はしれ、きかんしゃ ちからあし (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
4.10
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本棚登録 : 219
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834023794

作品紹介・あらすじ

蒸気機関車「ちからあし」は、沢山の貨車を引き、狭い山道でも走ります。戦争で仲間を失う悲しみを乗り越え戦後も大活躍。しかし新型車の登場で役目を終えます。ある朝、機関助士がきて車体を点検、再出発の日が!

感想・レビュー・書評

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  • 長い年月を経てのじょうききかんしゃの話。版画、コラージュ、クレヨン、色鉛筆などを駆使した絵が力強く味わい深くて、無限のニュアンスを持っていて素晴らしい。藍澤ミミ子氏は谷川晃一氏に絶賛され引き立てられたそうだが、なるほだなという画風だ。

  • 力強い版画の絵に惹かれて借りてみたら、戦争についても考えさせられる話だった。
    「ちからあし」のこれからが明るい未来で、読んでいる大人としては救われた。

  • 「蒸気機関車「ちからあし」は、沢山の貨車を引き、狭い山道でも走ります。戦争で仲間を失う悲しみを乗り越え戦後も大活躍。しかし新型車の登場で役目を終えます。ある朝、機関助士がきて車体を点検、再出発の日が!」

  • 人に歴史あり、機関車にも歴史あり。
    機関車からディーゼル機関車、そして電車。
    その移り変わりも全部見てきた。
    それにしてもはやあしさんよ。
    キャラが立ってる。だからこそつらい。
    すごいドラマだった。

  • めっちゃおもしろかった

  • 表現手法がかなり手が込んでる印象。様々な機関車が一堂に介する心があるのですが、ナンバーの並びから梅小路っぽい気がします。珍しく機関車に顔がついていません。1カ所だけ顔っぽい表現もあるのですが…

  • 息子(4歳5ヶ月)セレクト。
    戦争という言葉自体、初めて耳にした。
    お話もよくわからなかったようで
    「はやあしはどうしたの?」
    「どうして機関庫が壊されるの?」
    「ちからあしはどこいくの?」
    と確認してきた。
    でも最後までちゃんと聞いていた。

    もう少し大きくなってから
    また読みたい。

  • ごっ、ごっ、ごっ、ごっ、ごっ の部分が気に入ったようです。思いがけず、生まれてはじめて触れた戦争ものでした。

  • 蒸気機関車
    乗り物絵本だけれど、史実もあり、ストーリーがある
    版画の迫力がすごい!
    図書館で借りた絵本
    好んで読まれたんだろうなあ
    かなりいたんでいました
    絵本の勲章だもんね
    《 何年も ただもくもくと ちからあし 》

  • 2歳0ヶ月

    2歳3ヶ月
    息子に引っ張られ、
    なんとなく機関車の知識が増えてきていますが、
    半分史実を踏まえたであろうこのお話は
    大人にも勉強になります。
    文体も絵もとても好き。

    2歳6ヵ月
    梅小路蒸気機関車館に
    この機関車(9633号)を発見!

    3歳5ヵ月

    4歳1ヶ月
    パパとも読んだ。

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著者プロフィール

小風さち 1955年東京に生まれる。1977年から87年まで、イギリスで暮らした。絵本の著書に、『わにわにのおふろ』など「わにわに」シリーズ、『とべ! ちいさいプロペラき』『ぶーぶーぶー』『はしれ、きかんしゃ ちからあし』『よ・だ・れ』『あむ』(以上福音館書店刊)など、翻訳絵本に、『みっつのねがいごと』(岩波のこどもの本)、『ちいさなきしゃと おおきなおきゃくさん』『おおきな3びき ゆうえんちへいく』『ジェシカといっしょ』(以上徳間書店刊)などがある。長編ファンタジー『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店刊)で1994年野間児童文芸新人賞受賞。東京都在住。

「2023年 『ピクルスとともだち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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