つまさきにくちづけを (SHY NOVELS 187)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 125
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813011552

感想・レビュー・書評

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  • ダンスものBLを探して幾年月。
    そんなでもないけど。
    蜜色エトワールを超えるダンスものは
    まだない。
    コンテンポラリーダンサーものは期待してた。
    きっちり型にはまったキャラを踊るクラッシックとは
    違い、躍動感やパッションあるダンサーが多いと
    思ってるから。
    足の故障で振付師となり、自身のダンスカンパニーを
    率いるリツと、10歳くらい離れてる天才的ダンサーの
    エースの激しいセックスと嫉妬と束縛の描写が
    息詰まるような筆致でせまってきて、かなり好み。
    でも、ダンス部分、more!
    リツのニューヨークの部屋から屋上に出て
    朝方フロアストレッチがわりに踊るシーンすき。

  • この作家さん、全部で三作しか読んだことありませんが、一番普通の文体だった気がする。すごく独特な筆致の作家さんだから、好みの分かれるところだと思うけど、これは普通かな。たぶん。今まで読んだヤツ全部、年下攻でしかも、すんごい執着系なんですけど、偶然かしら?
    私の中では、唇で壊される。>つまさきにくちづけを>R134←これ、かなり不思議ちゃん多数

  • コンテンポラリーダンスのダンサー×カンパニーオーナー(振付師)
    リツのカンパニーのオーディションにやってきたエース。すぐにトップダンサーになるが、リツへの態度はそっけない。
    しかし、公演の打ち上げの後二人は関係を持つ。それでも態度の変わらないエースだったが、リツはエースのことばかり考えてぐるぐる。そして、日本公演のために帰国したリツは頭を冷やすため過去の恋人(兼同士?)と久しぶりに会うが・・・。

    とことんすれ違ってる二人。いや~、カン違いって恐い!!
    そして仕事と私どっちを取るの!?状態。束縛屋と自覚してるからこそのリツの臆病さ。

  • もうちょっとワーキング描写をつっこんで描いて欲しかった気がします。でも、BL的にすき。

  • もう本当にたまんない。微妙なすれ違いとか駆け引きとか心の揺れ動きとかがいちいち上手すぎて引き込まれるし、紅緒さんの本はなんだか無機質っぽいのに色がついてる感じ。とにかくお洒落。そして胸が苦しくなる。だいすき!

  • これすっげー好きです……!
    NYを舞台に、バレエカンパニーを主宰する律。
    「もうダンサーとは二度と恋をしない」と決めた律を見つめるエース。
    ビッチな律と真面目なエースのすれ違いが切ない。

  • 橘紅緒さんの作品はこれで2作目。
    やっぱりこの人の書く話、文章から雰囲気までものすごい好み。
    最後、朝やけのなか屋上で踊るエースの姿で終わるわけだけど…
    誰もいない静まり返った朝、早朝っていうのは、個人的に好きなこともあってか、素敵だったという一言に尽きるかな?
    (2009/5 tumusa)

  • もうダンサーとは恋をしない。という主人公のお話。
    ダンサーと振り付け師等の設定が好きなので購入。
    んー。個人的には満足ですが、読む人を選ぶかな?とおもう文章でした。

  • 「セブンデイズ」で橘先生のお名前を知って、「私立櫻丘学園高等寮」で作品にどっぷりハマり、この「つまさきにつちづけを」に手を出しました。
    先生の書く身体ではつながっていても、心までなかなかつながらない歯痒さが好きです。
    今回の主人公はあんまり好きじゃないんですが、彼をとりまくキャラクターがみんな魅力的。
    BLとしてだけじゃなく、小説として楽しめる作品です。

  • 08/7/14
    ダンサー×振付家。年下攻め。
    この作者さんは独特の文章を書かれるのですが、この作品はその作風が色濃く出ていたと思います。私は好きです。
    おまけにコンテンポラリーダンスという日本ではマイナーなものを題材にしているのがさらに好み。
    バレエ系は観るのも読むのも大好物です。受が攻だと予想していたので濡れ場で予想違いに軽くショック。でも面白かった。
    『おまえな・・・、俺なんか部屋に入れてみろ・・・《中》部屋ンなかのモンぜんっぶ叩き壊してやる』191P

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