中学受験は挑戦したほうが100倍子どものためになる理由: 迷っている親子のための受験のすすめ

著者 :
  • みくに出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840306522

作品紹介・あらすじ

「中学受験は親子の成長の大きなチャンス!」
「我慢やつらさばかりでない受験生活を続けるためのアドバイスをお伝えします!」

いま、たくさんの小学生が中学受験を目指して塾に通い勉強を続けています。でも成績が上がらない、志望校に偏差値が届かない、子どもが勉強を投げ出す、親子でけんかばかりしているetc. つらい思いばかりしている家庭も多いようです。また、これから中学受験をさせたいと思っている親でも、勉強で苦労させたくない、塾通いを続けたら子どもらしい生活ができないのでは、などなど思い悩むことが多いものです。

そんな悩みをもつお母さん、お父さんに向けて、「中学受験は親子で挑む冒険物語」で「家族の成長のチャンスなのだ」とストレスマネジメントの専門家・Donさんこと田中純先生がわかりやすくお伝えします。

「主役は子ども、親は脇役」「学校や塾は仕掛け」「偏差値で一喜一憂は意味なし」「親ができることは何か」「家で言えると癒える」などなど、読めばその日から子どもへの接し方が変わるでしょう。
好評の『ストレスに負けない家族をつくる』に続き、中学受験と子どもの成長に焦点を絞ったDon先生のアドバイスをお読みになれば、中学受験が親子にとっての一生ものの宝になること、間違いなしです。

感想・レビュー・書評

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  • 自身は開成を卒業後、公文国際学園の立ち上げに参画し、その後は学校カウンセラー等の職務を経験してきた著者が語る、中学受験のススメ。

    なぜ、中学受験を勧めるのか?
    それは、中学受験のプロセスが、子が親離れして一人の人間と育っていくために、そして同時に親が子離れしていくために、格好の装置だからである。

    私立中高一貫校の教育が個性に富み、工夫されていること、厳しい受験を潜り抜けてきた学友たちと6年間を過ごすこと等は分かりやすい長所である。

    それにも関わらず中学受験の世界に踏み出すのに躊躇いを感じる親はいるであろう(私がそう)。
    しかし、時にハードな中学受験勉強は、その過程において子供にとって一生ものの"宝物"を身につけることができる素晴らしい体験である。
    親ができることは、子供にチャレンジングな体験をさせずにかくまうことではなく、我が家・家族という子供が安心できる"安全地帯"を整備し、そこから子供の挑戦を応援することではないか。
    いつまでも子供の手を握り締めていてはいけない。
    著者はそう説く。

    いま、目の前にいる7歳の我が子はまだまだ頼りなく見え、中学受験の世界に送り込むことに躊躇いと葛藤を覚える日々であったが、読むべき時にこの良書を読めたことに感謝したい。
    悩める親の背中を押してくれる。

    書店で平置きになっていたので新刊かと思い手に取ったが、よく見ると2016年の刊である。
    にも拘わらず何冊もそろえて平置きしていた池袋のジュンク堂には感謝するしかない。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授

「2022年 『イメージの記憶(イメージのかげ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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