- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813011279
感想・レビュー・書評
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父親の違う二人の兄を持つ、高校生日向。末っ子らしく甘え上手の上容姿も色白で繊細、色黒の異母兄達に甘やかされて育った。女性にもだらしなく、先生に手を出している事をオラオラ系の次兄に咎められても耳をかさずにいると、「お前を弟としてみるのをやめる」と宣言され。
縁を切るのではなく弟としてみないという事が肉欲の対象になっている、禁忌を犯している事の重さに耐えられずに居た日向だがそれが次第に押さえられない愛に変わっていく。
禁忌という重いテーマですが、オラオラ系というものがすんなり受け入れられて面白かった。
こういうお話も大丈夫な自分に驚きました☆〜
また奈良先生の絵が最高ですね。
次兄の龍昇の色気にあてられます。
それから、表紙裏の3兄弟の日常生活のワンシーン、いいなあ〜♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読後の印象は「濃い」ですね。(エロという意味じゃないです)
甘さは皆無と思った方がいいです。
作品全体を色であらわすなら…ドス黒い紅色。
BLっぽくないかな?
苦くて濃くて、荒削り…読み手を選ぶかもしれません。
文体も読みやすい方ではないような気がしました。
沙粧的には嫌いじゃない…いや、どっちかっていうと、好きかも。
今回、脇役フェチの沙粧が気になったキャラは残念ながらいませんでしたが
妄想を増幅させるキャラがイパーイ・・・www -
近親もの。終わり方が気に入らなかったけど、相互依存がたまらない。サイトでエピローグまで読めば納得は出来た。
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兄二人から末っ子が攻められる展開かと思いきや、次男×末っ子でした。
キレイな容姿で要領の良い末っ子の日向。テキトーに楽しく過ごしていたが、面倒な女と付き合うなという龍昇の助言を聞かなかったことを境に「もうオマエを弟として見ることをやめる」と宣言され・・・。
なんか龍昇は優しいんだか優しくないんだかよくわかんないです。でもちょっと壊れ系の男なのでしょう。
しかし、せっかく三兄弟設定なのに長兄の出番少なすぎやしませんか???フツーに二人兄弟でも話まとまるような話だったなーと。 -
奈良千春さんの絵に惹かれて購入。攻めも受けも前半までは、すっごく好みでした。しかし、だんだんと女々しくなっていく受けに引いてしまいました。登場人物が多く、彼らと受けの関係が中途半端。結末を含め色々な部分で消化不良な感じがします。ストーリー全体は、面白いと思いました。奈良千春さんの挿絵はとても素敵。
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匂い立つ色気とか性欲とかぎゅうぎゅうに詰まった兄弟もの。
思ったより閉鎖的なヘヴィさがあって、終わりも綺麗に完結とは
いえません。狂気の中でどんどん弟が女になってくのが
面白かった。 -
血縁もの。
近すぎる存在であるが故に、感情も激しい。
愛していると言いながら振るわれる暴力。
その意味が明らかになった時、彼等は歪んだ愛に溺れて行く。
奈良先生の美しい挿絵と共に、お楽しみあれ。 -
BL小説だと珍しい文体なのかな? って思いながら読んだような記憶が。
ともかく、うまい。その一言。 -
自分の魅力を知りつくしている高校生・加藤日向は、ふたりの兄に甘やかされ育った。
だが、日向の平穏で勝手気儘な生活は、次兄・龍昇によって壊される。
「俺はもうお前を、弟として見んのはやめたから」
兄の龍昇が、そう宣言した日から、恋愛において、これまでずっと勝者だった日向の立場は逆転する。
いけないことだと思いながら、快感に流される。
好きじゃないと思いながら、龍昇のことが気になって仕方がない。
安寧を得るはずの空間は危険極まりない空間になってゆき。
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親近相姦もの。でしたが、真ん中のお兄ちゃんの葛藤が可愛い。
いや、内容はやや痛い?けど。まぁ〜兄弟喧嘩なんてこんなもんです。もっと醜いって。
自分的には一番上と二番目的なものが好きかもしれないですが♪(ははは。)