クラシックbook: この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる! (王様文庫 A 60-1)
- 三笠書房 (2007年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837963752
作品紹介・あらすじ
クラシック音楽はただ聴くだけでも十分に感動できる。だが作品が成立した背景や歴史を知れば、その感動はさらに深まる。なぜベートーヴェンが九曲しか書かなかった交響曲を、ハイドンは一〇〇曲以上も書いたのか。なぜロッシーニには晩年の作品が存在しないのか…。本書は、古今の代表的な作曲家四〇人の人物像やエピソード、作品を紹介。コンサートでのマナーなど役立つ雑学も随所に入れた。
感想・レビュー・書評
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ルイ14世下のリュリから始まりヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデルらのバロック派、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの古典派、シューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナーらなどのロマン派、そして近代、現代へと続くクラシック音楽の系譜をわかりやすく解説。代表作やオススメ曲などの紹介やおもしろ雑学コラムなど充実しています。きら星の如く天才音楽家の中でエリック・サティのおちこぼれぶりもある種の異才なのでしょう。彼と仲良しだったのがドビュッシーだったというのも何となく納得です。
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2022/05/20 読了
#rv読書記録
#読書記録
著名も著名なクラシック音楽の作曲者について様々に紹介した本。文章も平易で読みやすく、内容も面白さあり学びありと、クラシック入門としてもオススメできる一冊。
個人的にも、クラシック音楽を知る上でその作曲者や指揮者の裏側や歴史をしっかりと知っておきたいと思うタイプなので、非常にタメになった。
元々ラヴェルとラフマニノフを推していたけれど、この本を読んでさらにそう思うようになった。
ラヴェルがガーシュウィンに対して言った「あなたはすでに一流のガーシュウィンなのだから、二流のラヴェルになる必要はない」、痺れる。 -
新書文庫
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本書は,バロック期から現代に到るまでのクラシックにおける代表的な作曲家40名に焦点を当て,概ね時系列順に彼らの人物像,エピソード,代表作などについて紹介していくという構成を採る,クラシックに関する入門書的な書物である.
文面はエッセイ風に綴られ,非常に読みやすい.また,本文中の専門性の高い単語(例えば;『王は踊る』,「コメディ・バレー」,「モテット」など)に関しては,その都度に注釈が付けられ,その項の下部で簡単に説明するという構成となっているなど,初学者を強く意識した工夫が凝らされており,快適に読み進めることができる.
さらに,「クラシックが10倍楽しくなる! おもしろ雑学集」なるコラムが11篇,加えて「クラシックの素朴なギモン Q&A」と『ラブリー「作曲家占い」』が収録されているが,ここでは「第九」の呪いやCDの選び方,オーディオ機器の魅力,あるいは演奏会での振る舞い方など,クラシックへの一層の興味を誘う話題から実際に役立つ指南まで,広範な問題が取り扱われていて,読者を全く飽きさせない.「作曲家占い」も割と正鵠を射ているように感じられ,楽しく読むことができた.
なお,本書の特筆すべき点として,文庫本でありながら特別付録に8[cm]径のCDが付属していることが挙げられよう.これに関しては,インターネットの隆盛極まる今日にあっては不必要にも思えるものの,曲目解説も付いているので,手軽なクラシックの聴き方の練習に利用できるであろう.
総じて,本書はクラシック初学者にとって,極めて良質な入門書であると評することができる.さらに,入門に際しての「最初の1冊」として強く勧めることができる一冊でもある. -
作曲家ごとに解説とオススメ曲を記載。
軽いノリで楽しめました。作者の音楽への愛が溢れています。思わずくすりと笑ってしまう所も。
芸術家の変わり者の多さ!
8cm CDが付属しています…が、今このサイズのCDを聴けるプレイヤーの方が貴重じゃないでしょうか…。 -
凄く面白かったです。ネットで音楽検索しながら読むのがおすすめです。
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二ノ宮知子さんのカバーに引き寄せられるようにして買ったっけ。
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あの音楽家の一生を、2~3ページで楽しめます♪
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クラシックを聞くようになったので、読んでみました。
いろいろな作曲家たちの生い立ち、性格などがわかりやすく書かれていて面白かったです。
それにしても天才と呼ばれる人たちは私生活もすごいですね~。
CDも付属していてお得でした。