自我の源泉―近代的アイデンティティの形成―

  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (696ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815806484

作品紹介・あらすじ

近代的アイデンティティの哲学的人間学により、その複雑さと豊かさ、偉大さと危うさを、隠れた道徳的立場とともに明らかにし、近代の真価を救出する。共同体主義・多文化主義で知られるテイラーの主著、待望の邦訳。

感想・レビュー・書評

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  • ひさしぶりに本気出して本を読んだ気がする。二段組みの600ページ。それでもこれ一冊読めば近代西洋哲学の流れが掴める良書。ただとにかく長い。チャールズ・テイラーは本当に頭がいい人だ。これだけ長くて、最初から最後まで議論が首尾一貫している。そして文化に対する射程範囲が広い上に、その造詣も深い。

  • 近代的アイデンティティの形成について約600ページにわたって書かれた大作。近代における「自我」とは、そしてその「自我」を道徳的に捉えるとどのようなものであるかについて詳細に述べられている。

    【図書館1階開架 141.9/TAY】

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著者プロフィール

チャールズ・テイラー(Charles Taylor):1931年、カナダ生まれ。オックスフォード大学にて博士号(哲学)取得。マギル大学名誉教授。自己論や道徳論から、言語論、宗教論など幅広く論じ、テンプルトン賞、京都賞などを受賞。ケベック新民主党の結成にも参加した。著書に『ヘーゲルと近代社会』『自我の源泉』『今日の宗教の諸相』『世俗の時代』など多数。

「2023年 『〈ほんもの〉という倫理 近代とその不安』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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