玉響 (H&C Comics CRAFT SERIES 62)

著者 :
  • 大洋図書
4.08
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本棚登録 : 791
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813030492

感想・レビュー・書評

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  • 貿易商の一人息子である麻倉と唯一心を許した幼馴染みの立花の再会愛、時は大正時代… 情熱的で熱く胸打つ作品でした。揺れ動く時代にすれ違いながら気持ちを抱えて生きた2人が切なかった。お互いを選んだ事で色々な事があったはずだけど、最後まで2人で歩んだ道が幸せだったであろうラストに胸がいっぱいです…

  • 時間の流れと、あとたまにワープするところあってよくわからなかった…。心理描写はよかったです

  • 大正時代とラムネ、ビー玉。
    待たせ過ぎの婚約者がお気の毒。

  • 大正時代。

  • 胸キュン★★★☆☆   ストーリー★★★★☆
    エロ  ★★☆☆☆     絵  ★★★☆☆
    雰囲気のいい作品。
    大正時代の全寮制の高校で、バカ騒ぎする男たちの中に自分の性について考える男二人が別世界にいるように感じました。
    そんな中時代の流れに翻弄され、でもそうやって翻弄されたからこそ、自分の生き方とは何なのか。このまま死んでも自分は後悔しないのか。大切なものは何なのかと考え、大切なものを選び生きる話って感じで、ちょっと切ないスパイスが全編に漂ってて好きでした。

  • 綺麗なタイトル。大正という時代の波に翻弄される、若くて切ない恋の話。
    面白かったし切なさも感じたけど、そこまで自分にはハマらなかったなぁ。最近そんな読後感が続いてて、それが切ない(泣) ゆき林檎さんの作風で再会モノの美しい恋愛として描かれているけど、そこで傷付けている人たち(主に女性)が存在する話としては、綺麗過ぎるかなぁ。
    もっとドロドロして欲しい(笑) そんなドロドロの泥沼の中でもお互いの手をしっかり掴めると、鬱陶しいくらいの強さを見せ付けて欲しかった。「女なら~」の告白に、もっと熱さを加えた平素とのギャップみたいな独占欲を滲ませて欲しかった。

    でも1冊まるまる表題作で読み応えあるし、募った想いが堰を切ったようなセックスは熱っぽくて情緒的だった。色気を雰囲気で表す作家さんのイメージだったのでちょっと意外(笑) 後日談も話に奥深さを加えていて良かった。

  • 大正が舞台ということでレトロな雰囲気で、現代にはない重さともどかしさが切ない話。CRAFTで全話読んでるけど、単行本化にあたり加筆、修正されているようなので買ってよかった。最終話ラストが変わってたのはびっくりしたけど、こちらの方がしっくりきたかな。描き下ろしで一緒に暮らしている2人を見れて満足。

  • 表紙の美しさに惹かれて買いました。
    大正時代の全寮制学校という舞台設定、良家の子息の切ない恋、バンカラ衣装や学生服、と好きな要素てんこ盛り。なんだけどどうにも受キャラが好きになれず…色々身勝手な気がするんですよね。全然周りの人の気持ち考えないと言うか。それに比べて攻の美しいこと…!ビジュアルも性格もすごく素敵で、だからこそ余計に残念。
    ラストの展開が私の好みと違ったのでそれもモヤモヤが残りました。これはハッピーエンドだけど結ばれない方が綺麗な終わり方だったと思うんだよね。双方のお相手の女性が気の毒だった。

著者プロフィール

■ゆき林檎・・・・・・2015年、青年誌初連載作品となる「西荻窪ランスルー」を開始。

「2018年 『西荻窪ランスルー ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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