誰も真面目に分析しなかった! なぜスワローズは最下位から優勝できたのか
- 東邦出版 (2016年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784809413797
感想・レビュー・書評
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ゲッツーの数とか、細かい!
この年の打線はやはりすごかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017.1.13読了
すばらしい本でした!
作者さんもヤクルトが大好きなのが伝わってくるし、なにせ2015年の優勝した年、つまり栄光の1年の記録ですから読んでて気持ちがいい!
あと言葉のチョイスが秀逸!
慎吾のファールでの粘りを「芸術的遅延行為」と表現されてたのはほんとすばらしい表現だと思いました!
ヤクルトファンの人は是非読んでください! -
ヤクルトスワローズが14年ぶりに優勝した2015年。
久しぶりの優勝と言うこともあり、関連本が色々と出版され、ファンである自分もムック本含め何冊か買った。
その一つが本書である。
著者のことは存じ上げないがスワローズファン歴が長く、事細かくスワローズを(そして野球を)観察し情報収集しているのだなと感じる文章が多々あった。
特に色々な細かいデータを提示して、各選手の特徴や実績を表しているのには感心した。
新垣渚がクオリティスタート率において先発陣の中で悪くなかったというのも意外だったし、川端が追い込まれたらファウルで粘って3-2まで持って行く、なんてことは、漫然と観戦していた自分には気のつかないことだった(もちろん川端がきわどい球をカットしていたのはわかるわけだけど)。
著者の抱いている印象や感想など自分も同じと感じていた部分があり、共感の度合いは強かった。
本誌の帯にある、2016年黄金時代到来という言葉とは裏腹に、このレビューを書いている2016年6月5日現在、スワローズは最下位を突っ走っているわけですが、本書における守備力の向上の重要性がなんとなく感じられる今日この頃だ。
バレンティンが元気な年はスワローズの順位は振るわないのだけど、それが例えば守備と連関していたらと思ったりする。
スワローズ愛に溢れた本であり、たまの優勝の時ぐらい、こういう本が書かれて、ファンがそれを読んで楽しむというのも、悪いことではないのではないだろうか。