パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか

制作 : 小澤 隆生 
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822255343

感想・レビュー・書評

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  • Hard Thingsから飛ばされて辿り着いた。
    古い本だけれど、only the paranoid surviveはフレーズとして心に残りそう。自分のキャリアを思ってもそんなところがある。

  • 起業のこころ


    インテルがメモリー事業からの撤退を決めた場面、1985



    「もし我々が追い出され、新しいCEOを任命したら、そいつはどんな策を取るだろう」
    「メモリー事業からの撤退だろうな」
    「だったら一旦ドアの外に出て戻ってこよう!そして、撤退を我々の手でやろうではないか!」

  • 銀の弾丸、仮にピストルの弾がひとつしかなかったときにどの競争相手を仕留めるために取っておくか。

    戦力の転換点を見分けるためにどうするか?
    ・主要なライバル企業の入れ替わりがありそうか?
    →銀の弾丸をとっておく相手が変わっていないか?
    ・今まで大切な補完企業とみないしていた相手が入れ替わろうとしていないか?
    →今まで大切だったが今はそうでもない、追い抜かれそうになっていないか?産業界の力関係に変化が起きている兆候かもしれない。
    ・周囲にずれてきた人はいないか?

    10Xの変化

  • 戦略転換点をどう見極め,どう乗り換えたのかについて著者の体験を元にまとめられている.
    本質をまとめているので身の回りの人と認識を合わせる際に紹介したい.実際に行うには難しく悩ましいが.

  • 20年前に書かれた本と途中で知りびっくり。
    今でも色褪せないどころか、変化が激しい今の時代こそますます重要と思われるようなメッセージがたくさん込められていた。

  • 原著発刊が1997年で、同時期にクレイトン・クリステンセン氏が「イノベーションのジレンマ」という概念を提唱している。戦略転換点を担う新CEOは前任者より優秀か否かではなくしがらみがないことに優位性があるとは、両者とも全く同じことを主張している。

    グローブ氏の語る「戦略転換点」はひっそりと忍び寄り、振り返ったときの景色は一変している。そうした事業環境をどう乗り切るか、実際にインテルのかじ取りでチップバグの経営危機とCPUへ戦略転換した経験を持つグロープ氏の発言は重みがある。「1103という時刻を見るたびに当時が蘇る」という一文はそれだけ修羅場の意思決定であることを示唆している。大企業の経営者は「イノベーション促進」と気軽に謳っているが、戦略転換点に対峙する痛みを現経営者が英断するか新経営者が刷新するか、本書を読んで血肉にすべきであろう。米国半導体産業が日本メーカーに浸食されていく様が描かれているが、2000年代には全く同じことが日本と韓国で起こった。大袈裟ではなく経営に命をかけられるかどうかが戦略転換点が味方になるか敵になるかの重要ファクターなのであろう。

  • 経営者として書かれている本ですが、個人のキャリアの話としても読めると思う。
    10xという急激な変化は気づかぬうちにくるので、それを乗り越えるために、普段から兆候を見つけるための情報収集を欠かさないこと、変化への対応をシミュレーションしてみること、目標を立ててコミットしたら、邁進すること。などが大事なのかなと理解した。
    90年代当初のインターネットの変化の話も書かれていて興味深い。

  • 1996
    Only The Paranoid Survive

著者プロフィール

1936年9月2日 - 2016年3月21日
ハンガリーのユダヤ系アメリカ人実業家。1936年ハンガリーのブタペスト生まれ。1956年にハンガリーからアメリカに移住。ニューヨーク州立大学を主席で卒業し、カリフォルニア大学で博士号(化学工学)取得。インテル社の創設に参画し、第1号の社員となる。79年社長に就任。97年にはタイム誌の今年の人に選ばれた。98年にはインテルのCEOを辞任し、2004年には会長から退いた。スタンフォード大学経営大学院で24年にわたって指導した。
『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』(日経BP社)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」マネジメント部門賞受賞。

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