スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック
- プレジデント社 (2016年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833422017
感想・レビュー・書評
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先週参加した人生2回目の読書会、
ホクホクしながら借りて帰ったうちの1冊。
マインドフルネスという言葉を聞くようになって久しいけど、まさにこのマインドフルネスや、いわゆる引き寄せの法則などがキーになる、著者の自叙伝であり自己啓発本。
率直に、これは効く人にはとても効くだろうなぁと思った。
なんなら本に書いてあるHOW TOに従って、ちょっとやってみたくなったもんね。
とは言え、マインドフルネスや引き寄せの法則を大々的に推奨するのが目的ではなくて、そのうしろ側にある「他者のために自分ができること」や「無償の愛」なんかについて、それが生きていく上でいかに大事であるかを多く語っている。
一見するとちょっとスピリチュアルっぽく感じる箇所もある。ただそれをスピリチュアルな力技で押しきるだけでなく、脳神経外科医の立場からある程度科学的に効用や現象の考察を挟んでくるところが面白かった。
自叙伝の側面もあるので、私にとっては読んでて正直共感できない部分や、
うーん…ちょっと都合がいいなぁと思うところ、
…で結局どういうこと?と感じるところも結構あったけど、この本を読んで救われる人も確かに多いだろう。
若い人たちが読むと教訓本としてとても良いのではないかな。
それにしても読書会でおススメされる本を実際に手に取って読んでみる体験は、想像以上に実りが多い。
たぶん普通だったら存在すらも認知出来なかった本。読めて良かった。面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了した本がたまっています・・・
付箋部分を抜粋します
・人は自分の運命を決めることができる(p13)
・安定と安心が確保されている環境でいちばん能力を発揮する。人間の脳は、喉から手が出るほど
そのどちらも欲しがっている(p32)
・感じることに、正しいとか間違ってるなんてない。ただそう感じるってだけだから(p48)
・リラックスって簡単に聞こえるけど、じつはものすごく難しいことなの。たくさん練習しなきちゃできないの(p53)
・その頭の中の声は、あなたの人生の一瞬一瞬を、いいとか悪いとか決めつけてるの。その声の言うことに、心は反応する。
まるであなたのことを本当に知ってるみたいにね(p71)
・過去をなかったことにしたいと願っても意味がないことや、自分にはどうしようもない恐ろしい未来を心配しても
仕方がないことを教えてくれた(p80)
・繰り返すこと。意図的にやること。これが脳を変える確実な方法だ(p84)
・傷や痛みにはすごい目的があるのよ。心は傷ついたときに開くものなの。痛みを通して人は成長するの。
難しい経験を通して大きくなるの。だから、人生で出遭う困難はすべてありがたいと思わないといけないの(p100)
・人はみんな、人生で何を受け入れるかを自分で選んでいるの。・・・中略・・・意識することもしないこともあるけれど
自分をどう扱うかを決めているのは自分なのよ。何を受け入れるか?受け入れないか?選ばなくちゃいけならないし
自分のために立ち上がらなくちゃならない。それができるのは自分しかいないの(p102)
・僕には価値がある。愛されている。大切にされている。僕は他人を大切にする。自分のためにいいことだけを選ぶ。
他人のためにいいことだけを選ぶ。僕は自分が大好きだ。他人が大好きだ。僕は心を開く。僕の心は開かれている(p103)
・共感は脳が発するものじゃありません。心臓からくるんです。
心臓は知性を持つ臓器で、脳から大きな影響を受けるだけでなく、わたしたちの脳にも、感情にも、理性にも
選択にも大きな影響を与えることが研究で示されている(p106)
・窓の向こうのその姿がはっきりしてくるにつれて、そのイメージが現実になる可能性が高まるの(p132)
・現実をつくるのは、あなたの考えよ。あなたがやらなければ、誰かがあなたの現実をつくることになる(p137)
・脳は強烈な想像上の体験と現実の経験を区別しない(p146)
・僕たちにできるのは、与えられた貴重な一瞬一瞬にどう反応するかを選ぶことだけだ(p168)
・心はコンパスなの。いちばん大切な贈り物よ、ジム。もしいつか道に迷ったら心を開きなさい。そうすれば
正しい方向に導いてくれるわ(p241)
・富が幸せをもたらす方法は、たったひとつだとわかった。それは人に与えることだ(p245)
・自分の傷を癒したいなら、他人を傷を癒せばいい(p246)
・人間の思考と感情はどちらも強い力を持っているが、強い感情が思考を黙らせることができる一方で
思考によって強い感情を追い出すことはほとんどできない(p247)
・人は人とのつながりによって生きている。人間はお互いに協力し、つながり合うように進化してきた。
このつながりが断ち切られると、人は病気になる(p248)
・つまり、共感と思いやりは人間の健康にいいということだ(p256)
・人はみんなつながっていると僕は感じる。僕は他者の中に自分を見る。そこに自分自身の欠点と失敗と脆さを見る。
人の精神の力と宇宙の力を見る。愛が僕たちをつなぐ接着剤だと深い部分で知っている。ダライ・ラマはこんなふうに
言っている。「わたしの宗教は思いやりです」(p263)
・人生が僕をどこまで連れていってくれるかに、いつも驚かされてばかりだ(p283)
・生まれた環境は自分のせいではなく、環境に自分を決めさせてはいけないことに気がついた。すべての人が大切で
価値があり、尊厳と敬意ある扱いに値する。すべての人は愛される資格がある。そしてすべての人が挑戦したり
やり直したりする機会を与えられるべきだ(p285)
・「愛と共感なしに人は生きられない。それがなければ、人類が生き延びることはできない」とダライ・ラマは言う(p286)
・マインドフルネスとは「余計な評価判断を手放して、あるがままの「いま」に注意を向けている状態であり
「いま」にしっかりと気づいている状態」をいいます(p292)
・「どの人生も特別であり、普遍的である」(p293)
・大事なのは、自分の人生が「特別である」ということに気づけるかどうか、余計な評価や判断を手放して
あるがままに自分の人生を見ることができるかどうか、そのときに立ち上がってくる多くの発見に気づけるか
どうかなのです(p294) -
潜在意識についての本は過去にも読んだことあるけれど、これは著者の体験と重ねているので、とても読みやすく分かりやすかった。
私もルースのマジックと心のアルファベットを常に心に留めておこう。 -
1人の人生をもとに、マインドフルネスの有用性が語られている。感覚に意識を向けることは継続したい。
物事が叶いすぎると傲慢になる。は金言、自分にも照らし合わせたい。
ギバーになれとはここから来てるんだなーと理解 -
■感想
予備知識がない状態で読んだが、まさかのノンフィクション。自身の体験に関するストーリーが長いが、内容が面白いのでどんどん読み進められた。
マインドフルネス本は初めて読んだが、興味が湧いた。
■今後の行動
・笑顔で人と接する
・マインドフルネス本を5〜10冊程度読み、自分に合った方法で実践する -
よくあるマインドフルネス関連の本だと思って読み始めたが、最初の印象を忘れられて最後のページをめくった。このストーリー自体が作者の本当の人生だということにも驚くが、それ以上に瞑想と脳科学の関係が詳しく述べられており、瞑想や願いを想像することの効果が医学に基づいていることに目を見開かされる。本を通し、「気の持ちよう」「スピリチュアルなもの」などと片付けず、今一度心から信じること、意思の強さがもたらすもの、子供時代には素直に信じていた自分自身の想いや夢、これらを大切に持ち続けようと思った。本に書かれているマジックは誰でも実践可能であり、リスクもコストもない。やってみて、自分の変化を楽しみ、そこから変わるものを願おうと思う。
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瞑想ばかにしてたけど、やってみたらまじでいい。頭がめちゃくちゃすっきりする。
特に自分に否定的なラジオが頭の中でずっと流れてるっていうのは本当にそうだなと思った。 -
世の中の見方が180度変わった