- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829163092
作品紹介・あらすじ
それは、秋も近づいたある日-。探偵作家・平井骸惚宅に舞い込んだ一通の手紙。それは、絶縁状態の実家から、骸惚先生に帰郷を促す旨がしたためられた書状でありました。何やら訳ありの里帰りのため、骸惚先生は澄夫人を伴い帰郷、弟子の河上くんと平井家の二人の令嬢、涼嬢、撥子嬢は揃って留守を守ることに。そして、大正十二年九月一日。運命の日。後に関東大震災と呼ばれる、かつてない大災害が帝都を直撃。涼嬢と撥子嬢を連れ命からがら逃げ延びる河上くんでしたが、避難先で、腹部に包丁を突き立てられた他殺体が発見され…。異常な状況下、疑心暗鬼になり互いを疑う人々。これは、震災を利用した殺人事件?骸惚先生に託された大切な二人の令嬢を守るために、河上くんはこの事件の謎を探る決意を固めるのですが-。本格推理譚第四弾。
感想・レビュー・書評
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今作は、関東大震災の最中で河上くんが頑張るお話だった。
里帰り中で不在だった平井家の二人の代わりに御令嬢二人を預かり、奮闘する。
河上くんが少し成長する話でもあったと思う。
おままごとをするシーンが、とても可愛らしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
関東大震災。
生々しく描かれてます。
ハラハラドキドキしました。
太一、かっこええやん! -
関東大震災編。がんばる河上くん。この緊迫ムードはなかなかいいです。
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河上君頑張りました!!。。。でも骸惚先生が殆どでてこなくて残念ですね。うーん。。。トリックとか色々考えても其四は微妙かも。大正12年に舞台にした時点で関東大震災をどうするかよく考えておくべきだった気もします。
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今回は関東大震災のお話。私も幼少期でも阪神・淡路大震災を経験した身ですので、河上くんや涼嬢の不安がよく解ります…。今回は本当河上くんがカッコいい話だったと思います。実は喧嘩が強かったり、風邪をひいてしまった涼嬢や幼い撥子嬢を震災から一生懸命守ったり、あと恋したり(笑)頑張ったね河上くん…!
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よく一人でがんばりました。カワカミ君。
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今回はなんと骸惚先生、太一二人がそれぞれ一人で事件を受け持つことになる。先生はいいとして、太一は先生なしに解決することができるのか?
今回の謎解きも全然予想以上の出来でよかった。