交渉人は嵌められる (SHYノベルス)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 734
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012160

感想・レビュー・書評

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  • 「黙らない」「疑わない」「振り返る」と続いた交渉人シリーズが、今回は2巻同時発行の長編で読み応え充分なボリュームです。
    慣れ親しんだ芽吹と兵頭に再会できるのはうれしい限り。こう続くと、マンネリや劣化は少なからずあるもので、そこは大目に見ようと身構えたけれど、心配無用でした。ちゃんとエンターテイメント。

    そんなことより、奈良絵師の微妙な作風の変化に「ん?」と首を傾げてしまいました。暗く重かったのが、なんだかコミカルに。作品との関連付けをどこまで重く見るかにもよるけれど、一応挿絵のイメージでキャラを捉えるわけだし。あまり極端には変えて欲しくないですね。いちいち脳内変換するの、大変なので。

    住む世界は違えど、身も心も通い合っていた芽吹と兵頭。芽吹視線で語られる部分は、軽妙洒脱でテンポもよくて、二人の掛け合いも相変らずで面白さは高レベルを維持してます。
    登場人物も多くてますます賑やかになっているのも、読んでいて楽しい。

    でも、起こる事件は正反対にシリアスで、あんなに明るくて弁の立つ芽吹の過去の闇の部分に重点が置かれていて、どんより。登場する敵がとても手ごわいし、芽吹ピンチです。交渉人vs詐欺師の頭脳バトルですね。
    まあ、2冊にまで及ぶ争奪戦に突っ込みどころも多々ありますが、ここは交渉人のファンということで、とやかくは言いません。あのUSBメモリにそこまでする程の価値や重要性がホントにあるわけ?とか、環のへんな脅しにふつう乗るか??とか、細かいことは申しません…

    それよりも、ただただ、二者択一を迫られる、芽吹の悲痛な気持ちや、兵頭の苦悩を辿るのみです。
    そして、双方の超強力な嫉妬!こっちに萌えたいと思います。

  • 芽吹の過去についてはツラい話でした。そして誠司については、完全に先が読める展開に落胆・・・でも私が読めた展開はここまで。ここからが勝負!どう収めてくれるのか、次巻が楽しみです!

  • もくもくと読んだ。続きなしでは読めないねこれw諦めない同時発売で良かったw 何度もぶつかる壁、芽吹のトラウマ。兵頭ーー!

  • 前作あたりからの複線回収編
    前後編

  • これはすごく面白かった!榎田作品のなかでは魚住くんシリーズの次くらいに好き。兵頭最高。キュンキュンする!

  • パラ見てかしてない。
    なんかやっぱりイラストが……

  • 交渉人シリーズ4冊目で続き物。続きなのに分冊上下でタイトル変えるのが流行りですか?
    芽吹と兵頭がラブラブですが、それは前振りなんですね。
    大人の恋でとても好みなんですが、前の話と比べちゃうとちょっと暗め。
    言ったらいけないのかもしれないけど、イラストの奈良さんの絵柄が
    すごく変化してしまって残念。

  • 続きが気になるぅ!!というわけで即効で『~諦めない』に突入。

  • あぁ〜…兵頭さん。。やっとわかった芽吹さんの過去。あんなにつらいことが…。兵頭さんと親友となんてそんなの…!最後兵頭さん、、なんで…?!兵頭さんも大変な立場だというのはわかるけど、でもあれは…!色んな伏線が後半一気にわかって、もうスゴイとしか言いようがない!読んでて気持ちが引き込まれすぎて、なんだかもう混乱するしぐちゃぐちゃです(苦笑)続き読んできます。

  • 芽吹の言い回しが面白くて和む~

    めっちゃイイとこで終わっちゃった!
    2冊同時に買っておいて良かった~

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著者プロフィール

東京都出身。2000年、「魚住くん」シリーズ第1作となる『夏の塩』でデビュー。以降、多彩なテイストの魅力的なボーイズラブ作品を世に送り出している。代表作としては「交渉人」「漫画家」「Nez〔ネ〕」各シリーズなど多数。榎田ユウリ名義でも「宮廷神官物語」「カブキブ!」「妖き庵夜話」「死神」各シリーズなどを発表し、読者から熱い支持を得ている。

「2022年 『threesome』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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