アイデアのちから

  • 日経BP
3.97
  • (225)
  • (220)
  • (159)
  • (34)
  • (5)
本棚登録 : 2741
感想 : 243
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246884

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原題「Made to Stick」。マルコム・グラッドウェルの「ティッピング・ポイント」に触発されたという、アイデアをいかに人の記憶に残せるかについて、のフレームワークを提示した本。
    最近ホームページ、パンフレット、事例集などの原稿も書いているので、参考になりそう。

    フレームワークとは、SUCCESs
     Simple:単純明快である
     Unexpected:意外性がある
     Concrete:具体的である
     Credentialed:信頼性がある
     Emotinal:感情に訴える
     Story:物語性
    で、これらがある、アイデアは、記憶に残りやすいという。
    事例なども具体的でわかりやすい。

    次のパンフのときに使ってみたい(直近は間に合わなかった。。。)
    これも、もう1回読む価値あり。

    <メモ>
    ●6つの原則
    SUCCESs
    地の呪縛:叩き手の役割は難しい

    1.単純明確である
    ・核となる部分を見出す
    ・核となる部分を伝える
    すであるものを利用する、既存のイメージの利用
    明確なコンセプトの企画(バスを舞台にしたダイハード)
    創造的類推の利用(ディズニーのキャスト)

    2.意外性がある
    ・関心をつかむ:驚き
    パターンを打ち破る(安全に関する機内放送)
    ウケ狙いの驚きを避ける
    ・関心をつなぎとめる:興味
    謎を生み出す(土星の輪は何でできているか?)
    好奇心の隙間理論:

    3.具体的である
    ・理解と記憶を促す
    寓話、抽象的なものに具体性をもたせる、具体的な文脈を与える(数学教授)、記憶のマジックテープ
    ・協調を促す
    白いものと冷蔵庫の中の白いもの、共通の立脚点を見出す

    4.信頼性がある
    ・信じてもらう
    ノーベル賞受賞の潰瘍
    ・外部からの信頼性
    権威者と版権医者、反禁煙広告
    ・内在的信頼性
    説得力のある細部(ダースベイダーの歯ブラシ)
     シナトラテストに合格する
     検証可能な信頼性を用いる

    5.感情に訴える
    ・心にかけてもらう
     マザーテレサの法則:個人を見たときに行動する
    ・関連付けの効果を利用する
     意味拡張と戦う
    ・自己利益に訴える
    底辺部だけに訴えない
    ・アイデンティティに訴える
    ポップコーン機を断る消防士
    代数を勉強する理由

    6.物語性
    ・シミュレーションとしての物語(行動の仕方を教える)
    ・励ましとしての物語(行動を起こすエネルギーを与える)

  • アイデアを印象づけるということについて目から鱗の内容。論理的説明とあわせて繰り返し使ってものにしていきたい。

  • アイデアをどうすれば記憶に焼き付けられるかその方法を解説してる本。この本では、アイデアを記憶に残るものにする特徴を突き止める。

    P43-単純明快であるとは、アイデアの核となる部分を見極めること。
    p47-単純明快で大事なのは平易化ではなく、的確さと優先順である。
    →「最格安航空会社の話」

    p70-第一の法則が目指すのは、キャッチフレーズのような表面的なインパクトではなく、ことわざのように濃い内容がぎゅっと圧縮されたメッセージである。

    創造的な比喩の威力は、巧みな言い換えにある。つまり想像しにくいものを想像しやすいものに置き換えている。

  • 人を説得したりアピールするときに大いに役立つ本。単純明快さ、 意外性、具体性、信頼性、感情に訴える、物語性が重要。クリントン元大統領や、テキサスを怒らせるな!とか、サブウェイとか、とにかくわかりやすい実例が多くて、読んでいて楽しかった。

  • 物事が広まっていく過程のなかの、記憶に残る(ねばりつく)には?という本。個人的にはリードの重要性が一番今の私には大事かも。

  • 印象に残るアイデアの特徴について解説された本。事例も豊富で読んでいて面白いが、「いざ、実践!」となると難しい。と感じてしまう。

    今まで「いいな」と感じても何が良かったのか考えていなかったが、本書を読んで意識するようになったのかな。
    自分のアイデアが「ただの言葉」で終わらせないようにするための、きっかけにしたい。

  • 人にアイデアを伝える際のアイデアづくり→伝達を体系的に紹介。翻訳が少し読みづらいのがたまにキズ。原書を読むとよりいいらしい。

  • 本当に面白い本だが、正直に言うと今の自分にはちょっと難しかった…。
    おそらくこの本の半分ほどしか理解できておらず、SUCCESs(単純明快である、意外性がある、具体的である、信頼性がある、感情に訴える、物語性がある)というフレームワークに従ってアイデアを練っていくほどの実力はまだないと思う。

    出来上がったあるアイデアを確認し、より良くするためのチェックツールとしてSUCCESsを使いこなすのが精一杯…。

    「わが国は、60年代の終わりまでに人類を月に着陸させ、無事地球に帰還させるという目標の達成に、全力を尽くすべきである」(ケネディ)という言葉に代表されるSUCCESsなアイデア、いつか自分もそんな言葉を生み出せる人間になりたいな。

    世の中にはすごい人がいる!そう感じた一冊だった。

  • 研修で再読。事例、体験が盛り込まれており、一つ一つの主張に納得性(わかりやす)が出るように工夫されている。周囲の人々に対して、アイデアをいかに伝え持続的影響力を発揮させるかを、6つの要素で説明する。SUCCES(単純明快、意外性、具体性、信頼性、感情に訴える、物語性)

  • 記憶に焼き付くアイデア。グレートなコミュニケーションへ向けて今一度いちから読み直し。

全243件中 131 - 140件を表示

チップ・ハースの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
J・モーティマー...
ロバート キヨサ...
ジェームス W....
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×