セブンデイズ―MONDAY→THURSDAY (ミリオンコミックス 42 CRAFT SERIES 22)
- 大洋図書 (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813050858
感想・レビュー・書評
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見た目のいい弓弦は、外見じゃなくて素の自分を好きになってくれる子を求めています。
芹生はモテ兄の恋人のことが好きになって、彼女に振り回されて傷心で、彼女以上に本気になれる相手を求めています。その方法は、一週間限定のお付き合い。後腐れないように、はっきり一週間で終わりです。
そんな芹生のことを遊びなれしている軽い男だと思った弓弦は、冗談で「付き合って」と言ってしまうんですが、芹生はまともに受け止めて本気でお付き合いを始めてきます。
二人の関係がどうなっていくのか、目が離せませんでした。
見た目や第一印象とのギャップが大きい弓弦と芹生です。弓弦は見た目はいいのに大雑把でルーズなところがあるし、芹生は芹生で後輩にしては男らしく大人びてかっこいいのに、一途で可愛い一面があったり。そして、冗談でも一週間付き合っていくにつれ、この見えてなかった互いの一面に気がつき、だんだん魅かれあっていきます。同性でも違和感がなくて、話の流れも自然です。
芹生が弓弦に言われて部活にちゃんと出る素直さがあったりするのや、年上の弓弦の天然なボケっぷりと可愛さのギャップ感に終始ときめきました。そんな二人だから、恋人ごっこもやたらドキドキさせられます。目覚ましのメールとかラーメンに映画デート、そして公園キスに胸がきゅーんとなります。なんて高校生らしいんだ…
でも、芹生がまだ彼女のことを引きずっていると思い込んで、そのことに弓弦がイラッと嫉妬めいた気持になっているのが、読んでいてたまりませんでした。本気になりつつあることに、まだ本人たちは自覚がやっと芽生えたところだけど。ラスト、芹生の一言がよかった。
「ごっこ」からホンモノの恋への変化がじっくり描かれていて、引き込まれます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良作の予感。
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理人さんが描いてるってことで購入。
一週間限定で付き合うことになった二人を描いた物語。結構好き。 -
爽やか。だけど、BL
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個人的にBL入門(笑)におすすめな作品です。
後輩×先輩の1週間の恋の話。
細かな心理描写とか表情の変化とか、そういうのが好きな方におすすめ。
ゆっくりとした空気でお話が進行していきます。
癒されたい時に・初心に戻れる・そんな作品です。 -
こんなピュアなBLが…!!と2年前に見つけました。
切なくて…でも優しい…そんな感じの作品でした -
愛に満ちた一週間だった。美しい、純粋なBL。
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今まで読んだ本達には、振り回されてセツナイ・・・と言った話や、片方がいい加減でセツナイ・・・と言うのが沢山あったが、これは2人とも適当ではなく真摯だからこそとってもセツナイといった内容。
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「俺とつきあってよ 芹生」
高校三年生の篠弓弦は、月曜日の朝、弓道部の後輩である芹生冬至と校門で出逢う。学年を問わず女生徒に人気の芹生は月曜日の一番最初に告白してきた相手と必ず付き合い、週末に別れると噂されている。一週間限定の恋人……。弓弦の軽い気持ちから出た一言でつきあうことになったふたりだが……。 -
絵がすごく綺麗です。 話もとても良かった。おもしろすぎてページめくるのがすごく早かった(笑)