データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822249472

感想・レビュー・書評

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  • 原題の「セクシーなリトルデータ」っていうのがいい。この本の中の何割かでも施策に取り組めたら…

  • ざっと流し読み。軽くメモ。
    ・顧客マトリックス、セグメント化
    ・将来予測。パーソナルデータの収集が用意に。いつ、なにを、どこで。顧客の年齢などのデモグラフィック
    ・機敏にうごき、PDCA
    ・定性の調査方法は、口コミサイトに目を通す、というもの
    ・データの価値。それがいくら利益をうむのか、排他性ー誰でも入手できるのか、鮮度ー最新のものか。
    ・ログ取得の目標の設定、方法、達成可能性、現実性
    ・誠実でないデータを創るな
    ・A2Aテスト
    ・エンジニアはグローバルな土俵で戦う時代。

    所感。
    ・確かに鮮度は大事だ、刻一刻と状況は変化する。

  • マーケットを考える上での良質な本だと思います。

  • ビッグデータに限らず、集めたデータから新しいビジネスにつなげた例がたくさん紹介されている。日本語タイトルは分析の本のように読めてしまうのでよろしくない。
    原題は
    How to grow your business using the data you already have
    であり、すでに持っているデータを使ってビジネスを延ばすくらいの意味であり、ビッグデータに限った話でもない。
    ビジネスでたまったデータを使ってマーケティングに活用しましょうという本なので、多くの人にお勧めできる本だと思う。

  • 昨年(2013年)の2月にハーバード・ビジネス・レビューにて、”データ・サイエンティストほど素敵な商売はない”と魅力的な仕事ということで紹介されてから、「ビックデータ分析」、「データ・サイエンティスト」というのが、IT業界のバズワードとして人気を博してきた(最近は少し落ち着いてきた感がありますが)。インターネットを中心にIT業界が活性化し、PCの高性能化はもとい、手持ちのモバイル端末でも高品位の処理が可能になってきた。LTEで通信も高速になり、ストレージも大容量化の時代、情報の通信&蓄積は技術革新とともに安価にもなりつつあります。

    これだけ分析ブームでもありますが、ITの世界でももともとデータアナリストとか、システムアナリストと呼ばれる人は結構いたと思います。前者は広告や商品の効果測定とするリサーチ会社のイメージだし、後者はSIをする中でのコンサルタント的な立場で業務の分析などをしていたイメージです。その中で、”データ・サイエンティスト”が職業として出てきたのはなぜなのか? まず、この「データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」」では、そもそもサイエンティスト=(科学者)とつけるだけに、従来のアナリスト=(分析者)とは違う、「分析力」とは何なのかという言及があります。

    分析をするだけではなく、それを実施することで何か変わるのか。そして変えたことでの変化量を常に計測することで、継続的な業務変革につなげていく。まさにプロセスを提案するだけではなく(ここまでだとサイエンティスト止まり)、プロセスを変革していくイノベータにならないと意味がないのかなと思います。

    データの取り扱い方もそうですが、単純に数字や文字の並びを分析するだけでなく、その裏にどのような現象が潜んでいるかを知るというのは、僕自身、学生時代の卒業研究でやっていた材料研究やプラズマの物性研究に近いなと感じました。データとしては確かに数値で上がってくるんだけど、それは計測誤差なのか、想定している現象の外からくる雑音なのか、そもそもの想定とは全く違う現象がそこで起こっているのか、、数字1つでも正しさをとことん考え抜く、それが単に数字を整理するだけのアナリストと、複数要因を想定する「分析力」を持ったサイエンティストの違いなのだと思います。

  • 今起こっているデータマーケティングを全般に知ることができる一冊。
    入門書としては難易度が高いが、現場で働く人であれば、最低ラインの知識として知っておくべき内容。
    文中の表現もおもしろく、飽きなかった。

  • 途中で読むのをやめたので積読行きに。こういう海外での最新トレンド事情を翻訳された本に学びが少ないと感じるようになった気がする。これでは本質を取れず、自分が直面しているシチュエーションに応用できない。

  • ビッグデータがバズワード化してる昨今において、「魅力的なリトルデータ」をキーワードに、分析の有用性や活用方法について実例を交えながら解説している本。
    非常に読みやすい文体で翻訳されているので、要点は掴みやすいと思います。
    数式は全くと言っていいほど出てこないので、基本的には文系の人向けのデータ活用の入門書としてオススメです。

  • データをどうビジネスに活かすかという話。統計学の話は登場せず、眠っているデータを活かして、フォーカスすべきビジネスや顧客層を明らかにしたり、適切な予算を算出して最適な投資をしたりできるよ、ってゆーことが、豊富なケーススタディとともに書かれている。

    ある程度、解析に携わっている人には物足りない内容だと思うが、そうでない人にとっては、データを活かすヒントがたくさん書かれているので、有用だろう。

  • 元オグルヴィのデジタルマーケティング担当者によるデータマーケティング解説書。タイトルに「データ・サイエンティスト」「ビッグデータ」という流行り言葉が踊るが、これらはほぼ無関係。比較的旧態依然としたデータを活用して多面的に分析活用するマーケッターのフレームワークと事例紹介が主。

    如何せんタイトルの付け方が酷すぎる。マーケティングターゲットを指南する以前に本書のターゲティングが失敗している。出版社の戦略ミスだろう。内容自体は回りくどいながらも悪くはないので残念だ。

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