マイマイ新子

著者 : 高樹のぶ子

• マガジンハウス (2004年9月30日発売)

作品紹介・あらすじ

昭和30年、まだ日本中が貧しかった時代、しかし、季節の手ざわりや家族のつながり、そして生や死を身近に感じながら子供が子供らしく成長できた時代-失われた時代の命の豊かさを、魅力あふれる少女の目で描いた感動的な少女小説。

感想・レビュー・書評

[zyasuminnteaさんの感想 · 2013年2月11日]

赤毛のアン　より　マイマイの新子！

[kitakitaponさんの感想 · 2018年7月10日]

そういえば子供の頃は不思議なことがたくさんあったな〜と何かむず痒いような感覚を思い出した。
祖母と採った田ゼリの香りがどこからともなく匂ってくるような…懐かしさと仄かな哀しみでいつとはなしに涙がこぼれた。

[マエダさんの感想 · 2017年3月6日]

アニメを観る前に原作をば。

[morino-yukakoさんの感想 · 2015年4月1日]

日本版赤毛のアンを意識して書かれた作品。アンが想像上のお友達と語る行があるけれど、新子の場合は、これがマイマイ（笑）それにしても、水玉子気になる…

[文海胡さんの感想 · 2013年9月16日]

読んでいるわたしもすっかり新子。
戦後の昭和にどっぷり入り込んでしまいました。
麦畑の匂いや小川のせせらぎが聞こえてきそう。

[koochannさんの感想 · 2013年8月24日]

恋愛小説専科ともいえるような官能的な小説が多い著者にとっては新鮮な小説です。著者が「日本の赤毛のアン」を描こうとして自分の９歳の頃を主人公にしているのですが、その姿が大変懐かしい昭和20～30年代の思い出とともに浮かんできます。またトトロのサツキとメイの姉妹を思い出させるような妹との関係。そしてお爺ちゃん・小太郎の死で小説の最後が終わるのも印象的です。確かにこのような時代がかつてあったのです。ＴＶはなく、外で子供だけの秘密の場所（この小説ではお爺ちゃんと2人の秘密）を作って、「ごっこ」をする。私自身も経験があります。やはりＴＶの普及が子供を変えてしまったのだということを痛感しました。マイマイ（つむじ頭）のゆえに、ややひねた？少女の位置づけが楽しいです。

[ysknstさんの感想 · 2011年9月19日]

新子と友達になりたい！

「なんでも自分の目で確かめること」、こういう教えの元に育って真っ直ぐに生きる新子はとっても魅力的。

短編みたいで読み易いのもイイ！

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月26日]

防府、山口などを舞台とした作品です。

[katzdonさんの感想 · 2010年10月18日]

少年Ｈの少女版？さっくり読めた。しかし当時の少年少女はこのような物語をみな持っているのだろうな。物語のない人間なぞいないのだろうが。

[gandamuさんの感想 · 2010年5月29日]

新子の前向きな生き方と、おじいちゃんの存在感がとてもよく伝わってきて、なんだか・・・

著者プロフィール

小説家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」