頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本)
- 三笠書房 (2015年6月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837925934
作品紹介・あらすじ
脳は「言葉」と向き合うときに、
一番成長する!--茂木健一郎
本の読み方ひとつで、
人は大きく変わることができるのだ。
最新テクノロジーから、文学、芸術、経済学にいたるまで、
縦横無尽の知識と鋭い知性を持った
脳科学者の「頭の中」を明らかにする、完全読書ガイド!
◎頭のいい人は、何を、どう読んでいる?
◎「話のネタ」にしたい本を選べ
◎今の自分より「ワンランク上」と「ジャンル違い」を意識する
◎1日たった10ページ!「同時進行で、複数読む」
◎「積ん読」も、確実に脳の肥やしになる――その理由
◎今、読んでいる本が、「あなたはどういう人間か」を物語る
感想・レビュー・書評
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知性とは「どれだけたくさんの人の立場で考えれるか」というと。それができるようになるのは本を読むこと。本を読むことで追体験や著者の考えに触れることができる。
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【言葉には経済価値がある。
いい文章はありとあらゆるスキルと比べても、
圧倒的なお金を生む力がある。】
とても印象的な文言でした。
読書から学びの視野が増えました。
また違う目線で読書が出来るし、地頭を良くする為にも新しいジャンルにもTRYしてみようと思いました。
私にとってこの本はまさに「見えてくるものが変わる」内容でした。
脳科学者の茂木健一郎さんの本はどれも興味深く脳の仕組みがわかるとセルフコントロールもしやすそうです。 -
読書はよい。読書が勉強になる。
読書をここまで肯定されると読んでて良かったと思えてくる。
興味のない話(論文)でも、それを書いた人は興味を持って書いており、その人はどこに面白みを感じてたのかなど相手になって考えてみること、たまに無意識にしてるかもしれない。
そうそれそれ、という感覚があった。
読書、続けよう。
26冊目読了。
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脳科学者・茂木健一郎氏の書。茂木さんは「難しいことを簡単に言える天才」だと思っていたが、その秘密は、シンプルなことだった。読書である。茂木さんのやむことのない探求心が、今まで読んだことのないジャンルの本への興味を引き立てる。本を読みたくなる、本屋にいきたくなる、誰かと本の話がしたくなる一冊です。 今年は、いい読書生活のスタートが切れました!
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『言葉』印象的な言葉、心に沁みた言葉、、、とその時感じた言葉(と気持ち)を大切にしようと思っていたところで、“脳は「言葉」と向き合うときに、一番成長する!”という帯に惹かれて手に取った本。本を読むことが好きでよかったな〜。これからも読書続けたいな〜と改めて思えたし、読んでみたい本が増えた。
★人が成長すれば、本も成長するものであって、その意味で本は「自分という人間の成長を映す鏡」でもあります。
★読んだ本の数だけ、高いところから世界が見える
★勉強というのは、読むことだよ
★科学にかぎらず、知性というのは、「どれだけたくさんの人の立場で考えられるか」ということ
★脳を鍛えたいなら、読書がいちばん
★どんなに時代が流れても、われわれ人間は絶対に「言葉を使い続ける」
★本ほどに何人もの知恵が凝縮され、練り上げられた文章はない
★知っているのと知らないのとでは、いざ自分の身に思いもよらないことが降りかかってきたときの対処の仕方に大きな差が出ます
★自分で世界を変えるような技術を生まなかったとしても、自分で世界の動きを知る力を身につけておくことは大切
★読んだ本の数だけ、自由に旅ができる
★本は読むことで脳に情報が入ってきて脳に変化を及ぼしますが、興味を持った時点で脳は少し変わっている
★週2回以上会うような密な関係性にある人からではなく、年に1回以上、週に2回以下しか会わないような…「弱いつながり」からやってくる情報は、実際に満足感が高いことも明らかになっています。
★本は「人間だけの知性」を鍛えます。本をたくさん読むことは2つの意味で有効です。1.共感力が上がる 2.雑談力が上がる
★どれくらいちゃんとグループ内でコミュニケーションが取れているかのほうが業績に影響する
★「重要な決断をするときには歩く」これは、脳科学的に言って、とても正しいことです。
★人間の「裏側」にあるものが、その人の「人間としての深み」につながっている
★どの本がどう役に立つかということはわからないけれど、たくさん本を読むと、それが腐葉土のように発酵して脳の中にいい土壌ができる
★人間の脳が新しく興味を持つきっかけは、“自分の信頼する人物が楽しそうに語る話”であることが多い
★電子書籍と紙の本では、読んだ後に本に書かれていた事実を覚えている、と言うことではあまり違いはないけれど、出来事の出てくる順番や時系列は、電子書籍で読む方が混乱しやすいという研究報告もあります
★日本語は特に表意文字なので、ぱっと見てビジュアルで意味がわかるようになっており、スキミングしやすい言語です。 -
この本のいいところだと思うのは、脳科学的専門用語が載っていても分かりやすいように噛み砕いてるなと思うような本だと思いました。僕の場合はもう少し内容があっても苦ではありませんでしたが。左記の部分で−2星けれども、子供でも読みやすい本だと思いました。 興味のある方は是非‼︎
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著者が状況に応じてお薦めする本を70冊紹介している本。単に紹介するのではなく、何がお薦めポイントなのか、一冊ずつ解説が書かれている。
カノンと言う概念について、紹介した一節が印象に残った。
自分の中で軸となる作品のことを「カノン」と呼ぶそうなのだが、言い換えると、座右の本と言ったところだろうか。もともとは教会の言葉で、「教典」「動かせない柱」という意味らしい。 -
最近、気持ちとフィットする読みたい本が見当たらなくて、図書館に行っても時間ばかりかかって結局何も借りないことが続いていました。ほとんど小説ばかり読んでいるけれど何か得ているのかな?読んでも内容を直ぐ忘れるし…。もう少し意味のある読書をそろそろしたいな…と思い、読んでみました。
とても面白く、ためになりました。今まで読んだことのないジャンルの読みたい本が増えました。茂木健一郎さんの、頭の懐の深さの様なものが感じられる、柔軟な一冊でした。凡人でもわかる様に、わかりやすく書いてくださってるんだと感じました。
電子書籍やSNSで文章を読むのと、本で読むのはどう違うのか?なぜ本を読むのが大切なのか。納得のいく答えが書かれてありました。
気になった部分をいくつか…
・知性というのは「どれだけたくさん人の立場で考えられるか」ということ。
・さまざまな表現を知ることは、当然、自己表現がうまくできるということにつながる。
・「その人らしい独自の言葉を持っている」ということは一つの才能で、世間の常識を離れ、自分でさまざまな経験を重ね、思考を積み上げた結果獲得される。
・雑談の力は、人間だけが持っているすごい能力である。
・脳には雑食が良い。
・「言葉で語りすぎない」という芸術があり、わかりやすく書いては書ききれないことが、本当はある。いろいろな解釈ができるように文章を書いておくと、読んだ人がそれぞれのとらえ方をする。本来は、これが「文章が届く」と言うのではないか。
例として、小林秀雄さんが書いた文が載っていました。
「美しい『花』がある、『花』の美しさという様なものはない。」
……
うーん、よくわからない。こういうことかな?とあれこれ考えてみるけど、よくわからない。 -
読書という行為に、より意欲を掻き立てられる本。
この本を読もうと思ったのは、読書の意味をより確認したくなったから。藤原和博さんの「本を読む人だけが手にするもの」と一緒に買った。
この本の内容は、とにかく読書でたくさんの視座を持ち、多くの洗練された文章に触れろということだった。茂木健一郎さんの個人の体験や他の人の体験から本を読むことで得られるもの、どういう本がいいのかというものを抽出していた。
この本で学んだことは、多読することで人生の役に立つすきるが身につけられることだ。人生何が起きるか分からないし、読書したからといってそれがすぐ使えるとは限らない。だから、苦境や何をすればいいか分からないときに何かしらの本で学んだ知識が役に立つことが多いにある。だから、これからも私は読書を習慣にして続けていきたいと思う。