大インフレ時代!日本株が強い

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828424996

作品紹介・あらすじ

インフレの時代、ブロック化が加速する世界。西側民主主義エリアで日本の「モノづくり力」が重宝される近未来。日本企業の業績向上、株価アップ、日本ルネサンスを明瞭に説く書。

感想・レビュー・書評

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  • 自国を考えるにはまず他国を知ることから始まり、習近平の「韜光養晦」を含めて今後の動きを予想しています。そこに牛肉価格が2022年と比べ2023年上昇すると言ってますが今12月ですが予想が外れてましたね。続いて米vs中バトル話しはわかりやすかったです。
    半導体生産における投資額は日本とアメリカでは金銭感覚が違いすぎて驚きます。
    数十年前アメリカでは自社株買い解禁で儲けに気づいた富裕層はさらに高収入を得ていた人たちがいたこと。流行りのサブスクでミニマリストになったお金持ちはいるのか?とか、中国から逃げたジャックマーなど中国富裕層の逃亡先は、いったいどこだろう。
    なかなか分かりやすい解説です。
    世界の消費者物価指数インフレと資産インフレは分けて考える大事な視点はとてもためになります。
    次にプーチンですが想定外のウクライナ戦略から弱体化し、中国はこの機をチャンスに考え、ロシア資源を安く買い叩いていったり、近くのトルコやインドの動向も考え、観察することですね。
    FTX詐欺の話しは空いた口が塞がらないし、詐欺レベル3とかあるんですね。
    このあとやっと日本株の説明ですが投資を考えている人に向けてのアドバイスになります。
    少子高齢化の日本では人手の足りない仕事が増えるから無人化していく、その無人化には半導体が必要で、半導体技術は日本人が向いていると。自動化、省人化、無人化はのちに世界も必要とするときがくるが時間はかかる。どこかの国がアフリカインフラ開発に早い安いで協力するのとは違い、持続可能な日本が買いではないかと言うことです。
    全体的にJ-waveジヤムザプラネットでエミンさんの話しを聞いていたので、おさらいのような内容でした。地政学的に資本や資産、資源の移動を考察したわかりやすい視点でした。
    投資をするかしないかはあなた次第ということですね。

  • 中国マネーの退避やらが原因だと言われているけど、日経平均2024年初来約15%上昇していて、バブル崩壊前の高値タッチしてて勢いを感じて、日本株に俄然興味が沸いてきた。

    ただ本書にも指摘があったのように(第二章:サプライサイド経済が破綻した米国の窮地)昭和バブル期との違いは、この資産も富裕層に富が吸収され、アセットレスクラスの増加、中流階級の減少と顕著に格差が拡大していること。ここはすごく問題に感じる。

    米国でのそういった格差はいつか社会崩壊を生むとあるけど、いつになるんだろう、その時日本は...

    実体経済と金融経済が激しく乖離してるから中央銀行も仲介がしにくくなっていて、どんどん資産インフレが起こって爆発寸前なのも段々わかってきた。
    これスタグフレーションが実感としてわかるぐらいの状態になって、やむなくバブル崩壊みたいな未来しかなくて怖くなる。
    この世界恐慌並みの崩壊に備えるのと日本株への投資チャンスのタイミングはどう並行して考えれば良いんだろう。ブラックスワンが来た時少なからず影響は受けるだろうから。やっぱり金投資なのかな。ぐるぐる

    と思ってたらエミンユルマズが株とゴールドの本出してる。これ読んでても思ったけどこういう本発売直後に読むほどタイムリーで読みやすい気がするから、すぐ読もう。

    本書の話とはズレるけどずっと疑問なのは、個人資産として5億円くらいあったら贅沢して一生暮らせるしそれ以上あっても宝の持ち腐れにならないのかな?増やす意義を感じられないんだけどそこんとんどうなんだろう?もうゲームみたいなものなのかな。このゲームのプレイヤーが増えれば増えるほどどんどん歪な世の中になっていく気がする。次は金と心理について論じた本とか読みたい。

    少子高齢化を逆手にとって無人化省人化の考え方はおもしろいけど、本当に実現できるのかな?考えには賛同できるけどそうなって欲しいっていう祈りに近い...

  • 時事ニュースに興味をもつ。

  • 私にはレベルが高かった。
    が、直近の日本株史上最高値更新を見ると、この本が一年前に発行されているのに驚き!自動化はキーワードの一つ。

  • 自動化に期待

  • 【読書メモ】
    投資塾である複眼経済塾・塾頭エミン・ユルマズ氏が世界情勢の説明をする本

    中国の独裁強化、米国の中国つぶし、ロシアの衰退などの話など
    あと日本株の着眼点(無人化)などの着眼点も有用と感じた

    【参考になった点】
    *インフレ=現金は目減りする
    ・中国 デモに敏感、地方政府に責任転嫁、それでもダメなら全力で潰す
    ・習近平による思想統制
    ・農業も生産調整(相場により)
    *ASMLの中国取引禁止→中国半導体下落
    ・米国は目標達成のため全力
    *中国=生産拠点、ハイテクは相当遅れ
    ・トリクルダウンエコノミクスは戯言
    ・クレヨンしんちゃんの暮らしすらうらやましい
    *関心を持つべきはインド
    *テスラは環境クレジット枠販売がメインの会社
    ・イーロンマスクはイロイロきなくさい?ほとんどオカルトリーダー
    ・暗号資産以外にもたくさん商品はある
    ・米・独占セクターは多く価格転務がしやすい
    *人が足りないところほど無人化すべき

  • タイトルの内容に関連した内容が少ない

  • 少子高齢化は日本にとってチャンスになるが、自己開発に磨きをかけること。

  • スマホはデフレの象徴で、サブスクという概念に資産性はないという考え方やロシアの「無料のチーズはねずみ取りにしか置かれない」になるほど。

  • 中国のGDPは、発表との差がある。夜のライトの使用量で比較すると6割でしかないという発表。2022年11月TIME紙。
    中国は10年15年後弱体化する。
    トウモロコシと肉は相反する。肉はシカゴのフォーだ―キャトル先物市場が適している。
    アメリカとの高関税競争では中国は食料品に高関税をかけることになって消費者を苦しめている。アメリカはドル高で調整できる。
    ブロック経済化が始まる。

    アメリカはインフレを口実にインフレ以上に価格転嫁をした。自社の株価を上げようとするから。アメリカの経営者の報酬は2対8でストックオプションが多い。
    サプライサイド経済学が間違っている。

    トルコのインフレは凄まじい。年85%。現実は150%くらい。
    テスラの環境クレジット売却益は、純利益を大幅に上回っている。
    タダのチーズはネズミ捕りにしかおかれない。

    会社四季報の新春号は、来期予想が発表されるのでサプライズ企業を発掘しやすい。
    業績見出しランキングを見る。
    アメリカは企業間構造が独占的。
    日本企業は価格転嫁ができていない。これは日本的だが、世界が窮地に陥ると注目される。

    人手不足は問題ではなくなる。建設機械、介護はロボットの時代になる。
    人口減少と少子高齢化は無人化で解決できる。
    四季報で、新しい企業に驚かされる。
    技術一つだけでは成功しない。
    電力供給に収れんされる。
    製造業は1970年代半ばまで27.4%を占めたが、サービス業が1994年に抜いた。現在33.1%。

    病院もキャッシュレス化。事前にクレジットカードを登録しておけば清算は不要。
    豊田自動織機は無人化自動化の代表例。
    ワンマンカーも自動化の例。
    iphoneも日本で作るかもしれない。

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著者プロフィール

エコノミスト、グローバルストラテジスト。複眼経済塾取締役・塾頭。トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。日本語能力試験一級を受けて、1年後に東京大学理科一類に合格。その後、同大学院で生命工学修士を取得。2006年野村證券入社、投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、16年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。
著書に『大インフレ時代!日本株が強い』(ビジネス社)、『日本経済復活への新シナリオ 』(KADOKAWA)、『コロナ後の世界経済』『エブリシング・バブルの崩壊』(以上、集英社)など多数。

「2023年 『世界インフレ時代の経済指標』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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