酒の肴

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840118521

作品紹介・あらすじ

酒のみごころをくすぐる肴のかずかず。出すぎることのない、絶妙な味と量。ずっと本にしたかったお酒の師匠、船田キミヱさんの味。

感想・レビュー・書評

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  • カラーの写真で見てみたい!

  • 簡単なイラストと大きめの字ばかりの料理本。

  • 図書館で発見。絵と文のみなので、イメージが固定されることなく自由に作れそうな所が気に入りました。

  • お酒が好きな方、酒の肴の参考になります。センス抜群!!

  • ちょこっと、いろいろ
    が好きなので、おつまみご飯が好き。
    写真じゃないのがどうかな、と思っていたけど
    写真が入る必要はなし!

  • はじめに見たときは、「写真じゃないのかー」と
    戻してしまったのですが、『伝言レシピ』を読んでから
    やっぱり読みたくなって、ふたたび手に取りました。
    読み終えたら、この本には写真じゃなくて
    絵が合ってるんだなと納得。料理本はおいしそうな
    写真でなくちゃ、と思っていた私が浅はかでした。
    あとがきに、写真にしなかった理由が
    書いてあったせいもあるのですが、なるほど
    この本はただのレシピ本じゃないんだなと思ったのです。
    お酒飲んでるときに、次々出てきた肴がどれもおいしくて、
    あらっ、これおいしい、あらこれも、これもこれも・・・って
    写真撮る間もなくどんどん食べちゃって、
    お酒も進んじゃって、
    後日、またお酒でも飲んでる時に、誰かに
    「このあいだこんなの食べたんだけど
    すごくおいしくってさー」って説明しようとして、
    写真がないから絵を描きながら説明した感じ・・・
    とでも言えばいいのでしょうか。分量の書き方も、
    きっちりではなくて、目安だし。

    自分が酒飲みではないので、
    たとえ「ごはんのおかずと、酒のさかなは違う」と
    書いてあっても、この本を読みながら何度も
    「あー、ごはん食べたーい」と思ってしまいました。
    もちろん、実際にはやらなくても、
    これでお酒きゅっと飲んだらおいしいだろうなーとも
    思ったので、ほんとの酒飲みの人には
    ますますたまらんのじゃないだろうかと思います。
    こういうの、「とりあえずこれで飲んでてー」って
    ささっと作れたらかっこいいなぁ。

    季節別になっているので、読みながらなんとなく
    この時期はこれが旬なんだなーと感じることもできるし、
    巻末にはさくいんもついているし、それから、
    おそらくはこじんまりとした飲み屋さんの台所で
    いろんなものを作っているからこそだと思うのですが
    基本のおだしをちゃんととっておけば
    あれこれ応用できるんだなとわかるところが
    読み手にやさしく感じられました。
    さてさて、秋ごぼうのごまあえでも作りますかー。

  • 酒のさかなは、ちょぴっと物足りないくらいの量がいい。
    立派でなくともありあわせの材料で気合でチャチャっと作る。
    気分で味付けは変わるし、盛り付ける器も役者なのだ。
    「どうぞ」と言われたら、即箸をつけて賞味し、間に挟んだ酒で
    肴のよすがを楽しむのがいい。至福、口福な瞬間。


    この本の調理人は小料理屋さんの女将。
    ケバくないきりっとした佇まいの女将の出す「肴」に
    高橋さんがほれ込んだ気持ちはよ〜くわかる。

    取材のため半年間かよって「肴」ともちろん「日本酒」を堪能する。(いいな〜)

    「肴の写真を撮るのは、それだけで気分がそがれるから、絵と文字だけの本にした・・」ってか??

    鉛筆あるいは絵色鉛筆使用で「食べもの」の美味しさを表現するのはどだい無理です!!
    刺身のつま(くねくね線)、振りかけたゴマ(点々)・・それはなに?という感じですよ。

    どんなにスケッチが旨い人でも、魚とか野菜の素材ならともかく料理は写真が一番です。
    惜しい本です。

  • 図書館でドラマティックに出遭った。

    好き、この本。

    著書がお酒の師匠と慕う船田キミヱさんは川崎の飲み屋さんのおかみさん。
    その船田さんのすばらしきメニューが鉛筆イラストで(ここ結構ポイント高し)紹介されている。

    春夏秋冬に別れたメニューも使いやすそうだし、親切すぎないレシピもいいです。

    今日は早速『白菜のホットサラダ』を作ってみたけどこちらの年期が足りずなんだか失敗。
    でもめげずにいろいろ作ってみるぞ。

  • 文章とイラストのみのシンプルな料理本。
    ささっと作って、ゆるゆるとお酒を飲もうぜ!って気分になる。
    牧野さんのイラストがとっても素敵。

  • この本をつまみに酒が飲めます。
    いや、ほんと。
    食いしん坊を自称するスタイリスト、高橋みどりさんが紹介するあまたのおつまみ。
    魚をさばくところから始まる「私には絶対無理だ!」というものから、きちんといい材料を選んでいいおだしをとってゆっくりことこと煮れば大丈夫な「私でもできるかも?」と一瞬だまされるもの、材料を切って和える「まあこれならなんとか」なものまで約100種類のおつまみレシピ集です。
    この文章を書くために読み返そうとしたのですが、空腹に耐えられそうになくてやめました。
    酒好き、それもチェーン系とかではなく自分の好きな店をもっていてそこで一皿一皿きちんとつくられたおつまみを楽しみながらくいくい飲む派の人は絶対読むべき!
    課題図書です。推薦図書です。

    1つだけ注文をつけるなら、器好きの高橋さんの器とおつまみのコラボも見られたら最高だったなあ、と思うのですが、まあそれは贅沢と言うものでしょう。

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著者プロフィール

スタイリスト。1957年群馬県生まれ、東京で育つ。女子美術大学短期大学部で陶芸を専攻後、テキスタイルを学ぶ。大橋歩事務所のスタッフ、ケータリング活動を経て、1987年にフリーで活動をスタート。おもに料理本のスタイリングを手掛け、100冊以上の本にかかわる。著書に『うちの器』、『伝言レシピ』、『ヨーガンレールの社員食堂』『おいしい時間』、共著に『毎日つかう漆のうつわ』、『沢村貞子の献立日記』などがある。栃木県の黒磯でセレクトショップを営み、現在は東京と黒磯の二拠点生活を送っている。

「2021年 『人と暮らしと、台所~夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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