闘うプログラマー 上巻

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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822740160

作品紹介・あらすじ

ビル・ゲイツの野望を実現するために、マイクロソフトに「伝説のプログラマー」が引き抜かれた。デビッド・カトラー。屈強な肉体と軍隊顔負けの厳しい職業理念をもつ、闘争心のかたまりのような男だ。そして、彼を追って移籍した腹心の部下たち。新プロジェクトを担う外人部隊が秘密裏に結成された。自由闊達なマイクロソフトの「キャンパス」内で、異分子たちによる空前のパソコンOS開発作戦「NT」の幕が切って落とされた…。

感想・レビュー・書評

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  • p47 BASICを開発したダートマスの教授二人は、プログラムに関する所有権を主張せず、だれでも無料で使い変更できるようにした

    p217 泳げないやつは沈めばいいというのが新人のルール

    p234 質問されて嫌がる者は、誰もいない。よく調べて、自分で答えを見つけようと努力した後であればね

  • WindowsNT開発秘話。
    こういう話は、聞くのは楽しいが、実際に中には入りたくないものだ・・

  • Windows誕生までの開発秘話。
    開発リーダーのカトラー他、メンバーも個性的で行動力のある人物が多いです。皆が好き勝手やる中、よく完成まで漕ぎつけられたなと思います。
    ゲイツ氏はトップにはコードの書ける人間のみを添えたとありますが、その点、現場を知り、情熱がずば抜けていたカトラー氏だからこそ、メンバーから尊敬・畏怖を集め、上手くいったのかなと感じました。
    厳しさの中にも、自ら率先し、また筋が通った部分があることも、メンバーのやる気に伝播し、長いプロジェクトが頓挫しなかった理由になったのかなと思います。
    半分は恐怖政治の指導が効いていたのかもしれませんが(笑)
    ドラマチックで面白いです。

  • 現在のWindows 8やWindows 7の元となったWindows NTが開発の様子を追ったドキュメントです。
    上巻では、ビルドした環境で開発が始まるところまでが描かれました。ソフトウェア開発の物語ですが、コンピュータに詳しくない人にも理解できるように配慮されているので、かなり読みやすい本だと思います。

  • (1997.03.26読了)(1997.01.18購入)
    ビル・ゲイツの野望を担った男達
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ビル・ゲイツの野望を実現するために、マイクロソフトに「伝説のプログラマー」が引き抜かれた。デビッド・カトラー。屈強な肉体と軍隊顔負けの厳しい職業理念をもつ、闘争心のかたまりのような男だ。そして、彼を追って移籍した腹心の部下たち。新プロジェクトを担う外人部隊が秘密裏に結成された。自由闊達なマイクロソフトの「キャンパス」内で、異分子たちによる空前のパソコンOS開発作戦「NT」の幕が切って落とされた…。

  • DECの技術者と、マイクロソフトの経営者の協働(きょうどう)が、WindowsNTであることを知る人は技術者以外にはいないだろう。
    まして、Windows New TechnologyのWNTが、DECのVMSの次の文字であることを知る人はもっと少ないかもしれない。
    サイエンスフィクション(SF)ででてくるHALが、IBMの次の文字であることをなぞらえたように。

    マイクロソフトは、BASIC以外のMS-DOSの時代から、よその技術を持ってきて、販売する会社であることを知っていれば、本書に違和感はない。
    また、20年ほど前には、UNIXの最大のベンダであったことも知っているとよい。Xenixの販売代理をしていて、PC-UNIXといえば、マイクロソフトのXENIXだということを知っていると、よく分かるかもしれない。

    背景知識がないと、一部誤解する人もいるかもしれない。

  • 2008/01/03 読了 ★★★★
    2011/07/27 読了

  • いかにウィンドウズNTと言うOSを作られていったかと言う仮定を描いたノンフィクション作品。

    巨大なシステムを構築するための大変さが分かるし物語としても個性的な面々が多く登場して面白い。当時のマイクロソフトは時代の最新鋭を行っていた会社であると思うしとても魅力的な職場だったのが伝わってくる。
    そして何よりカトラーがまだまだ現役でマイクロソフトで働いていると言うのを知って驚いた。

    後編も早く読みたい。

  • システム開発はなぜこうも秩序を失うのだろうか?
    初期段階ではなんとかなるだろう、
    今回はうまく立ち回ろうと誰もが思うが、
    ある時から秩序は乱れ、課題は山積し、
    バグを追うが、時間と責任に追われ、
    平静な感情を保てなくなる。

    本書の中でもデスマーチという言葉がぴったりな状況で、
    締め切りは延び、バグは一向に減らなくなる。
    しかし、プロジェクトを成功にさせるのはブレないビジョンと
    ビジョンを貫こうという強い意志。
    強い意志を持った(激昂しやすい)プロジェクトリーダに、
    それを支えるサブリーダ、
    当初からいる愛すべきメンバに、
    突如救世主のように現れる優秀なプログラマ。
    そしてその家族たち。
    それぞれの思いをつなぎ物語(プロジェクト)は進んでいく。

    (日本で)システム開発に携わった人が感じる思いがそこに書かれているが、
    明らかに違うのがプロジェクトに参加したメンバーが莫大な財産を手に入れていること。
    プロジェクトが進行していく最中に株価が上昇し、
    プロジェクトの成功がさらに個人にも財産をもたらしているということ。
    そんな状況の中で自分だったらどんな気持ちでプロジェクトにかかわるのだろうかとても考えてしまった。

  • Kinde で原書を買った

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