半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2005年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840229364
感想・レビュー・書評
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夏目を出した時からこれがやりたかったんだろうなってのを、きっちりと描けてるのが丁寧で良いね。これまでで一番好きな巻。
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2010/10/29(~329終)
3・4と一緒に借りたので、読む。
4巻はかなり、お涙が要求される話でした。
意味不明でひねくれすぎているため好きではなかった夏目先生の過去が暴露されるたびに、「ああ・・だからか」と悲しさの納得をしました。
そして、裕一と里香の今後がさらに気になる展開にまできました。 -
読み始めたら止まりません。さくさく読める。
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今回は、夏目先生が陰の主役?
雄一パートと夏目パートが錯綜。
雄一に対する夏目の態度も緩和されているように思うけど〜
どうしてだろ?
この人の雄一に対する態度が、
雄一のためというよりは、余裕がないようにしか感じられないんだよなあああ。
度量が狭いよ〜
想像力も貧困だよ〜
亜希子さんは、雄一の視点も、りかの視点も、お母さんの視点も
鑑みた上で、
客観的な意見を出してるのに。
う〜ん、私は夏目先生にはもはやからい評価しかできないのでだめですね。
でも夏目先生の嫁は凄くよかった!!
あの嫁を選んでいるということだけで、
この人の本質が垣間見えた気がした!
結局、りかとおんなじで、
気づいてほしいナイーブな自分を隠してるけど、
でも誰かに気づいてほしい
それをほれほれっとうちひらくのが嫁だったんだなあ。
偉大なり。
今回はチボー家のなぞもあかされぬまま。
次へれっつらごー -
傑作。
もうこの巻は最初から最後までたまりません。 -
なぜか夏目先生がカッコイイ印象に変換されてしまう、魔の四巻。
ちくしょー、二巻で悪く言ってごめんな、夏目先生。
里香の手術は無事に終わったのに、会うことを禁止された裕一の葛藤や苦悩とか、似たような経験をしてきた夏目先生とか、途中で未来の裕一が出てきたりとか、作品に引き込まれて一気に読み終えました。
ただ、時系列で書かず場面転換がありすぎるので、「夢オチ?騙された?アレ?」と思わされたことが多々あって、とても悔しいです。
恋愛物語が好きだー。
応援したくなるし、自分も応援されてる気持ちになれる。
みんな幸せになってほしい。
もちろん、みんなの中には自分も含めて。 -
4巻です。
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裕一は夏目先生と同じ結末になるのかと、気が気で読んでいた。
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『彼等の孤弱を憐れんで、今後とも道塗に飢凍することのないように
計らって戴けるならば、自分にとって、恩倖、これに過ぎたるは莫い。』
(中島敦『山月記』)
夏目の過去と裕一の決心。
経験者は自分が苦い思いを味わっているから、似た状況が繰り広げられて
いるのを眼前にすると「やめとけ」って言ってしまう。
ただ、それは当事者にとっては、ただのおせっかいに感じるんだろうね。
行動して始めて理解できることもある。身に覚えありまくりだ。
なんか青臭い気持ちになるが、それもまた良し。 -
20091229
3日間