※キノの旅 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-1)
- メディアワークス (2000年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840215855
感想・レビュー・書評
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狂った国をめぐる旅。
どいつもこいつも狂っているが、狂っていると断じはしない。
教訓を暗示させるような書き方が昔話っぽいと思った。
銃へのこだわりがすごい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは良い、なかなか好きだ
終始淡々としたキノのキャラクターと、どこか人間の愚かさを皮肉ったような構造をしている様々な国の雰囲気がとても良い
相手の気持ちが全部わかれば真に分かり合えるだろう、多数決こそ真の民主主義だ、大人はそうあるべきなのだ、平和に犠牲は付き物なのです......
様々な国に住む色々な人。自身の間違いに気が付く人もいれば、最後まで自分こそが正しいと信じて疑わない人もいる。でもキノはその間違いを断罪するなどということはない。冷静に、覚めた視線でそれを眺める。それがこの作品の他のライトノベルとは一線を画すところだと思う。そしてだからこそ、どこか胸にズキリと刺さる何かがあるのだ -
中学生の時に、自分と同じ名前が書いてあるからとゆー理由で手にした初めての小説。
それまでは、漫画ばっかりだったが、すーっと読みきれる内容で、私が小説にハマるきっかけでした。 -
現代版星の王子さま。5巻あたりからマンネリ化していきますが、ラノベにはない叙情的文章が新鮮でおもしろかった。
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小学六年生の頃に出逢いました。いまでも、だいすきです。
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この作品の絵は、実は母校の卒業生が描いていますww
私達より先輩だけど。
私のお薦め☆
キノとモトラドが色んな国に行って旅する話^^
短編だから読みやすいし、国によって違う面白さを味わえるから、良い! -
とってもシニカル。16巻まで読んだ。
15巻から登場のフォトが好き -
人気絶頂の頃に友達に貸してもらって読んだけど合わなかった。つまり「このくだらない美しい世界」とか何とか言いたいんでしょうか。世の中の矛盾や理不尽さについて客観的に淡々と語られていくだけだけど、そんなものはここに書くまでも無く当たり前の事で、私たちはそういう世界の中で生きているし、私たちが信じている常識は非常識にもなりうるものだし、もし矛盾に気付いたとしてもそれに折り合いをつけて生きていかないとこの社会に居られないわけで。だからこの小説は単に現実というものを分かりやすく示しているだけなのでそこには何の感慨も湧かなかった。
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自らが起こした雪崩に、責任を感じる雪片はひとつもない。
「自分」という国のない輩を描いたブラックユーモア。
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何事も極端が過ぎると、待っているのは破滅だけ。
人間の美しさ、醜さ、そんなものがダイレクトに
伝わってきました。