- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837671022
感想・レビュー・書評
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正に自己啓発。
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夢がわからない、ゴールが見えないという人は、現在もっているコンフォートゾーンの中にそれがないということです。では、どこにあるかといえば、コンフォートゾーンの外にあって、無意識が見えにくくさせている盲点の中に隠されているのです。P.35
たいせつなのは、未来の目標の達成のために想定した「今、こうなっているべき自分」の姿をよく思い描き、その姿と現在の自分との間にあるギャップをしっかりと認識することです。P.39
「ゴールそのもの」に大してではなく、「ゴールに向かっていく自分の姿」のイメージに強い臨場感をもつべきなのです。P.84
夢をかなえるためには、どんどん勘違いしたほうがいいのです。大いなる勘違いをして、常に現在の自分より高い自己評価をもとうとすることです。P.96
希望する目標の設定と、それに合致する自己イメージの書き換えが行われれば、心の自動操縦装置はいくらでも、あなたの望む場所へと連れて行ってくれるのです。P.118
情報量を少なくし、限定する条件を取り外していくことで、しがらみから自由になっていき、より大きな視点に立って物事をみられるようになるためです。P.188
「私にしかできないことをやります」というのなら、競争なんかしなくていいわけです。競争の中で相対的な価値を作り出すのではなくて、自分で絶対的な価値を作り出せばいいのです。
だから、好きなことをやるべきなのです。自分が好きで上手なことを一生懸命にやっていれば、やがて「私はこれに関しては、どこのだれよりもうまくお金をつかうことができる」といえるようになります。その説得力があれば、お金は必要なだけ、自然に入ってくるのです。
それなのに、「どうやったら儲かるか?」を最初に考えてしまうからダメなのです。そうではなく、自分ならばお金を「どうやって役立てられるか?」と発想すべきなのです。P.241 -
人間は考える生き物だけど、物事を良いほうにも悪いほうにも考えられる能力を持っていて、その能力によって未来を作り変えられるという能力さえ持っている。自分(の意識と無意識)をどのようにコントロールするか、それが著者の専門。
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苫米地氏著の自己啓発本。自己洗脳とでもいった内容で、自分の能力をどう開発していくかについて徹底的に書かれてある。自著の宣伝が多く挿入されているのが気になるが、間違いなく良書。
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第1章 本当の夢を見つける方法
第2章 内部表現の操作の前に
第3章 脳と心のカラクリ
第4章 自分を変えるアファメーションのやり方
第5章 より抽象度の高いイメージ活用法
最終章 本当の夢とは何か -
目標達成のための方法として「イメージ化」すると良いという本を以前に読んで試してみたこともありますが、この本の著者である苫米地氏は異なった方法を提唱しています。
また呼吸法について、通常言われている腹式呼吸とは逆の「逆腹式呼吸」を提唱しているは、私も昔から実施していた方法なので少し元気づけられました。
以下は気になったポイントです。
・従来の「夢実現本」や「成功法則本」の類で語られているのは、単なる経験談であり、科学的なアプローチから導かれた普遍的に通用する法則ではない(p8)
・本書で「夢」と呼ぶのは、どうやったら実現できるのか、今のあなたがまるで想像もつかないと思うような途方もないゴールのこと(p18)
・人間には基本的に変化をきらう性質、現状から変わりたくない性質がある(p20)
・夢がかなえられるかどうかは、コンフォートゾーンをどのように設定するか、ゴールへ向かう道筋を作ることにかかる(p31)
・コンフォートゾーンをずらすには、なんでもいいから暫定的なゴールを1つ作り、その達成までに必ず期限を設けること(p37)
・未来の目標達成のために想定した「今の自分」の姿を思い描き、その姿と現在の自分との間にあるギャップをしっかりと認識すべき(p39)
・過去というのは、「その人の記憶の中にある、起こったできごとに対する現在の解釈」にすぎない(p43)
・時間は未来から流れるので、過去に起きたことなど、いっさい関係ない(p46)
・ホメオスタシスの対象となる環境が情報空間にある場合は、その働きを「心」、物理空間であれば「脳」と呼ぶが、両者は同じモノ(p58)
・私という存在を決めているのは、「他者との関係」にまつわる情報であり、自分自身ではない(p64)
・逆腹式呼吸は、鼻からでも口からでも良いが、吸うときは鼻からが良い、吐くときは両方で良い(p79)
・ゴールそのものでなく、「ゴールに向かっている自分の姿」のイメージに強い臨場感を持つべき(p84)
・信念の要因は、言語・イメージ・情動記憶の3つがある(p119)情動記憶を書き換えなくても、言語とイメージを活用すれば、信念を変えることができる(p122)
・自分のゴールは、他人には言わない、人に言うと義務になってしまう(p150)
・アンカーとは無意識下に埋め込まれている特定の記憶や意識状態、トリガーはアンカーを引っ張り出す記号、言葉などの情報(p171)
・抽象というのは、ある物事や存在などの本質を、より少ない情報で表すこと(p187)
・煩悩をやめる作業を続けていくと、抽象度が上がっていき、ついには「空」という悟りの境地に達する(p190)
・抽象度の高い思考をするカギを握るのは、「パラレル思考」(p196)
・4次元的思考をするには、50年後等の世界がどうなるかを視野にいれて見通しをたてる(p222)
2011年11月26日作成 -
タイトルの「努力はいらない」というのは、努力する必要がないということではなく、努力を努力と感じないレベルに到達することが必要という意味のようです。
内容的には他の自己啓発本に書かれているような内容と似ている部分も多く、あまり新味は感じませんでしたが、どのように自分の目標を設定していいか判らないという人には具体的なやり方が丁寧に書かれているので役立つように思いました。