ゴシック新論―排除されたものの考古学―

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  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (610ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815810603

作品紹介・あらすじ

美術史・建築史のマスター・ナラティヴに組み込まれている「ゴシック誕生」。しかし、中世ヨーロッパ建築・彫刻の驚くべき多様さはその直線的な物語から排除されてきた。大聖堂を飾る人像円柱やマイクロアーキテクチャなどの豊かな造形に光を当て、時代様式を超えた新たなゴシック像を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • ゴシックやルネサンスと分類してしまうことで、見過ごされてきた、ゴシックであるというには都合の悪いもの(=サブ題の「排除されたもの」)をひとつひとつ丁寧に拾いあげて、豊富な写真をもとに解説しています。写真が豊富でパラパラつまみ食い読みが楽しい。

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著者プロフィール

1957年 浜松市に生まれる
1980年 名古屋大学文学部卒業
1982年 名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程(哲学専攻美学美術史専門)修了
1987年 パリ第1大学博士課程(中世考古学専攻)にて博士号取得
名古屋大学文学部助手、助教授などを経て
現 在 名古屋大学大学院人文学研究科教授、博士(文学)
著 書 『シャルトル大聖堂のステンドグラス』(中央公論美術出版、2003年)
 『ゴシックの視覚宇宙』(名古屋大学出版会、2013年)
 『芸術のトポス』(共著、岩波書店、2009年)
 『ロマネスクとゴシックの宇宙』(共著、中央公論新社、2017年)
 『古典主義再考I・II』(共編著、中央公論美術出版、2021年)他

「2022年 『ゴシック新論 排除されたものの考古学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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