法律家のための相続判例のポイント

著者 : 森公任 森元みのり

• 日本加除出版 (2023年8月15日発売)

感想・レビュー・書評

[lasttrainhomeさんの感想 · 2023年10月10日]

なんかこの先生方、すごい境地に達していらっしゃる？
細かな論点も含め結論を提示→先例を引用という順番で記載されており非常に読みやすい。結論だけ抑えておきたい論点は先例は読み飛ばし、論理を抑えておきたいとか事案を知りたいといった場合は引用部分を読めばよい。
最新の実務の運用についても経験豊富な先生方が適宜触れてくれるので、教科書的な本にはない実践的な学びを得ることができる。この点で単なる先例の解説本とは一線を画す。
むしろこの本を入門編として、同著者の他の本や秋武本とか読むと、相続の世界に入りやすいと思う。

著者プロフィール

森 公任（もり・こうにん）
1951年新潟県生まれ。中央大学法学部卒業。1981年弁護士登録(東京弁護士会)。1983年森法律事務所設立。
離婚、相続などの家事事件を数多く取り扱っており、家事事件の受任件数は全国トップレベルを誇る。

「2022年 『妻六法』 で使われていた紹介文から引用しています。」