特攻の島 (1) (芳文社コミックス)

著者 :
  • 芳文社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784832230521

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  • 大東亜戦争末期、貧しさに差別を受けていた、絵を書くことが好きだったある青年は予科練に入ることを決意した…!

    乗せられるべき兵器の名は「回天」すなわち人間魚雷。巨大な鉄の棺桶。

    「せめて犬死にだけはさせないでくれよ…俺たちは人間だ…!」
    「何が救国の兵器だ…欠陥だらけの不良品じゃないか…」
    「貴様は回天という兵器に疑問を持っている…そして己の運命をいかに受け入れるべきか…自問を繰り返しているんじゃないのか…?
    俺も同じだ」
    「もし死ぬ事に何か意味を見い出せるば…死は単なる恐怖ではないはずだ…
    そして死に意味を見つけられるのは…生きる意味を見つけられた人間だけなのかもしれない…」

    しかし、しかし…大日本帝國はそうしなければならない状況にあった…。

    「海猿」「BJによろしく」と、佐藤秀峰先生は本当に「死」と「現実」に対して徹底して向き合い表現できる稀有な漫画家だと思う。

  • 大東亜戦争末期/回天特別攻撃隊
    16.03.02 08巻up

    1-08巻 続

  • 人間魚雷、回天の話。

  • 自身の命を差し出しても
    この国を守る思いには、今の現代人にはないだろう。

    戦争最中、死を突きつけられた主人公たち。
    生きる意味を自問自答していく姿は、熱い。

  • 4832230522 206p 2011・8・15 10刷

  • 現代からは想像もできない戦時中の緊迫した状況がよく描けている。

    人間魚雷という、命を対価に機能する兵器をとおして生きる事を描写しています。

    目的意識が稀薄でただ、なんとなく生きている現代人より、死を賭して戦争をしている登場人物達の方が生き生きとして見えるのはかなり皮肉です。

  • 人間魚雷を扱った戦争話。
    綺麗な死に顔にサムライというか高潔な意思を感じました。

  • 大東亜戦争末期、生還を期さない人間魚雷、「回天」が考案された。そんな特攻兵器である「回天」に命を捧げた青年達の物語。己を犠牲にし、大義に散った先人の姿には、無条件で胸が熱くなる。戦争や日本軍、特攻隊が良いとか悪いとかの話ではなく、命を捧げた多くの先人の思いに、胸が打たれるのである。

  • 最近、太平洋戦争の歴史を細かく調べるのにはまってます。この漫画は特攻隊、回天の話。いまの日本人が深く突っ込むのをなんとなく避けてるこの時代、調べれば調べるほど興味深い。

  • It matters not how a man dies, but how he lives.

    James Boswell

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