のんびりおじいさんとねこ

著者 : 西内ミナミ

• 福音館書店 (2011年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[NORISさんの感想 · 2023年10月21日]

西内ミナミさんの訃報を聞いて、「ぐるんぱのようちえん」の他に、なにかなかったかなと探して借りてみた。初出は「こどものとも」1972年7月号（196号）。
ひとりぐらしのおじいさんがあじのしっぽで家に呼んだねこを引き止めるために大きな魚を食べさせてやると約束して、ゆっくりじっくり時間をかけて最後はみごとに約束をはたすお話。よろこんだりがっかりしたりするねこの表情がなんとも絶妙で、「まあ、まてまて」とねこを焦らしながらも希望を繋いで引き止め続けるおじいさんから読者の私たちももう離れられない。こどもはねこに感情移入してたっぷり楽しめるいいお話だった。

「こどものとも」といえば、同じ西内みなみ＆和歌山静子のコンビで「ねずみたいじ」というおもしろいお話が印象に残っているが（これも漁師のおじさんとねこのお話だけど、絵の雰囲気はだいぶ違う）、それは市立図書館（最寄り分館）にはなさそうで残念（実家の本棚を見ればぜったいにあると思うのだけど）。

[hakuro22さんの感想 · 2023年6月23日]

※表紙絵が欲しくて（こどものとも人気作家のかくれた名作10選）を登録してあります


こどものとも　普及版
のんびりおじいさんとねこ
作：西内みなみ（にしうち　みなみ）
画：わかやましずこ（わかやま　しずこ）

1984年8月発行
発行所：福音館書店
定価：220円
雑誌：03733-8

[イトユリさんの感想 · 2014年9月17日]

すき

読むと癒される
息子もよろこびます。

ねこ、おさかな、おじいさん

[yukkeさんの感想 · 2012年6月3日]

のんびりおじいさんが猫のために釣りをする

のんびり釣り
ねこじれったい

カジキをつる

[armadilloさんの感想 · 2011年6月6日]

今年の福音館の復刊絵本。
西山ミナミさん作、絵は和歌山静子さん。子供の心を掴むおはなしだよなぁ。

著者プロフィール

児童文学者。日本児童文学者協会会員。作品に『ぐるんぱのようちえん』（福音館書店）、『しっこっこ』
（偕成社）、『ペンギンペペコさんだいかつやく』『クーのおるすばん』『The Bean Counting Song　まめのかぞえうた』（以上、鈴木出版）など多数。

「2019年 『Shopping Parade』 で使われていた紹介文から引用しています。」