おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
3.60
  • (89)
  • (91)
  • (181)
  • (22)
  • (6)
本棚登録 : 1783
感想 : 167
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000573

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自らの意思で生き始めた筈のおだんごパンでしたが…
    耳に心地よい言葉を繰り返し囁きかけてくるものに、ついフラフラと従っていると、取り返しのつかない目に…
    なかなか辛辣な人生訓です。

  • 26年度 1ー1、1ー2

  • 調子に乗っていると、最後に…

  • 6分

  • こなばこをごしごしかいて、こなをあつめ、クリームをねりこみ、だんごにまるめて、バターをぬってやいた、おだんごぱん。おばあさんが、やきたてをまどでひやしていましたが、おだんごぱんはころころころがり、おもてのとおりへでていってしまいました。おだんごぱんは、そとでいろんなどうぶつとであいます。さて、たべられずににげることができるでしょうか──。
    有名作ながら初読了。まさかのオチに突っ込まずにいられない、これで終わりなの!?そしておだんごぱんを追いかけない老夫婦……苦労して作ったのに、まんまと逃がして良かったの?わたしならお腹を空かせて待っていたのだから、何が何でも捕まえてかぶりつくよ(笑)

  • 100

  • ロシア民話。
    おばあさんが焼いたおだんごぱん。おじいさんから逃げ出し、おばあさんから逃げ出し、森の動物たちからも逃げ出しますが…
    お調子者?のおだんごぱんはキツネさんの知恵に…

  • 貧しいおじいさんとおばあさんが住んでいた。
    おじいさんはおだんごパンが食べたくなって小麦粉の箱からこそぎ落として作ってもらう。
    おいしそうに出来たおだんごパンは冷ましている間に食べられないようにと逃げ出してしまう。
    おじいさんからも逃げ、うさぎからも逃げ、オオカミからも逃げたうだんごパン。
    最後にきつねに捕まり、同じようにさっさと逃げようとするが、きつねにいい匂いかするなど、おだてられて鼻の上、舌の上でまで上りぺろりと食べられてしまうのだった。

    見るからに温かそうでおいしそうな表紙の絵。
    タイトルだけは知っていたけれど、こんな話だったとは。
    もっといい話かと思っていた。

    きつねの狡賢さよりもおだんごパンの間抜けさ、乗せられやすさに笑える。

    温かい丸いパンが食べたくなる。

  • しょうがパンぼうや的展開と思って読んでいたけど、この話が元だったのかな?

  • 愉快で楽しくてちょっとお調子者のおだんごぱんは、できあがるなり家から飛び出してしまいます。
    さあ、逃げた先で出会う動物たち。どう避けましょうか!?(はま)

全167件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

せたていじ 瀬田貞二1916年、東京に生まれる。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、『児童百科事典』(平凡社)の企画編集者をふりだしに、生涯にわたって児童文学の評論、創作、翻訳などを手がけ、大きな業績をのこした。著書に『落穂ひろい』(第36回毎日出版文化賞特別賞他)『絵本論』(以上、福音館書店)、訳書にL・H・スミスの『児童文学論』(共訳)『ナルニア国ものがたり』(以上、岩波書店)、絵本に『きょうはなんのひ?』(第2回絵本にっぽん賞)『かさじぞう』、絵本の翻訳に『チムとゆうかんなせんちょうさん』『げんきなマドレーヌ』(以上、福音館書店)など多数。1979年没。

「2016年 『三びきのやぎのがらがらどん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

せたていじの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×