マタタビ潔子の猫魂(ねこだま) (ダ・ヴィンチブックス)
- メディアファクトリー (2010年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840131698
感想・レビュー・書評
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ファンタジー。ちょっとイラッとする人にお仕置きする妖怪のお話。
最初の三話くらい短いほうが好み。
かるく読むにはいいかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫の視点で飼い主周辺の出来事を語る系
…かと、読み始めると
猫は「猫魂」、日本古来の憑き物で、
飼い主のストレスが溜まりまくって負のパワーが放たれる時、憑いて、ストレス源の人間に憑いてる憑き物を喰らう…あー、もう、うまく説明できない
溜め込んだストレスが解消される様がスカッとします
猫魂と潔子の出会いはちょっとジーンとしました -
憑き物「猫魂」が宿主の女性のストレスが限界を超えると憑依して一刀両断、というエンタメ連作集。
西洋の憑き物が広がって日本固有の憑き物が追いやられつつあるというのは面白かったなー。
それぞれ中心となる出来事がテンプレ過ぎる感はあるものの、一般的によくあることだからテンプレになるわけなので、それを考えれば入って行きやすいのだろう。
文章も読みやすかった。 -
身近の困った人にも憑き物が付いているかも、と思うと少し許せる。
『いやなことを断らぬ奴もいやな奴』
天道先生結構はまります。 -
面白かった。
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暴食、潔癖症、結婚賛美、年齢。ありがちなトラブルの種。でもそれが、その人に何か憑いているとしたら?そして反論ひとつできない自分に猫が乗り移りコテンパンにしてくれるとしたら?やられっぱなしだった主人公「潔子」に猫魂が憑依して憑き物を退治していく痛快ストーリー。読後、少しスッキリ?
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さらっと読める内容です。
ダ・ヴィンチ文学賞ってのを知っていたので、借りてみました。
OLと猫と憑き物という設定が面白いですよね。
Jホラーが好きなので、設定が結構いいなって思いました。
憑き物がどうして人に憑いたのかをしっかり説明してくれるので理解しやすいです。
昔からの(鬼太郎的な)妖怪とかではなく現代の生き物ってところも、また、なぜソイツが憑き物となるのか、わかると「あぁ!へー」って言っちゃいます。
ただ、印象が薄く、インパクトに欠ける部分が多いと思います。
もっと話を盛っても、私的にはOKなんですけどね。