- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822246709
作品紹介・あらすじ
バブル全盛期に来日。言葉もわからない東京での生活。浮かれる日本人に違和感をおぼえたイギリス人女性が、環境問題、貧困問題、人権問題と闘うために「フェアトレード」ビジネスを東京で創業。インド、バングラデシュ、ネパール、ペルー、ケニアなど15ヶ国の生産者と提携し、世界から注目を集めるファッション・ブランドに成長させる。おしゃれな社会起業家の半生とビジネスのノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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すぐよめるので、ピープルツリーやフェアトレードに関心のある人におすすめ。(この類の本を読んだことある人であれば、すでに知っていることが多いかも)
まずこの人の行動に迷いがないことに驚きます。若い頃から信念があって、それに従ってずーーーっと走り続けているような印象。自信がある、というよりは、迷いがない、という感じですが、物事をシンプルに捉える人なのかもしれません。
でないとここまで行動できないのかも。すごいなー。
先日、アンフェアトレードという本を読み、フェアトレードといいつつ信用ならないということを学んだので、一体何を買えばいいのやらと思っていましたが、ピープルツリーは信頼できそうです。服のデザインが実はあまり好きではないのですが、また覗いてみようと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024/03/20読破
一言
買い物とは、自分のお金を好きなものに1票を投票するということ
感想
強い女性、いえ、強くなった女性がフェアトレードを行う為に、日本で会社を立ち上げて活躍していく姿が書かれており、心が震えました。
福祉の精神にも通ずるところがあり、利益よりも社会貢献という精神を本書から読み取りました。
下記は印象に残った点
p62
個性を軸にチームメンバーを集め、たまたま異国の方々を集めて、チームを作成し、成果を出した
→日本人のメンバーを同じ方向に向かわせるのはこれよりもはるかに簡単であると感じました。
・キーワード
ピープルツリー、フェアトレード
ミンカ、KTS -
駆け足で語られる、ざっくりとした印象。
行動力以上に根気がある。日本人が求める品質まで教えて向上させるのは大変なことだったろう。
でもだからビジネスとして成功したのだ。
綺麗事だけではない点は勉強になった。
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フェアトレードについて改めて勉強できたしもっとしなきゃなと思った
お金を使うことは投票
これからは大人の第一歩としてほんとうに自分に必要なものをお金をかけてでもいいから買おうと思う
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去年読んだおづまりこさん、アフロ記者稲垣えみ子さんなどに影響を受けて、今年からは、予算の中で、本当に気に入った服を高いものでも買おう(たくさんは買えないけど)と決めて過ごして一年。そして、出会ったこの本!
買い物は投票という考え方もここ数年で知ったのだけど、ミニマムな買い物をして1年過ごしたからこそ、自分にとって価値があると思えるもの(それは単に高いというだけでなく)にお金を使いたいとますます思うようになっていたので、この本を読んで、ピープルツリーにとても行きたくなりました。
セーターやショールなど、長く愛せるものを探しに行きたいな。
自分のものとしては、安い服には手を出さなくなったものの、子供服は安い服を買ってしまうし、100均のスリッパや某店の安い靴下とかは、まだ買っちゃう私だけど、なぜ安いのか、その裏側を知らないままではいけないよね。。。
みんなが必要なものだけを大切に使い切る世の中になればいいのにと切に願います。もっと早く、20歳の頃にこんな買い物の仕方ができていれば、いや、せめて10年前にできていれば、と思うけど、今、ようやく気づけたことに感謝して、少しずつ、そうしていきたいと思います。 -
People Tree主催のサフィア・ミニーさんのノンフィクションエッセイ?
フェアトレードに興味があるので、この団体はどんな風になっているのかという興味から読んでみました。
なんでイギリス人が日本企業をやっているのか?という疑問は溶けました。
いろいろと文化や土壌が違う国でのビジネスは大変ですが、
パワフルな姿勢と信念は見習うべきものが沢山あります。
どんな世界にでもフェアトレードの精神が浸透するといいですね。 -
ずっと読みたいと思っていたので読了したときは感動一潮。
字が意外と大きく書かれていたので読みやすいし、中・高生でも気軽に読める内容とわかりやすさ。
改めてビジネスとしてのフェアトレードの素晴らしさを感じた。もちろんその大変さもだけれど。
でも方向性を今一度しっかり定めることが出来たいい本だった。ありがとう、ミニー氏。 -
ピープル・ツリーノ創設者であるサフィアさんのこれまでを描いた一冊。
フェアトレードや環境に対する思いは強い。とにかく徹底されていると感じた。 -
ピープルツリーの代表によるまさに、奮闘記。
どんなきっかけでどのようにして運営してきたのかがしるされてます。
日本在住の英国人による日本発の事業とはしらなかった。
どちらかというとエコよりフェアトレードに重きを置いている感じを受けるのも、
現地に足を運んで実際に現地の状況を見、現地の人と触れ合って
いるからこそだなと思いました。
とはいってもエコとフェアトレードは
つながっていて、現状を知ったらやっぱり行動しないと!と思います。
まさに、People before Profit。対岸の火事でもなんでもない。
身近な生活のなかにあふれているアンフェアなものをなんとなく
買い続けているのはまぎれもなく私たちなのだから。 -
悪い意味で裏切られなかった、例えば値段は高過ぎ