学校を出よう!(3) The Laughing Bootleg (電撃文庫 た 17-3)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 320
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840224864

作品紹介・あらすじ

密室で一人の少女が煙のように消えうせた…とはいってもそこは超能力者たちが押し込められ、不思議も秘密も盛りだくさんな第三EMP学園の女子寮でのこと。なにが起こってもおかしくないわけで、でもなにか起こった以上、やっぱり解決は必要で-。というわけでこの怪事件の謎を解くため、乗り出したる我らが光明寺茉衣子!もちろん彼女がそこで見聞きすることが彼女にとってとんでもない悪夢であると、知る由もなく…。人気シリーズ第三弾、登場。

感想・レビュー・書評

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  • 昔好きだった。片付けたら出てきたので、ついつい読んでしまった。
    若菜ちゃん可愛いなぁ

  •  

  • 個人的な意見だが、ハルヒより学校を出よう!シリーズのほうが個人的には好きだ。ちょっとまだるっこしい比喩とかぐるぐるした言い回しとかあるものの、哲学的なスパイスが効いていて愉しく読むことができる。
    ドッペルゲンガー的なあれが思念によって沢山現れてしまう世界。それは、人間とほとんどそっくり、というより見分けのつかない存在であるけれども、願望のままに生み出された思念体として特徴を有している。その中で、ねぇ、理想の人間とリアルの人間が存在していたら、どちらを友人や恋人して選ぶ?と問いかけてきているかのようだ。
    つまり、自己のアイデンティティーならぬ、他者のアイデンティティーに対する自己の社会への適応性を問い詰めているとも言える。
    と、まあ、相変わらずの面白さや美味さであるが、やはり『彼女』の力で全て解決。ってのではちょっと脈絡がない、というか、安易じゃね?とも思わなくもない。そんなことを考えながら寝る。眠い。

  • おもしろかったです。

  • 4840224862  293p 2003・10・25 初版

  • 消えたことと増えることがおんなじ現象でくくってまとめ上げたところがいい。


    最後の後味の良さ・悪さをどう判断するでかなり評価が分かれそうで、自分と同じ人間といっていい存在が消える切なさみたいなのを感じつつ、あんまり共感まではできなかったかなあという印象です

  • 相変わらず騒々しい妖撃部と保安部対魔班班長が微笑ましく、高橋くんの再戦が嬉しい一作です。EMP能力が起こす事件で一巻と繋がる内容で妹の若菜ちゃんも登場。何よりキーワードはこうでありたい自分や彼、彼女が複製されるということです。淡い心地よい偽りを逢瀬と楽しむのか、全てが望み通りにいくとかぎらない現実を選択するか。きっとどちらも正しい選択なんでしょうね。客観的にみれば嘘偽りの快適な世界が「正義」だと言い切れるだろうけど、人間はそうも強くありません。実際、偽りで全て願いが叶うことがあるとすれば選択によってどちらも正しく「正義」であると思います。

  • 言わずと知れた『涼宮ハルヒ』シリーズの谷川流、電撃文庫でのシリーズモノ第3弾。

    なんだ、この消化不良感は・・・
    多読の一部で読んでいったため、定期的に10ページずつくらい読むという変な読み方をしているせいかもしれんが、大した盛り上がりもなく、いわゆる事件解決もあっさり過ぎて拍子抜け。先に繋がる伏線なのかもしれないが、そろそろ読むのが辛くなってきたやもしれん。というか、そもそも「EMP」という設定自体が、面白くはあっても「ユルイ」というか、ハッキリしてない分 わかりにくさを生んでいるように思う。

    一応 線引きしたが、ほぼ緑しかない。というか、緑の表現をたくさん見つけたくて読んでいるようなもの。やはり独特の言い回しというか、些末なことを実に巧妙な表現で書き表す手法はすばらしいと思う。

    というか、もっと真琴を出せ(←

  • 1巻のサブキャラクター主役。
    話のロジックには魅力を感じないが、エピソードはそこそこ。

  • 学校を出ようシリーズ第3巻。
    この作品より、主人公の位置付けを辛うじて佳由季に残し、実質的な主人公(狂言回し?)を光明寺茉衣子に移して話は進みます。
    話としても第3EMP学園がほぼ初の舞台となり、生徒が減ったり増えたりするという、非日常を絵に表した良い作品と見えます。

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著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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