ぼくからみると―どきどきしぜん (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834012842

作品紹介・あらすじ

4才から。

感想・レビュー・書評

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  • >ここは森の中の池のほとり。
    鳥や虫や魚など、たくさんの生き物が隠れています。
    それぞれの生き物から、この世界を見てみると……。
    生物それぞれの多様な“立場”について考えさせます。

    生き物の視点の違いでこれほど世界が違って見えることにびっくり!
    舞い降りるとんび、かえるの目・・・色々な生き物になった気分で楽しめました。

  • 表紙の違う復刻版があるみたい。気になって借りたら元の方だったよう。
    ひょうたん池の様々な生き物のそれぞれの角度から描かれていて、小さな命を感じるアングルが素敵!
    空に足元に池の中に小さくても壮大な物語があるんだ。
    かやねずみのお父さんが・・・ちょっとキュン。

  • なつやすみのあるひ。ひるすぎのひょうたんいけの様子を、いろいろな角度で切り取って描いた絵本です。じてんしゃにのっているしょうちゃん、つりをしているよしくん、池の中のさかなや、とんびから見える景色まで、いつもは気がつかないような事や物が、見えるかもしれませんよ。最後に出てくる「だれかさん」って、一体誰のことでしょうね?迫力のある絵からは、虫の羽音や、草のにおいが伝わってきそうです。

  • 福音館から出ている科学絵本『かがくのとも』の傑作集のひとつ。ストーリーはなにもない。ただ夏休みの、昼過ぎの、ひょうたん池が、よしくんや魚やとんびから見た視界で描かれている。断ち切りいっぱいまで埋った印象派風のタッチの濃密さが、そのまま緑と日差しと水の濃密さになっている世界。自転車に乗ったしょうちゃんから見る世界の疾走感。かいつぶりの視界を掠める黒い影。とんびの急降下する視界。それらは別な生き物の視点というだけでなくて、本は一冊のうちに視界の変転とクローズアップを繰り返し、時間のクローズアップになって、元の昼下がりのひょうたん池の時間に戻る。つまり人にはこれだけの別の視界に対する想像力があるということ。
    まあ、そんなこと抜きにしても、見てるだけで嬉しい、完璧な夏休み。

  • 「ここは森の中の池のほとり。鳥や虫や魚など、たくさんの生き物が隠れています。それぞれの生き物から、この世界を見てみると……。生物それぞれの多様な“立場”について考えさせます。(かがくのとも173号)

    読んであげるなら 5・6才から
    自分で読むなら ―」(福音館書店)

  • 非公開メモ参照

  • 視点を変えると物の見方が変わるという
    科学絵本と言えなくもないが、ちょっと無理があるなぁ。
    朝の読みきかせの時間に余裕がある時の導入によいが、若干絵が見づらい。

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著者プロフィール

理学博士。核科学専攻。原子力の研究所、東京大学原子核研究所助手、東京都立大学理学部助教授、マックス・プランク研究所研究員等を経て、1975年「原子力資料情報室」の設立に参加。1997年には、もうひとつのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。原子力時代の末期症状による大事故の危険性と、放射性廃棄物がたれ流しになっていくことに対する危惧の念を最後のメッセージを記し、2000年10月8日に死去。

「2004年 『高木仁三郎著作集 全12巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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