、多くのファンを持つ。近著に『王様・田端到の賭ける競馬・読む競馬』(秀和システム)、『金満血統王国』シリーズ(KADOKAWA)ほか多数。『日刊スポーツ』紙上の「GⅠコラム」は連載27年を超え、好評を博している。

「2022年 『田端到・加藤栄の種牡馬事典 2022-2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田端到の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×