伝え方大全 AI時代に必要なのはIQよりも説得力

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822289713

作品紹介・あらすじ

AI時代に必要な「伝え方」鉄板の技術を紹介!

AI(人工知能)が普及すると、多くの仕事は自動化される。そこで人間に必要とされるのは、みんなからやる気を引き出せる人、想像力を引き出せる人。つまり、伝える力がますます重要になってくる。著者のカーマイン・ガロ氏は、グーグル、リンクトイン、アクセンチュアなど大手企業のコミュニケーション・アドバイザーを務め、30万部のベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』の著者でもある。AI時代にさらに重要になる「伝え方」のスキルを紹介しよう。

■カーマイン・ガロが教える鉄板の「伝える技術」例
・5秒で全体像を見せる
相手の気が引けるかどうかは、「5秒」が勝負。だから5秒でもっと聞きたくなるような全体像を見せよう。

・小学3年生にもわかる言葉で話す
難しい言葉はわかりにくくなるだけで、いいことはなにもない。やさしい言葉のほうが、みんなの記憶に残る。ケネディ大統領の演説は、小学3年生でわかるレベルだ。

・3幕構成のストーリーで話す
ハリウッドの映画も優れたプレゼンも、3幕構成のストーリーで作られている。第1幕は「きっかけ・設定」、第2幕は「喪失・苦闘」、第3幕は「解決」。この3幕構成の伝え方ができれば、聞き手を動かせる。

・聞き手の心を揺さぶれ
人をやる気にさせたり、動かしたりするには、論理だけでは難しい。聞き手の心を揺さぶり、感情を動かそう。

■世界の「伝え方の達人」50人超の実例
本書では、就職面接ですばらしい伝え方で年収を大幅にアップさせたエンジニア、上司や役員を説得して大きな成果を上げたマーケティング担当者のほか、著名なCEOや歴代の米国大統領まで50人を超える「伝え方の達人」が登場する。彼らの伝え方の実例から学ぼう。

主な「伝え方の達人」
ブライアン・チェスキー(エアビーアンドビー創業者兼CEO)
ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ創業者兼会長)
ジャック・マー(アリババ創業者)
フィル・ナイト(ナイキ創業者)
サンダー・ピチャイ(グーグルCEO)
アレグザンダー・ハミルトン(米国建国の父)
エイブラハム・リンカーン(第16代米国大統領)
ジョン・F・ケネディ(第35代米国大統領)

感想・レビュー・書評

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  • 昔は、平均的なスキルの人が平均的な仕事をすれば、平均的な暮らしができた。だが、そういう平均の時代は終わった。
    トーマス フリードマン

    人事採用の専門家400人を対象に調査したところ、94%が、実務経験はあるが、口下手な人より、伝える力がある人の方が昇進しやすいと回答したのだ。
    明快に話ができる人、同僚や顧客の気持ちを高ぶる語り方ができる人はなかなか見つからないというのが、今、各社共通の悩みとなっている。

    専門家が自分の価値だと思っていることと会社の幹部が求めるスキルがずれていること、それこそ、両者の間には深い谷があると言う事位大きくずれていることがわかった。

  • Five Starts: 
    The Communication Secrets to Get from Good to Great
    https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/19/P89710/

  • 人の話を聴く立場でイメージすると、この本で書かれている提案はどれも納得はできる。が、それを実践しているのは至難の業かもしれない。
    とはいえ、読んだだけでは意味がない。
    まずはひとつ実践してみて、それを自分の中で定着させて、そして次に、という感じで、少しずつ実践していきたい。

  • 今後のAIの時代に必要なのは知識よりも説得力(伝え方)である事を種々事例を用いて説明した本。成功する人は、専門知識だけで無く、他人への伝え方が上手い人だと言い切っている。

    具体的なノウハウは以下。
    パトス、感情で心を揺さぶる
    3幕構造でストーリーを語る
    5秒で全体像を伝える
    優しい言葉を選ぶ
    比較とたとえを駆使する

    今後も仕事のプレゼン、プライベートでも説明する機会はかなり多くなっているので、この本で学んだ事を取り入れて活用していきたい。

    プレゼン力は先天的な能力ではなく、努力と準備と経験の積み重ねだとのコメントが、一般人にとっては心強かった。

  • どのように夢を売るか?まず自分がワクワクしてしょうがないようなストーリーを、シェアできるか?など実例まじえて学べた。

  • グローバリゼーション、自動化、人工知能……
    あらゆる職業に不安の広がる時代に、必要かつ欠くことのできない基礎スキルは「伝える力」である

    『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『TED 驚異のプレゼン』の著者がジョン・F・ケネディ、ウォーレン・バフェット、スティーブ・ジョブズなど50人以上の「伝え方の達人」を取り上げ、AI時代にこそ説得する力が必要であることを実証する

    第2部の人物編に続く第3部ノウハウ編では、
    ・感情で心を揺さぶる
    ・3幕構造でストーリーを語る
    ・5秒で全体像を伝える
    など、「伝え方」のスキルを修得するヒントが数多く紹介されている

    原題は“FIVE STARS”~五つ星の評価を手にするために
    「伝え方」指南書の決定版

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著者プロフィール

ベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『TED 驚異のプレゼン』(日経BP)の著者。グーグル、アクセンチュア、インテル、コカ・コーラ、リンクトインなどのコミュニケーション・アドバイザーを務める。人気の講演者として、製品を売り、ブランドを成長させ、人をやる気にさせるようなプレゼンテーションとストーリーの伝え方をCEO やリーダーに教えている。Forbes.com やInc.com にも寄稿しているほか、ハーバード大学のエグゼクティブ・エデュケーショナル・インストラクターも務める。

「2019年 『伝え方大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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