もりのへなそうる (福音館創作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 1290
感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834002980

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃読んで好きだった記憶があったので、子どもに読み聞かせた。30ウン年ぶり。
    6歳の次男はへなそうるに夢中になり、9歳の長男はてつたくんの「兄の苦労」に共感するところがあった模様。
    気に入ってここ1週間毎日寝る前に読み聞かせリクエストされている。(全然読み終わらないが)
    「え?!今から?!」とか「あんまり時間ないわよ!」とか言わず、気持ちよくささっと“おべんと”作って冒険に送り出してくれるお母さんの姿勢はぜひ見習いたい。

    昔読んだ時は、へなそうるが(現実にいないのはわかっていたが、本の世界では)本当にいて、てつたくんとみつやくんと遊んだのだと思っていたが、大人になってよく読むと、本の世界の中でもへなそうるが彼らの想像から生まれた存在だとわかる書かれ方がされていることに気付き、目から鱗だった。
    現実世界から空想世界へと移行していく過程の描写が巧いし、実際子供の頃はこんな風に現実と空想がマーブル状態の世界で生きていたなぁとしみじみ思い出す。

  • 越高綾乃さん紹介

  • 子供に関わる仕事をしていると、あーこの子はもしかしてへなそうるにあったことがあるんじゃないかな?と思うような子どもがいます。
    冗談ぽく、「ねぇ、へなそうるって知ってる?」って聞いてみると「なにそれ?」と当然言われますが、そのかいじゅうについてお話しするとやっぱり思ってた通り、「うへっうへっ」と笑うのです。
    子どもたちが自分で読むよりは、読み聞かせ向きかなと思います。挿し絵も(昨今の全てのページに挿絵がある本と比べると)少ないので、語彙や情景については適宜抑揚や動きで説明を入れながら読み聞かせるのが良いかなと思います。

  • てつたくんの真似をする弟のみつやくん。
    みつやくんの真似をする生まれたてのへなそうる。
    2人と1匹の姿が微笑ましいです。

    また明日もこの物語が続いていきそうな雰囲気で終わりなのがいいなと思いました。

  • 偉ぶってる感じがして、面白くなかった。

  • 「てつたくん、みつやくんの兄弟は、食いしん坊で臆病、でもとてもやさしいへんな怪獣「へなそうる」と森の中で出会って、時のたつのも忘れて遊びます。楽しいさし絵がいっぱいです。」
    ・主人公は5歳と3歳の兄弟。
    ・森への探検、恐竜との出会いにわくわく!
    ・みつやのたどたどしい言葉遣い、そしてへなそうるの世の中をあまり知らない感じがほほえましい。年齢高めの子もクスクス笑いながら楽しめる。

  • 面白くて 、いろんな人に読んでもらいたい。なぜかと言うと とっても楽しかったからです。

    • lilalilacさん
      1冊目
      とっても楽しい本だよねʕ•ᴥ•ʔ
      1冊目
      とっても楽しい本だよねʕ•ᴥ•ʔ
      2023/04/23
  • £3

  • 数十年ぶりの再読なので、ほとんど覚えていなかったのですが、いい本だな~!と改めて思いました。今は大人の目線で読んでしまうので、弟のみつやくんの言い間違えなど、すごい!と思うし、結末には郷愁をおぼえてしまう…この話の中では、また別の日もそのまた別の日も兄弟はおいしいおべんとやおやつをお母さんに準備してもらい、森のへなそうると遊びにいって楽しく過ごすのであろうという、一瞬が永遠に連なる幼年時代を感じました。死後の世界がもしあるとしたら子供に戻って森のへなそうるみたいな世界に行きたいとまで少し思っています

  • へなそうるとともだちになれてよかったね。
    ※自宅の本。再読。、

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著者プロフィール

わたなべしげお 1928~2006。静岡県に生まれる。慶応義塾大学卒業。アメリカのウェスタンリザ―ブ大学大学院をおえ、ニューヨーク公共図書館児童部に勤務後、慶応義塾大学文学部図書館学科教授を経て、フリーとなりこどもの本の仕事に専念する。創作には、童話『もりのへなそうる』、絵本『とらっくとらっくとらっく』『くるまはいくつ』(以上、福音館害店)など。主な訳書には、評論『児童文学論』(岩波書店、共訳)、絵本『かもさんおとおり』『どろんこハリー』、童話『エルマーのぼうけん』 (以上、福音館書店)、『山の上の火』『小さな勇士のものがたり』(岩波書店)など多数ある。

「2022年 『クリスマスの うさぎさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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