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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846005030
作品紹介・あらすじ
激動する国際環境の中で、日本の大学は生き残れるか。多年、教育行政に関わり、今また日本初の公立大学法人「国際教養大学」を立ち上げた著者による待望の大学改革論。
感想・レビュー・書評
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グローバル化が進む今日の世界で、日本や日本人が精神的に鎖国を続けているのは明らかで、外国語が話せない人・外国人に過剰な拒否反応してしまう人があまりに多すぎる。「日本から出るつもりなんてないし、日本人は日本語だけ話せればいい」とする考えは確かに個人のレベルでは妥当なのかもしれない。しかし国全体で考えれば外国語を話せる人が少ないことは情報発信力が少ないことを意味し、結果として世界の流れについていけない、仲間はずれの国となってしまう。
著者の中嶋氏は特に日本の高等教育で英語教育をしていない、「日本人が日本語で日本人を教える」大学の教育のあり方に疑問を呈し、自らが秋田県の国際教養大学の学長として現在も国際人の養成に挑んでいる。私は彼の開学精神に共感するし、今後も英語を磨きながら、日本と世界に貢献できる人材になれればと思っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生が先生を評価するという制度は日本で根付くのか?国際教養大学に注目。
グローバル時代はアイデンティティーの時代。国籍やバックグラウンドも違う人たちと協力して仕事を組み立てられる人、自分の意志や希望を他人に伝え、その人の考えもよく理解できる人材が求められるようになる、と明石元国連も言っていた。
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