- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837672258
作品紹介・あらすじ
「親に疲れた症候群」について考察。毒母の呪縛、モラハラ父の圧力、介護地獄から逃れる技術。
感想・レビュー・書評
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子供の頃は殺してやろうと思ったことが何度もあったけど、今は親に対して何の感情もないので適当なタイミングで死んで遺産だけ寄越してくれりゃどうでもいい、というのが自分のスタンス。
介護にかかわるつもりもないし死に目に会いたいとも思わないし家も継がないし。
響く人には響くかもだけど、自分には毒にも薬にもならない本かな。
「家族とは『腐れ縁』『しがらみ』でしかない」というのは賛同します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当たり前のことを普通に書いているように思えたのだが、これから結婚する、親になる前にきちんと読んでおきたい部分がかなりあったように思う。
家族に過剰な期待をせず距離を置き、愛情ではなくくされ縁としがらみと考え、世間体に惑わされず、親は選べないが自分の人生は自分で選べると。
でも最後に、親を殺したくなった人への、処方する薬まで書いてあるところがいかにも現実的。 -
親を殺したくなった読む本(親に疲れた症候群の治し方)。石蔵文信先生の著書。殺人事件の半分以上は家族間で起きていて、家族に殺意を抱く理由には毒親による過干渉問題や介護問題がある。少子高齢化で過干渉家族が増えているのは間違いないこと。適度な距離感の家族関係が大切です。
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物騒なタイトルだが毒親持ちに限らず、引きこもりや介護問題に困っている人は必読。許す、和解ではなくあきらめが肝心。毒親とは縁を切るべきと記載にも納得。ネットのアンケート結果ではあるが、親の死に目に会いたい人間が意外に多いのは恨み言を言いたいのもあるのではないだろうか。また心霊現象を信ずる傾向にあるが故に確実に死を見届けたいという気持ちもあると推測。自分の人生を大切にしたい。
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最近、毒親、毒母、毒父というように親に関する本をよく見かける。
そんなに親との関係をこじらせている人が多いのだろうか。
自分も負の感情を抱いたことはあっても流石に死んでほしいまでは思ったことはなく、そう思う人がどういう人なのか興味を持って読んでみた。
親が子どもを所有物と勘違いし支配、過干渉というのが大きな原因であるならここで言うとおり、家族は一緒にいてぎこちないぐらいが丁度いいのかもしれない。
自分もうまく子離れし、一人の人間として対等に向き合えるように頑張ろう。 -
めちゃくちゃ刺さる本だった。
(あとがきに書いてあるとおり)親子関係を書いた本は山ほどあるが、自身のつらい体験記やそれを克服した武勇伝的なものも多く、読んでいてきつい。
対して本書は、親子は仲良くあるもの・絆で結ばれているものという前提を排除し、客観的に冷静に対処方法を書いてくれているのでとてもためになった。 -
図書館。タイトルほど衝撃的な内容ではない。