スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

制作 : 荻野淳也 
  • プレジデント社 (2016年11月12日発売)
4.14
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本棚登録 : 1328
感想 : 75
3

先週参加した人生2回目の読書会、
ホクホクしながら借りて帰ったうちの1冊。

マインドフルネスという言葉を聞くようになって久しいけど、まさにこのマインドフルネスや、いわゆる引き寄せの法則などがキーになる、著者の自叙伝であり自己啓発本。

率直に、これは効く人にはとても効くだろうなぁと思った。
なんなら本に書いてあるHOW TOに従って、ちょっとやってみたくなったもんね。

とは言え、マインドフルネスや引き寄せの法則を大々的に推奨するのが目的ではなくて、そのうしろ側にある「他者のために自分ができること」や「無償の愛」なんかについて、それが生きていく上でいかに大事であるかを多く語っている。

一見するとちょっとスピリチュアルっぽく感じる箇所もある。ただそれをスピリチュアルな力技で押しきるだけでなく、脳神経外科医の立場からある程度科学的に効用や現象の考察を挟んでくるところが面白かった。

自叙伝の側面もあるので、私にとっては読んでて正直共感できない部分や、
うーん…ちょっと都合がいいなぁと思うところ、
…で結局どういうこと?と感じるところも結構あったけど、この本を読んで救われる人も確かに多いだろう。
若い人たちが読むと教訓本としてとても良いのではないかな。

それにしても読書会でおススメされる本を実際に手に取って読んでみる体験は、想像以上に実りが多い。
たぶん普通だったら存在すらも認知出来なかった本。読めて良かった。面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月31日
読了日 : 2022年5月31日
本棚登録日 : 2022年5月31日

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