- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837661719
感想・レビュー・書評
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こんなにも心が温かくなる本は、久しぶりに読みました。何度も涙が出て止まらなかったです。家族や周りの人だけでなく、自分を心から愛おしいと思えました。
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人が話す、ということは、そんなに簡単なことではないのだということ。相手が、自分の気持ちを受け入れてくれる「大好きな存在」でないと、気持ちを伝え合うことなんてできないんだって。
我欲を捨てて、相手の心にできるだけ寄り添ったときに、そこに生まれてくるものが愛であり、それは限りなく美しいものである、と私には感じられます。同じ道を歩む人生の旅人として、葉の豊かな大樹のように、いつまでも快く相手を迎え入れ、相手に気後れも遠慮も感じさせず、自分のすべてを受け容れられたと感じさせるような状況を提供することが、医療者でも聖職者でもない、私たちにできる唯一のことではないでしょうか。
癒しの過程を考えてみると、それは、自分とか他人とか、癒す人とか癒される人であるという尺度を捨てることだと思います。もっと正しくは、「捨てる」というよりは「超える」ことである、と私は考えています。 -
「マラリアが多く発生する地域では、ある一定の割合で、伝染病に強い突然変異遺伝子を持つ人がいる」
そして「その「強者の遺伝子」を持つ人が生まれるとき、高い確率で、そのきょうだいに重い障害を持つ人が現れる」
その確率は四分の一。
人の進化の過程には、病気や障がいを引き受けた人がいるからこそ、健康な人がいる。
自分が引き受けたかもしれない病気の遺伝子、障がいを、たまたま受け取り生まれた人がいる。
相互に関連しあって生まれ生きているということ。 -
障害を持った人にも、かけがえのない生きる意味、存在している大切な意味がある。
かっこちゃんのお話の一つ一つが優しさに溢れていて、涙をさそいました。
心がとても広くなるような本でした。
「すべてはいつかいい日のためにある」 -
1/4 という数字に心惹かれました。
「どんな事にも理由がある」 かっこちゃんこと山本加津子さんが言ってるこの言葉の意味が、この本を通して心にガツンと伝わりました。。。
たくさんの人に是非読んで欲しい本です。 -
泣かなかった!
うん。これ、たぶん映画見たほうが泣ける。エピソードを説明されてしまうと引いてしまう性質があるんだろうな。
読むより感じたほうがよさそう。
表題の1/4の奇跡は、生命の多様性について考えさせられるのだけれど……うん。心に余裕を持って生きることの大切さを考えさせられた。
なんでこんなに余裕が無いんだろうね。不思議。 -
「悪い」と言って悪ければ、「弱い」1/4になってくれてありがとう、ということではないと思うのだけど。
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泣きました。最初っから、悲しいとか感動したとか、どうとも理由がつけがたいけど、涙がでて胸が締め付けられました。
「秋の空気は粒のすき間が大きい」、その感性に感銘を受けました。
教えてくださったMさん、ありがとうございます。
妹に送ってあげようと思います。 -
感動しました!
うん。そうゆうこともあるかもしれない。
いちいち、そう思いました。
ナスカの地上絵、そうか。確かにそう描かれたんだろう。
と、納得しました。
チャレンジドと呼ばれる、「引受けた人々」に対する見方が変わる気がします。