私の家では何も起こらない (幽BOOKS)

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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840131650

感想・レビュー・書評

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  • 不気味。

  • 怖いけど、そこまで怖くない本。

  • 丘の上に立つ古びた屋敷の長い歴史の中で起こる様々な怪奇話の連作短編集。その屋敷を訪れた人や、そこに引っ越してきた人たち、そして人であったものたち、などによって塗り重ねられていく屋敷の怪異譚。この本に収められた各短編はどれも既視感・既読感がつきまとう。なぜなら筒井や小松の国内SF短編の怪奇ものと題材がオチが似ているからだ。また“ダークファンタジーコレクション”“異色作家短編集”“奇想コレクション”などで読める海外作家短編。特にダン・シモンズ、シオドア・スタージョン、フレドリック・ブラウンなどとも近い感じがする。よって、恩田ファンや恩田作品完全読破を目指すならともかく、そうでないなら、この本より上記の作品群をお薦めする。

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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