ケイゾウさんは四月がきらいです。 (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834021981

感想・レビュー・書評

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  • 低学年向き。
    けいぞうさんと幼稚園児の日々のやり取りが可愛らしい。
    幼稚園というより1年生ぐらいの感じがする。

  • かわいくて、文章は詩のようにリズムがあって、とても楽しい絵本。

  •  ニワトリのケイゾウさんは、4月が嫌いです。
     幼稚園に入園し立ての子どもたちが、怖がったり蹴飛ばしたりするからという理由で、なかなか庭に出してもらえないから。
     しかも、本当は広いお家に住みたいのに、うさぎのみみこが同居するようになって、ますます4月が嫌いになりました。

    ------------------------------------------------------------------

     ケイゾウさんのたくさんの嫌いなものと、幼稚園のエピソードがおもしろかった。
     ニワトリなのに、クールなヤツだぜ。

  • ケイゾウさんにくめないなあ(*´人`*)
    みみこちゃんもにくめない^^

    「きらいです」なのにとってもあったかい気持ちになる。
    このお話を読んでから鶏の側にちょっといてみたく
    なりました

  • ケイゾウさんって一体誰でしょうか。

    遠足もかけっこも嫌いなケイゾウさん。
    この本には、ケイゾウさんの嫌いなものと、それらにまつわるエピソードが10編書いてあります。

    きらいという言葉がたくさん出てくるのに、とってもほのぼのとした気持ちになりますよ。

  • 月刊雑誌「母の友」に掲載されたものから9編を選び加筆、それに最終章をあらたに書き下ろして1冊にまとめたものだそう。

    幼稚園に住むにわとりケイゾウさんの1年間。
    もくじに並ぶ「ケイゾウさんは○○がきらいです。」がまず面白い。
    児童書ですが絵がたっぷりなので絵本感覚で読めます。

    幼稚園にいるにわとりやうさぎの気持ちはこんな感じかもしれないなと楽しみながら読みました。
    ケイゾウさんとうさぎのみみこの距離がだんだん近づいていくのも微笑ましかったです。

  • 2013年4月16日

    <Keizou-san, the Cock in the Kindergarden>
      
    デザイン/白石良一、小野明子(白石デザイン・オフィス)

  • 主人公のケイゾウさんは幼稚園で飼われている鶏です。
    話はケイゾウさんの目線で描かれています。
    「ケイゾウさんは四月がきらいです。」という章からはじまり、3月までの幼稚園の子どもたちとのやり取りが面白く描かれています。
    ケイゾウさんの口調はちょっとおじさん。そこに4月、ウサギのミミが仲間入りします。同じ小屋に暮らす事になりますがあまり仲良くありません。
    「ケイゾウさんは遠足がきらいです。」「ケイゾウさんはサーフィンがきらいです。」「ケイゾウさんは飛ぶのがきらいです。」「ケイゾウさんは工事がきらいです。」「ケイゾウさんは朝ねぼうがきらいです。」「ケイゾウさんはかけっこがきらいです。」「ケイゾウさんはどんぐりがきらいです。」「ケイゾウさんは寒いのがきらいです。」「ケイゾウさんは三月がきらいです。」
    と章のタイトルはみんな「ケイゾウさんは~きらいです。」なのです。
    ケイゾウさんとミミは言葉が通じますが、人間とは通じません。子どもたちが良かれと思いケイゾウさんを飛ばそうと木の上から落とそうとしたとき「(コケコッコー)やだ~」と言ったからと、やめてはくれません。
    子どもと一緒に遠足に連れていかれて、子どもが道路に飛び出しそうになったのを止めるためにつつくと、ケイゾウさんが反対に怒られてしまいます。
    こんな感じで、子どもたちとのわかりあえない(?)、ふれあいが描かれています。
    ケイゾウさんは「~きらいです。」と言っていますが、きっと幼稚園の子どもたちが心配だし好きなのだと思います。3月になると卒園していく子どもたちを見送るのはさびしのでしょうね。

    とても面白かったです。
    自分が子どものころを思い出しました。わたしも飼っていたウサギと遊びたくて、公園に連れて行き滑り台を滑らせたことがあります。今思うと、なんと残酷な事をしたのだろうと思いますが、当時は真剣に遊んでいるつもりだったのです。

    このお話の中に出てくる、子どもたちも一緒です。でも、実は鶏やウサギはこう思っているのかな、と思ってしまう位でした。
    幼稚園の子ども達の行動も「そう、そう」と思える感じで面白かったです。

  • ケイゾウさんはキライなものがいっぱい。
    なんかにくめないケイゾウさん。
    みみこちゃんと仲良くね。

  • ケイゾウさんは、幼稚園で飼われているニワトリ

    ある日、ウサギのみみこが仲間入りし、ケイゾウさんの憂鬱な日々が始まるのです


    飼育当番とか!懐かしい~

    お世話を忘れられて、空腹に耐えたり
    要領のいい みみこばかり可愛がられたり
    ケイゾウさんも大変なのねw
    お目めクリクリのケイゾウさんが可愛い

    私は、ケイゾウさんのほうが好きだよ♪

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著者プロフィール

1960年神奈川県生まれ。1982年より月刊保育絵本の編集に携わる。2006年『ケイゾウさんは四月がきらいです。』(福音館書店)で小学館児童出版文化賞、2010年『きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは…』(ひさかたチャイルド)で野間児童文芸賞、『あまやどり』(文研出版)でひろすけ童話賞を受賞した。ほかにも『おばけのおーちゃん』(福音館書店)、『ケータイくんとフジワラさん』(小学館)、『11月のおはなし どんぐりカプセル』(講談社)などがある。

「2018年 『ケイゾウさんの春・夏・秋・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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