- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860520120
感想・レビュー・書評
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まず装丁がすごい。左ページは英語訳がついてます。ふんわりした感じのお話なのに心にしっかり残る何かが得られる気がします。今度じっくりもう一度読みたい
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この人の本は好きでよく読んでるのだが・・・この本はどうだろう・・・。
この人の話は、異質なものが持っている美しさとか誠実さとかに光を当てるものが多い。この話もそのパターンなんだけど、話が短いのとイマイチ登場人物に魅力が感じられず、感情移入ができない内に終ってしまう。 -
07年4月。
ばななさんは最近よく読むけど、
いろんな意味で変わった人が出てくる。
映画になったから皆さんご存知ですよね。
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アルゼンチンババア
いったい誰よ?それ?
って感じで、まずはそのネーミングに惹かれた
街はずれの廃屋みたいなビルに住む、変わり者で
有名なアルゼンチンババア
妻を亡くしたみつこの父親はなぜかその
アルゼンチンババアと暮らし始めた
アルゼンチンビルを訪ねたみつこが出会った
アルゼンチンババアの”ゆり”は
魔女のような不思議な女性
おおらかでかわいくて
優しくて切なくて
吉本ばななさんの本、久しぶりに読みました。
独特の世界観があるよね。
身近な死を描きながら生命の輝きも感じる。
とても薄っぺらくてすぐに読めちゃう短編
でも、読んだ後は優しい気持ちになれる。 -
映画化され気になっていたので…。半分は英文です。挿絵と写真もたくさん入っていて独特の雰囲気をもった本です。<br>
07'7'11 -
なんでも気づかれている、そんなアルゼンチンババアを好きになる。最初は違和感、だんだん好意を持つようなそんなひと。
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『私はこの人生で私のための遺跡を
自分で作っていかなくてはならない。』 挿絵がとっても可愛い。 -
なんだか心の中に残った。
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2007012
「私」の母親が死んだとき、父親が失踪する。そしてアルゼンチンビルと呼ばれる廃墟のようなビルに住むアルゼンチンババアと呼ばれる奇妙な女性と住んでいることが判る。「私」はそこで父と再会し、アルゼンチンビルをしばしば訪ねては、父とアルゼンチンババアと時間を過ごすようになる。その生活を通して、「私」は母の死を改めて受け止め、また死と生について考える機会を得る。<br>
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<a href="http://www.rojix.com/dr/dr200702b.html#20070225b01" target="_blank">ロングバージョン</a> -
2007.06. ちょっと泣きそうになる、ばななさんの本は。奈良さんとのコラボレートという感じで、半分以上アートな本だった。カラフルなページに様々な段組は読んでいて疲れたけど、奈良さんの絵や写真はやっぱり好き。アルゼンチンババアの声が聞こえてくるような、埃まみれのこたつが浮かんでくるような本だった。