メンタル・ブロックバスター: 自由な発想を妨げる6つの壁をぶち破れ

  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833416702

作品紹介・あらすじ

シリコンバレーの独創力は、ここから生まれた!豊富な練習問題を通して自由な発想を妨げている6つの壁をぶち破り、アイデアを生み出す創造的思考法を磨く画期的実践書。

感想・レビュー・書評

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  • この本も「いかにして問題をとくか」と同じように、「言語の思考への束縛」について詳しく書かれている。この本が指摘するように、「日常のコンテキストから思考を開放する」ことは難しい。だから、Windowsがバグバグだったりする?。この辺の問題がメンタルブロックであり、これを打破するためにこの本を読もう。

  • 概念化
    知覚の壁
    固定観念
    私たちの心には、すでに存在するものをさらに強固なものにしようとする傾向がある。一方、自分が嫌いなテーマについての情報はほとんど記憶されることはない。自分にとって不快なものが正確かつ詳細な形で含まれているかどうかは疑わしい。自分にとって重要でない、あるいは考えたくない領域で、固定観念化が強く働く
    私たちは通常、情報をコンテキスト(文脈)という形式で記憶し、コンテキストは、それを構成する情報とともに記憶に入る。この中の特定の情報を呼び出して問題解決に利用しようとするとき、他の情報、そして、コンテキストに関わる感情も同時に導き出されてくることが多い。
    情報の記憶へのファイル化は構造的に行われる。つまり、関連性の高いものに関しては、セットで情報を分類し、整理する。
    ex. 「メニュー」→ウェーター、ワイン、ナプキン、レストラン.. ×蛇、トラクター
    認知的不協和(フェスティンガー)
    認知を構成する要素相互の間に不一致が起こることを言う。この不協和が起こると、これを提言する行動が起こるという。たとえば、タバコを吸っている人が、タバコを吸うと肺がんになるという知識に接すると、自分がタバコを吸っているという認知と不協和が生じる。そこでタバコをやめるとか、タバコは無害だという情報を探すようになる
    思考戦略
    構築する
    消去する
    前進させる
    後退させる
    結びつける
    分類する
    一般化する
    例証する
    比較する
    関連づける
    委託する
    延期する
    飛び込む
    抑制する
    絞り込む
    解放する
    強行する
    緩める
    夢見る
    想像する
    浄化する
    沈思する
    表示する
    組織する
    リストアップする
    チェックする
    表にする
    図にする
    言葉で表現する
    視覚化する
    記憶する
    思い出す
    記録する
    検索する
    探す
    選択する
    計画する
    予測する
    仮定する
    質問する
    仮説を立てる
    推量する
    定義する
    記号化する
    シュミレーションする
    試験する
    遊ぶ
    あやつる
    複製する
    解釈する
    変形する
    翻訳する
    拡大する
    縮小する
    誇張する
    控えめに言う
    適応させる
    代用する
    結合する
    分離する
    交換する
    修正する
    一巡させる
    繰り返す
    系統化する
    無作為化する

    オズボーンのチェックリスト
    ・他の用途に使うとしたら
     現在のままで新しい使い道はないか?
     変更を加えたら他に使い道はあるか?
    ・応用するとしたら
     他にこれと似たものはあるか?
     これを使ったアイデアは他にないか?
     過去にこれと類似したものがあったか?
     何を真似できるか?
     誰の真似ができるか?
    ・変更するとしたら
     新しい工夫は?
     意図、色彩、動作、音、香り、形式、形態を変えられないか?
     その他の変更は?
    ・拡大するとしたら
     何を付け加えるか?
     より多くの時間は?
     頻度を増す?
     より強く?
     より高く?
     より長く?
     より厚く?
     付加価値は?
     成分を加える?
     複製を作る?
     倍増させる?
     誇張する?
    ・縮小するとしたら
     何を取り除くか?
     より小さく?
     凝縮する?
     小型にする?
     より低く?
     より短く?
     より軽く?
     省略する?
     すっきりさせる?
     分割する?
     控えめにする?
    ・交換するとしたら
     他の誰にやらせるか?
     何か他のものにするか?
     他の成分は?
     他のやり方は?
     他の音声は?
    ・再構成するとしたら
     部品を交換したら?
     他のパターンは?
     他のレイアウトは?
     他の並べ方は?
     因果関係を逆にしたら?
     ペースを変えたら?
     スケジュールを変更したら?
    ・逆転するとしたら
     ネガとポジを逆にしたら?
     正反対は?
     前後を逆にしたら?
     上下を逆にしたら?
     役割を反対にしたら?
     見方を変えたら?
     立場を変えたら?
     別な面を見せたら?
    ・組み合わせるとしたら
     混ぜ合わせたら?
     分類したら?
     ユニットを組み合わせたら?
     目的を組み合わせたら?
     アピールする点を組み合わせたら?
     アイデアを組み合わせたら?

    アイデアを加工するための動詞(コバーク&バクナール「万能の旅人」)
    増やす
    ねじ曲げる
    ふくらませる
    押し出す
    分割する
    回す
    回り道する
    反発させる
    除去する
    平らにする
    付け加える
    保護する
    和らげる
    絞る
    差し引く
    引き離す
    逆にする
    補足する
    軽くする
    統合する
    切り離す
    沈める
    繰り返す
    記号化する
    入れ替える
    凍結させる
    厚くする
    抽象化する
    一体化する
    柔らかくする
    伸ばす
    切断する

    思考の滑らかさと柔軟性
    特性をリストアップする ex. レンガ
    重さ、色、長方形、多孔性、強度、粗い表面、熱を保有し、伝導する特性、低い伝導性、硬さ.. 経済的な要因、美的な側面
    通常付けられているレッテルにとらわれずに、対象物の特性を考えてみると発想の役に立つことが多い
    形態的な強制結合法(コバーク&バクナール)
    ①情報の特性をリストアップする
    ②各特性のところに、できるだけ多くの案を書き込む
    ③完成したら書き込んだ案に目を通して各項から異なる案を選び、組み合わせることで新しい形に構成する

    自我と超自我は、アイデアが意識のレベルまで上がって来ようとすると、秩序に反するものと判断して抑制してしまう。判断をしばらくの間控えることが出来れば、より多くのアイデアが「目に見えるまで」生き延びることができるようになる。

  • 練習問題が楽しい、物事をロジックで考えるのではない創造的発想の訓練ができる。いやできるようになった気分になれる。確かに面白い発想は理詰めに考えて煮詰まった時には生まれず、気分転換に散歩したり、いつも乗る電車の窓から景色をボーっと眺めている時に急に浮かんできたりとかは経験する。練習問題で自由な発想を鍛えれる。

  • 真面目に「生」がつく人は思考の切り口を変えられない。カリカリ事務的仕事をしていると柔軟な発想をできなくなってしまう。遊び感覚で「アハ体験」しつつ思考の硬さを自覚できそう。

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