世界から集客! JR九州・唐池恒二のお客さまをわくわくさせる発想術

著者 :
  • ぱる出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827206142

作品紹介・あらすじ

"サービス革命"で日本一をめざす唐池流・お客さまの喜ばせ方をすべて公開!蒸気機関車「あそBOY」の復活、全国に知れ渡った優雅な観光列車「ゆふいんの森」の発案、高速船「ビートル」が走る、博多‐釜山の国際航路の開拓、東京・赤坂で超繁盛中の居酒屋新業態「うまや」ブランドの開発、実現間近の夢の「九州一周豪華列車」構想-などなど、お客様を喜ばせ続けるアイデアを次から次へと打ち出す唐池流発想法のなかには、全国からお客さまを集客し続けて、"九州全体が元気になるためのヒント"が隠されている。

感想・レビュー・書評

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  • JR九州の社長時代の唐池恒二さんが書いた本。
    まだ九州新幹線が開通する前に出版された本なので、
    開通前日に発生した東日本大震災や熊本地震などについては当然触れていない。

    鉄客商売を先に読んでしまったので、目新しさはなかったが、JRと言う巨大組織でこれほど仕事を楽しんでいる姿を見るときっと著者はどこの組織に行っても成功をしただろうと感じながら読んだ。

  • この本では全国のJRの中でも特に観光に力を入れているJR九州のお客様を楽しませる戦術やノウハウを学ぶことが出来ます。どのような活動が人々を喜ばせるサービスと成り得るのか、街づくりや観光のほかに社風や新事業などのありとあらゆる角度からアプローチをかけて、お客さまをもてなす戦術が語られています。電車や観光事業に興味がある方はもちろんのこと、接客業やサービス業に関心のある方にも是非とも読んでもらいたい一冊となっています。

  • JR
    九州と北海道の違い 極端に違うなあという印象が、ここ最近のニュースで感じていたが、この社長がいるからだ!ということがよくわかった。

    いろんなことにチャレンジし、いろんな発想から常に「お客さま」を第一にしたところ、相手絶対主義を貫くことの必要性がひしひしと伝わってきた。

    組織を変える
     変化に対して柔軟な組織を常に求める

    仕事を変える
     それぞれの職場レベルで少しずつ改善し、積み上げていく

    新しい市場に参入する
     企業の強みを最大限に生かせる分野を常に考え、ここにチャレンジして成長していく

    ホント、企業として当たり前なことがしっかりと実践できているんだなあと思った。

    当たり前なこと  しっかりと考えて明日からも取り組まねば!!

  • 南九州をJRで旅行した際に電車内の工夫と沿線の活気に驚き、それを作り出せた理由を知りたくてこの本を手に取ってみた。JR九州がいかに工夫をし、手間を惜しまず、地域を元気にすることを意識していることが伝わってきた。ただし残念ながら、この本はテーマも文体もバラバラで総花的であった。この人の組織論なり観光論なり掘り下げた文を読んでみたい。

  • 何となく「気になる存在」になった“JR九州”に関連した本ということで手にした一冊だが…これがなかなかに好かった!!ハッキリ“九州”とあるので、「あそこの地域と、自分達の地域は違う」と敬遠してしまう場合もあるのかもしれないが、扱われている話しの“普遍性”は高いと思う。細かいが、実際に本書に出て来る話題の中には、著者自身が所謂キャリア組で国鉄に勤めていた時代の、九州以外での経験も含まれているのだから…とにかくも広く奨めたい一冊だ。

  • 閲覧室  686.3||カラ

  • 九州の売り出し方、勉強になります。

  • 活動紹介と自らへの賛美に溢れた本。たしかに斬新な発想なんかはあるかもしれないが、あまりにも自慢が多い気がする。もっと期待していただけに残念な本

  • 完全なる仕事関係の本
    だけど普通に読んでも面白かった

  • メモ

    JR九州社長の著書。同社はJRグループの異端児で、デザイナーを起用したオシャレな車両、観光列車、九州新幹線全通とJR博多シティ、韓国と結ぶ船舶、関連事業などから「お客さま」を満足させています。本書は、著者の経験から同社の実績とアイデア、自前主義、商圏としてのアジア、魅力ある九州、会社と地域とまちづくり、駅の外への進出、JR九州の社風などが書かれています。親方日の丸の国鉄ではなく、九州の民間企業としてのJR九州。鉄道事業より関連会社の事業による収益率が高まっています。社風の部分などは一般のビジネスマンとして学ぶ点はあると思います。

    スピード、明るく大きな声、隙を見せない緊張感、貪欲、難局や逆境には正面から立ち向かう、誠実など参考になります。

    半国営で潰れることのない大企業だからと胡坐をかかず弛まない努力をされています。

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著者プロフィール

九州旅客鉄道株式会社 代表取締役会長

1953年4月2日生まれ。1977年、京都大学法学部を卒業後、日本国有鉄道(国鉄)入社。1987年、国鉄分割民営化に伴い、新たにスタートした九州旅客鉄道
(J R九州)において、「ゆふいんの森」「あそBOY」をはじめとするD&S(デザイン&ストーリー)列車運行、博多〜韓国・釡山間を結ぶ高速船「ビートル」就航に尽力する。また、大幅な赤字を計上していた外食事業を黒字に転換させ、別会社化したJR九州フードサービスの社長に就任。2002年には、同社で自らプロデュースした料理店「うまや」の東京進出を果たし、大きな話題を呼んだ。2009年6月、JR九州代表取締役社長に就任。2011年には、九州新幹線全線開業、国内最大級の駅ビル型複合施設「JR博多シティ」をオープン。2013年10月に運行を開始し、世界的な注目を集めたクルーズトレイン「ななつ星in九州」は、その企画立案から運行まで陣頭指揮に当たった。2014年より現職。同社およびグループ会社42社のトップリーダーとして奮闘中。

「2020年 『逃げない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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