バッカーノ!1933<上> THE SLASH ~クモリノチアメ~ (電撃文庫 な 9-10)

著者 :
  • メディアワークス
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840227872

感想・レビュー・書評

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  •  新旧キャラ入り乱れての、刃物持った危ない人たちによる群像劇。
     成田良悟さんらしいハイテンションな文章に乗せて、人物たちの思いが交錯する作品です。

     上巻では、鋏使いチックと刀使いマリアのコンビの出番が多いのですが、とても好きなコンビです。
     子供っぽいのにその実とても大人びているチック、外見は美しいお姉さんなのに何かを切りたくて仕方がないマリア。
     一見おちゃらけた二人ですが、作品の紹介文からも分かるように、彼らが刃物を振るうには確固たる信念があるのがかっこいいのです。

    「鋏使いのチックは無邪気に人を斬る。見えない“絆”がどれだけ傷みに耐えられるかを確かめる為に。刀使いのマリアは陽気に人を斬る。この世に斬れないものなど無い事を信じる為に。」


     あとは、最後の、大御所登場シーンでぞわっときました。
    「お楽しみは、これからだ」

  • この作者は本当に凄いなぁ。
    登場人物を一つの場所に集める構成と文章が好きです。

  • 2010/6

  •  バッカーノ、1933年のお話です。
     ちなみに上巻のサブタイトルは「クモリノチアメ」で下巻のサブタイトルは「チノアメハ、ハレ」です。
     バッカーノの面々の中の刃物オタク(?)大集合って感じですか。

     も、とにかくこのシリーズは、人間関係やら何やらがごちゃごちゃと絡み合ってるのが醍醐味なので、ネタバレになりそうなことは一切言わないつもりです<手抜きじゃないよww
     ただ、どんなキャラが出てこようとこれだけは普遍的である「腹の中の一本槍」(from尾田栄一郎@ONE PIECE)っていうのが、きちんと表示されてるところが憎いです。
     何を象徴して、そのキャラを体現するか、っていうところのピントがめちゃくちゃあってるんだと思う。

     にしても「不死者」であるということも、窮屈なんだね。
     だから、ヒューイは…。

  • たまらん!!

  • 時代がぐるぐる変わる作品、登場人物も物凄い多いですがだいたい壊れてます。
    電撃文庫を読むきっか%

  • 2010年3月8日読了。2010年61冊目。

    バッカーノ!シリーズ6冊目。
    アニメにはなっていない原作。
    最後クレアが出てきたことで、物語がまた複雑になりそう。
    あいかわらず読みやすい。

  • マリアとチックのコンビが好きだなー。

  • 今回も面白かったー!
    チックとマリアが予想以上にいいキャラしていた。

  • 続きが読みたくなる書き方だなぁ

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著者プロフィール

東京都生まれ埼玉出身の小説家。『デュラララ!!』『バッカーノ!』『Fate/strange Fake』(すべて電撃文庫)などを執筆。小説以外にも『デッドマウント・デスプレイ』(スクウェア・エニックス)などの漫画原作のほか、ゲームシナリオやドラマ原作など多種多様な作品を手掛ける。

「2023年 『シャークロアシリーズ 炬島のパンドラシャーク〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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