【Amazon.co.jp 限定】教養として学んでおきたいビートルズ(特典PDF「ビートルズ『アルバム&ベスト盤』全紹介」付き) (マイナビ新書)

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  • マイナビ出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839972660

作品紹介・あらすじ

ビートルズは、ロック・ミュージック史上、最大にして最高のグループです。
一九六〇年代からこんにちに至るまで、性別も年齢も、人種も民族も、出自も職業も超えて、いまもなお多くの人びとに愛されています。もはや世界が共有する「教養」の一部なのです。

本書は、これからビートルズを本格的に聴いてみたい人たちに向けられた入門書であり、かつ彼らの偉業をさまざまな見地から考察してみたい人たちのための再入門書になります。

感想・レビュー・書評

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  • ただ「こんなことが凄い!」ってだけじゃなくて、もうちょい4人の人間関係とかの深いところに踏み込んだ考察が読みたかったかなぁ

    入門編とはいえ今の時代に敢えてこれ出す意味はよくわかんなかった

    松村雄策のエッセイの方が、深みがあるかな。

  • ビートルズに初めてふれる人やザッと歴史を知りたい人には、おすすめです。

  • ビートルズがどのようにして誕生したのかがわかる入門書。
    沢山の出会いと努力。
    そして、どれだけ影響を与えたのか。
    この一冊でざっくり理解することができます。

  • 正直wikipediaを読んだ方が早い気もするが、とりあえず国や世代を超えて多大な影響を与えたことがよくわかった。

  • ビートルズのことをサラッと知れる本。

  • 教養としておさえておく趣旨なので、そう深くないのは明らか。驚きはない本。ビートルズの幸運をラジオ・レコード・徴兵制撤廃と続く流れで説明していたところが、へー、とは思った。
    そして「ビートルズがアメリカの地を踏んだとき、アメリカにはヒーローが不在だった」からアメリカで大成功した、と。
    まあ、新しい視点という訳ではなく、当たり前の話しではある。が、当時を知らない自分にとって、なぜあれほど爆発的に?との疑問を、特に歳をとって思うようになったが、その要素の一部が明かされた感じはある。

  • 『#教養として学んでおきたいビートルズ』

    ほぼ日書評 Day386

    いい本だ。それなのにタイトルは完全な失敗だ。

    今年の夏にもと言われる、ビートルズの「新作」映画『ゲットバック』をみる前に読んでおくべき一冊。そんな風なビートルズ愛に溢れている。

    ファンならば既知のエピソードも多いが、なるほどと思った箇所をいくつか引用しておく。

    英語圏ではじめて「ビートルズ」という名を聞いた人は、ことごとく顔をしかめたという。日本では、「ビートル」(beetle)といえばカブト虫ということになっているが、英国人はカブト虫、クワガタ虫、ゴキブリの区別がつかず、どれも害虫として同じように嫌われているからだ。★ゴキブリまでもbeetleとは…。

    1997年11月、エリザベス女王は自身の金婚式の祝賀式典で、次のように述べてビートルズとともにあった歴史をふりかえっている。「この50年は、世界にとってはじつに驚くべき50年でしたが…もしもビートルズを聴くことがなかったら、わたしたちはどんなにつまらなかったことでしょう」ミドルブラウが上流階級をからかい、上流階級がミドルブラウの音楽に親しむ時代が到来したのも、すべてはビートルズから始まったことである。ビートルズは、新しい時代に生きる、新しい人間たちの可能性を示唆することで、「階級意識」を変容させたのだった。★フィリップ殿下薨去の数日後ということもあり、心に染み入る一言だった。

    当時のイギリスには、大人と子どものあいだの中間世代という考え方はなかった。じっさい、「ティーンエイジャー」という言葉すら、一九五六年になるまで誰も知らなかったのである。ティーンエイジャーなる言葉は、徴兵制が撤廃され、ロックンロールが輸入され、テディボーイ(不良)が生まれ、若者文化が醸成されるなかで、アメリカから持ち込まれ、そして定着していったのである。★言葉が概念を作るとはよく言われるが、ティーンエイジもその類とは!

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  • ビートルズ好きな人にとっては面白いだろうけど、タイトルにもあるような「教養」としてのビートルズとしてはちょっと難しすぎると思う。

  • ビートルズは実働僅か7年ほどで、解散時でも全員20代であった。しかし今でも世界的に影響力を持っている。しかし彼らの成功はブライアン・エプスタインとジョージ・マーティンがいたからこそである。エプスタインは大きなレコード屋の経営者という認識ではいけない。当時のイギリスのレコード屋は世界の音楽発信基地的な場所であった。またいまだ階級社会が根深く残り、話し言葉・身なり作法から聞く音楽に至るまで明確に分かれていたという。当時のリバプールには殆どいなかった、上品な身なりと完璧なアクセントを使う洗練されたエプスタイン(ビビアン・リーなどを輩出したロンドンの演劇学校RADAにも学んだという)がマネージャーとなったことが、ビートルズ各人の親族らを信頼させ、都会的となり、EMIと契約でき、マーティンと出会うという結果になったのだろう。その他時代背景とか地理的要因とか、あの4人が近所に住んでいたとか、実に様々な事象が運命的に重なって生まれたのがビートルズなのであるとのこと。歴史には往々にして偶然というか必然というか、この様な事が起こるものだ。(幕末から維新までも同様だろう)ミュージックシーンにおけるビートルズの意義を感じる。
    彼らが解散して50年が経つが、全く色あせない音楽は素晴らしいの一言である。


  • 多分、私の方がビートルズについては詳しい。

    ビートルズが解散して、すでに半世紀。

    前田武彦が、ビートルズの新曲を語っていた時代も随分昔。

    ビートルズについて何も知らない人向けかも。

    ポールが日本公演で、
    オブラディ・オブラダを歌い出すと、
    隣の比較的若い観客が、
    えっ、これもポールの曲って?!
    驚いてた。

    そんなことも知らんのか
    というより、無知の知でポールに詳しくなったからそれはそれで良いことだ。

    2012年のロンドン・オリンピック開会式で、
    ヘイ・ジュードを歌った
    ポール・マッカトニーって、
    ビートルズのメンバーだったんだよ。

    と言うことも知らない人には、本書は取っ掛かりになるかもしれない。

    コード進行を始めとして、音楽的な観点からは、
    書かれていない。

    斜め読みで十分かな。

    参考文献がいっぱい挙げられているので、
    興味があれば、こちらを読んだ方が良いと思う。

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著者プロフィール

河合文化教育研究所研究員(「現代史研究会」主宰)。著書に『日本人のための英語学習法』『はじめてのアメリカ音楽史』(以上、ちくま新書)、『教養として学んでおきたいビートルズ』(マイナビ新書)、『ずばり池波正太郎 』(文春文庫)など多数。

「2023年 『そのまま仕事で使える英語表現189』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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