クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
- 日経BP (2014年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822250256
感想・レビュー・書評
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イノベーションの達人!、発想する会社!などの名著でおなじみ、
デザインファームIDEOのケリー兄弟の新著。
今回はイノベーションに必要なデザインスキル、その根幹を成す想像力に対する自信をどう身につけるかを丁寧に400ページも解説しています。
クリエイティビティというと、特別な人に与えられた才能のように聞こえますが、
顧客の経験を細かく分析することや、真正面から課題に向き合うこと、当たり前のことに疑問を持ち、臆せず意見することなど、
特別なことではないのだ、ということを切々と説いていきます。
訳も悪くなく、読んでいてワクワクする本です。専門知識も必要なし。
最後の具体的なブレストが、なかなか良さげです。
自己啓発寄りの本ですが、著者の格が違うのでぜひ読んでほしい本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰もが元来持っているが、世間の「常識」などの影響で封印されてきたクリエイティブな力を“解放する”ことによってイノベーションを成功に導く手法を、世界的デザインコンサルティング企業IDEOの創設者がまとめた啓発書。
「自分はクリエイティブな人間ではない」という思い込みを捨てた上で、「人間に対する“共感”」に基づく「デザイン思考」によって着想したアイディアを、失敗を恐れず迅速に何度も試行(プロトタイピング)することが、イノベーションの成功確率を高めると主張する。
著者はスタンフォード大学の「dスクール」という学際的・実践的ビジネス開発講座において、これらの“誰もがクリエイティブになる”プログラムを展開しており、受講生の多くはその後のキャリアを見直すきっかけにもなるという。「機械が何でもできる時代」に残される数少ない「人間ならではの仕事」ができるためには、小手先の「発想の転換」とは別次元の鍛錬が必要であることを痛感する一冊。 -
クリエイティブな思考をするにはどうしたら良いのか。本書はそうとは違うということを言っています。人は元々クリエイティブなのだと。それをどのようにして活かすことができるのか、それについて書かれています。
原題にその答えがあります。Confidence、つまり自信だと。自分のクリエイティブに自信を持つことで全てが変わる。そのために何をしていくのか。非常に勇気付けられる表現で書かれています。
本書を読めば、何か出来そうな気がしてきます。そして小さな行動を起こす自信が付いてきます。 -
赤坂Lib
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世界的に著名なデザイン会社IDEOの創設者による本。いかに創造するかを様々な事例を挙げて説明してくれる。分厚い本であるが、さっと読めてしまう。とても分かりやすい本でした。
この本、全体を通じてのメッセージは、クリエイティブであるということは既に自分で持っている経験や知識をいかに再発見するかということ。まったく新しいことに気づくのではなく、既に持っている知識を別の観点から見直し、再定義すること。誰にでもできそうであり、誰にでもできそうにない、微妙なことだが既に頭の中にあるものを探すということであれば誰にでもできそう。
納得させてくれる一冊です。おすすめです。 -
とても丁寧な本だった。翻訳が良かったのか、作者が良かったのかわからない。でも兄弟が病で倒れたときに約束したという本なのだから、それだけ時間が込められていたのかもしれない。もちろん気持ちも。
最初から最後まで読むのに3日しかかからなかった。自分でも驚き。基本的に遅いはずなのに。
でも最初から、とてもエネルギーをもらったし、自分の毎日をどのように彩っていくか、ワクワクしながら読めた。これを読んでいるとき、同時に大学院の課題も進めていた。これは、「ホレ、課題かけかけ、大丈夫」とヒゲのおじさんに言われているようでならなかった。それはある意味で癒しであり、キュートな二人のおかげであり、この本はこういう論文のためにあるのだと確信した。それは論文を書くことはクリエイティブであることを証明した一つかもしれない。
そのくらい熱がこもるこの本。何かあったら読み返して元気の源にしたい。 -
2015/2/1
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784822250256 -
よくよく考えたら当たり前の事しか書いてなかったんだけれど、なんだかおもしろかったな。
トライ&エラーをもっともっとしたらいいんだよね。 -
世界一クリエイティブなデザイン会社、IDEOを生んだケリー兄弟の1冊。チームがポジティブにアイディアを出し合える秘訣が詰まっていて、とてもわかりやすい。