努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方

著者 :
  • マキノ出版
3.74
  • (57)
  • (58)
  • (67)
  • (14)
  • (5)
本棚登録 : 760
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837671022

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 正に自己啓発。

  • 夢がわからない、ゴールが見えないという人は、現在もっているコンフォートゾーンの中にそれがないということです。では、どこにあるかといえば、コンフォートゾーンの外にあって、無意識が見えにくくさせている盲点の中に隠されているのです。P.35

    たいせつなのは、未来の目標の達成のために想定した「今、こうなっているべき自分」の姿をよく思い描き、その姿と現在の自分との間にあるギャップをしっかりと認識することです。P.39

    「ゴールそのもの」に大してではなく、「ゴールに向かっていく自分の姿」のイメージに強い臨場感をもつべきなのです。P.84

    夢をかなえるためには、どんどん勘違いしたほうがいいのです。大いなる勘違いをして、常に現在の自分より高い自己評価をもとうとすることです。P.96

    希望する目標の設定と、それに合致する自己イメージの書き換えが行われれば、心の自動操縦装置はいくらでも、あなたの望む場所へと連れて行ってくれるのです。P.118

    情報量を少なくし、限定する条件を取り外していくことで、しがらみから自由になっていき、より大きな視点に立って物事をみられるようになるためです。P.188

    「私にしかできないことをやります」というのなら、競争なんかしなくていいわけです。競争の中で相対的な価値を作り出すのではなくて、自分で絶対的な価値を作り出せばいいのです。
    だから、好きなことをやるべきなのです。自分が好きで上手なことを一生懸命にやっていれば、やがて「私はこれに関しては、どこのだれよりもうまくお金をつかうことができる」といえるようになります。その説得力があれば、お金は必要なだけ、自然に入ってくるのです。
    それなのに、「どうやったら儲かるか?」を最初に考えてしまうからダメなのです。そうではなく、自分ならばお金を「どうやって役立てられるか?」と発想すべきなのです。P.241

  • チェック項目15箇所。目標と期限を設定した時に未来においてそれを達成しているのであれば今の自分はどうでなければならないかを想定する。あなたの今いる地点が現在とするとあなたに向かって未来がどんどんやってきては過去消えていく。あなたがこれから夢を叶えるにあたって過去に起きたことなど一切関係ない。夢を持つことによって現在のコンフォートゾーンをずらしていく、それこそが大切なこと。暫定的なゴールをとりあえず達成し、夢が叶ったとしたら、そうして成功したときに、さらにコンフォートゾーンを移動させなければいけないのです。私という存在を決めているものが結局のところどれも他者との関係にまつわる情報であって自分自身ではないのです、自我とはすべて他者との関係によって定義されるもの。ゴールに向かっていく自分の姿のイメージに強い臨場感を持つべき。ゴール自体は達成の仕方がわからなくていいのです、このくらいなら達成できそうだと思うものをゴールにしないことです(達成の仕方がなんとなくわかるから)。夢をかなえるためにはどんどん勘違いする、常に現在の自分より高い自己評価を持つこと。徹底して高い自己評価を維持すること。あなたの自己評価を下げる相手・・・ドリームキラーに注意する、基本的には自分自身の言うことにだけ耳を傾けるべき。自己評価は高く保ったまま「こんな失敗は自分らしくない」と考えればいいのです。アフォーメーションには否定形を使わない。人に言わない。日本人向け、アフォメーション・・・目標を書き留める・はっきりした具体的な目標を立てる・最終目標をいくつかの短期的な目標に分解する・最終的な目標は挑戦しがいのある魅力的なものにする・障害や後退を織り込んでおく・進歩を記録し、自分を褒める・アフォーメーションとビジュアル化で目標を支える。

  • 人間は考える生き物だけど、物事を良いほうにも悪いほうにも考えられる能力を持っていて、その能力によって未来を作り変えられるという能力さえ持っている。自分(の意識と無意識)をどのようにコントロールするか、それが著者の専門。

  • ゴールそのものを想像するのではなく、ゴールに向かっていく自分を想像する。その際、常に、自己イメージを書き換え続ける。ただし、幸せとは、相対的ではない。

    以下、雑記帳。
    「コンフォートゾーン」
     この中に視点が向く傾向にある。外に本来の見えない目標、言い換えると盲点スコトーマ)がある場合、達成できない。コンフォートゾーンを意図した場所に持ってくる必要がある。
    「目標のなかの自分と現在の自分のギャップを見つめる」
     そのずれをなくすことが、今自分にできることであり、やらなければならないこと。
    「時間は未来から現在、過去へと向かって流れている」
     現在の自分の状況は、過去の行動の結果。しかし、冷静に考えてみると、過去の自分が起こす結果に因果関係がないことが多い。未来から流れてくる時間をもっと活用すべき。
    「ホメオスタシス」
     心理学版、慣性の法則。
    「私はこういう人間だ。」
     知らないうちに自己を定義しているのは自分だ。
    「逆腹式呼吸」
    「ドリームキラーに気をつけろ」
     あなたの自己評価を下げる人。自己価値を意図的に下げることで、命令しやすく洗脳しやすくできる。
    「失敗したら「おや、俺らしくない」と思う。」
     ネガティブなセルフトークは自身を失う。
    「日本人向けのアファメーションのやりかた」
    ① 目標を書き込む
    ② 具体的な目標
    ③ 短期的な目標に分解
    ④ 最終的な目標は挑戦的、魅力的にする
    ⑤ 障害、後退を頭に入れておく
    ⑥ 進歩を記録し、自分をほめる
    ⑦ アファメーションとビジュアル化で目標を支える
    「反論を予想し、その反論を作る」
     反論を5つ考える。その反論をまた5つ考える。計25個。この訓練を繰り返し行う。自己イメージを引き上げるトレーニング。
    「意識のアンカー」
     本当にできるのだろうか。という疑問を避けるために、これは掘り下げてはいけないという項目を作る。
    「意識のトリガー」
     おいしいものを食べたときなどの優良なイメージを、自分に取り付ける。つまり、自分が起こしたアクションに対して、トリガーを発動させ、幸せな気分と自己イメージを混同させる。
    「共感覚」
     ざらざらした味。赤い味。など
    「抽象度をあげる」
     ぽち→犬→哺乳類→生物
     何のために生きているのかを考えたときに、抽象度を上げることが役に立つ。
    「1000年後の地球はどうなっているのだろうという疑問」
     20年後の自分は想像しようと試みるのに、1000年後を想像する人は少ない。必ず来るのに。
    「飢餓を恐れる脳幹的欲求」
     思想があるこの時代に、人はまだ動物的な生活を送るのか。

    INDEX
    人生のたなおろしリスト 7項目
    アファメーション11の心得

  • 苫米地氏著の自己啓発本。自己洗脳とでもいった内容で、自分の能力をどう開発していくかについて徹底的に書かれてある。自著の宣伝が多く挿入されているのが気になるが、間違いなく良書。

  • 第1章 本当の夢を見つける方法
    第2章 内部表現の操作の前に
    第3章 脳と心のカラクリ
    第4章 自分を変えるアファメーションのやり方
    第5章 より抽象度の高いイメージ活用法
    最終章 本当の夢とは何か

  • 目次
    第1章 本当の夢を見つける方法
    第2章 内部表現の操作の前に
    第3章 脳と心のカラクリ
    第4章 自分を変えるアファメーションのやり方
    第5章 より抽象度の高いイメージ活用法
    最終章 本当の夢とは何か

  • 目標達成のための方法として「イメージ化」すると良いという本を以前に読んで試してみたこともありますが、この本の著者である苫米地氏は異なった方法を提唱しています。

    また呼吸法について、通常言われている腹式呼吸とは逆の「逆腹式呼吸」を提唱しているは、私も昔から実施していた方法なので少し元気づけられました。

    以下は気になったポイントです。

    ・従来の「夢実現本」や「成功法則本」の類で語られているのは、単なる経験談であり、科学的なアプローチから導かれた普遍的に通用する法則ではない(p8)

    ・本書で「夢」と呼ぶのは、どうやったら実現できるのか、今のあなたがまるで想像もつかないと思うような途方もないゴールのこと(p18)

    ・人間には基本的に変化をきらう性質、現状から変わりたくない性質がある(p20)

    ・夢がかなえられるかどうかは、コンフォートゾーンをどのように設定するか、ゴールへ向かう道筋を作ることにかかる(p31)

    ・コンフォートゾーンをずらすには、なんでもいいから暫定的なゴールを1つ作り、その達成までに必ず期限を設けること(p37)

    ・未来の目標達成のために想定した「今の自分」の姿を思い描き、その姿と現在の自分との間にあるギャップをしっかりと認識すべき(p39)

    ・過去というのは、「その人の記憶の中にある、起こったできごとに対する現在の解釈」にすぎない(p43)

    ・時間は未来から流れるので、過去に起きたことなど、いっさい関係ない(p46)

    ・ホメオスタシスの対象となる環境が情報空間にある場合は、その働きを「心」、物理空間であれば「脳」と呼ぶが、両者は同じモノ(p58)

    ・私という存在を決めているのは、「他者との関係」にまつわる情報であり、自分自身ではない(p64)

    ・逆腹式呼吸は、鼻からでも口からでも良いが、吸うときは鼻からが良い、吐くときは両方で良い(p79)

    ・ゴールそのものでなく、「ゴールに向かっている自分の姿」のイメージに強い臨場感を持つべき(p84)

    ・信念の要因は、言語・イメージ・情動記憶の3つがある(p119)情動記憶を書き換えなくても、言語とイメージを活用すれば、信念を変えることができる(p122)

    ・自分のゴールは、他人には言わない、人に言うと義務になってしまう(p150)

    ・アンカーとは無意識下に埋め込まれている特定の記憶や意識状態、トリガーはアンカーを引っ張り出す記号、言葉などの情報(p171)

    ・抽象というのは、ある物事や存在などの本質を、より少ない情報で表すこと(p187)

    ・煩悩をやめる作業を続けていくと、抽象度が上がっていき、ついには「空」という悟りの境地に達する(p190)

    ・抽象度の高い思考をするカギを握るのは、「パラレル思考」(p196)

    ・4次元的思考をするには、50年後等の世界がどうなるかを視野にいれて見通しをたてる(p222)

    2011年11月26日作成

  • タイトルの「努力はいらない」というのは、努力する必要がないということではなく、努力を努力と感じないレベルに到達することが必要という意味のようです。
    内容的には他の自己啓発本に書かれているような内容と似ている部分も多く、あまり新味は感じませんでしたが、どのように自分の目標を設定していいか判らないという人には具体的なやり方が丁寧に書かれているので役立つように思いました。

全66件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

苫米地英人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
神田 昌典
マルコム・グラッ...
苫米地 英人
トニー・ブザン
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×