- Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812456392
感想・レビュー・書評
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残念ながら現在入手できない本であるが、作者初めてのコミックス。
表題作を雑誌で読んだ時の衝撃は本当に忘れられない。何がいいんだろう?? と思いながら、何度も何度も読み返し、繰り返し、繰り返し、この作品の味に酔った。
絵はうまいほうではないが、セリフ回しのとか話の構成がこのころから抜群に上手い。
大人向けのBLがようやく来たのだと、そのときは全然気がついていなかったんだよなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
腐女子ほぼ引退状態のわたしにとって今や作家買いできる数少ない漫画家の西田東。ウマヘタ?系の絵とシュールなギャグは好みが別れるでしょうが、男に夢を見ないリアルさが、究極のファンタジーたるBLとさりげなく融合してるのが面白い。サラリーマンもの、たしかにワンパターンに感じるときもあるけど、安定クオリティで安心して読める。
なんせ初期作品なので、絵がアレなのはご愛嬌。 -
西田東初期の短篇集。BLとは目が顔の半分を覆う美形高校生のファンタジーだと思っていたので、最初かなりビックリ。こういうサラリーマンものもあるんだなあ。
高校・大学といつも自分と同じことをして、しかも自分よりはるかに巧くこなすという後輩と、それにイライラしていたはずの先輩が同じ会社でバッタリと顔を合わせたところから始まる。なぜ、後輩はいつもこの先輩から彼のモノを取り上げようとするのか。そこに謎があるわけだが…「コートぐらいくれたっていいじゃないか」にホロリ。所々に顔を出す独特の笑いもセンスがよくて、雰囲気に合っている。
このひとの線はペン先が一定していて細めであっさり。他のレビューではその絵が好みじゃないというひとが多かったけれど、わたしはこのあっさりとした線だからこそ、ホロリとするストーリーが押し付けがましくなく読者の心に訴えるような気がする。BL好きだけにしておくのはもったいない。 -
西田東先生の初のコミックス。
表題の「奪う男」を含む8つの短編集にあとがきが含まれています。
絵が特別上手いわけではないし、キャラの書き分けができているわけでもないし、ストーリーに意外性があるわけでも、特別エロいわけでもないですが。
それでもこの漫画はすごく面白いし、何度でも読みたくなってしまいます。
そしてあとがきがアレです。
ジャンルはほぼリーマンもので、いい年したおっさんたちが
泣き喚くような恋愛をしている様が見れます。
台詞回しや間の取り方のせいでしょうか。
短編なのにさらっと世界観が作れるのが凄い。
大好きな作家さんです。 -
社会人ホモイパイ
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なんでもお前のためになるなら投げ出したい!
不器用すぎるよ本当に -
デビュー作/短編集/
最初の頃のほうがギャグ要素が多い、というか的確でこのデビュー作は秀逸